15の夜
尾崎豊
「15の夜」
作詞・作曲 尾崎豊
昭和58年(1983年)
伝説のアーティスト、尾崎豊
十代でデビューした十代の教祖、若者のカリスマ
そして、それは早すぎた死によって永遠となった…
遺作となったアルバム「放熱への証」のジャケットには、
奇しくも十字架の上に横たわる尾崎豊が描かれていた
マルタツはオザキ信者ではない
尾崎豊がデビューした頃はもう社会人だったしね
もし、当時マルタツが十代だったら、オザキを崇拝していたかもしれない…なんて思う事がある
「北の国から」の純くんみたいにね(笑)
この社会に抵抗する事もできず、やがて従順な飼い慣らされた大人になってしまう…
確かに若い頃は受け入れがたい事だった…
そうなんだよなぁ…オザキは生真面目な奴なんだね
そうでなければ、ここまで突き詰めたりしないだろう
歌詞もストレートだもんな…嘘をついていない
圧倒的な存在感とパワー、狂気をも感じさせるパフォーマンスには大いに魅了されたが、
尾崎豊は、何よりその作品が光を放っているのだと思う
尾崎豊はCBSソニー・オーディションでデビューしているんだね…五十嵐浩晃、堀江淳の後輩になるのかぁ
作詞作曲する前は因幡晃の「わかって下さい」とかを弾き語りしていたらしい
なるほどね…イメージは違うけど、伸びのある美声、張りつめた歌い方は共通しているかもしれない
中学時代に作った初のオリジナル曲が「町の風景」
「街の風景」としてレコード化される際に、ディレクター(浜田省吾を手掛け、自らも作詞する須藤晃)に歌詞を赤ペンで削除されている
その歌詞が凄いのだ!
♪人間喜劇さ…
愛憎の渦だよ…
とてもデビュー前の少年の歌詞とは思えない
父親と短歌を詠んでいたからなのか…非凡な表現力だ
やはり削除には納得がいかなかったらしく、ライブではこの歌詞も歌っている
やはりオザキに妥協は似合わないもんな(笑)
「町の風景」オーディション・テープ+追加録音
美声だなぁ♪それに男前だし…
伝説となるべく、生まれたんじゃないか?とさえ思う
まだこの時点では、ライブで研ぎ澄まされた…あのロック・ヴォーカルではないんだね
尾崎豊のように歌詞が明瞭に聞こえるロック歌手は、過去に日本には存在していなかったような気がする
まるでフォークのように言葉が、メッセージが響いてくる…それは意味を、想いを伝えようとしているからだろう
しかし決してフォークのように言葉に持たれかかってはいない…
それが熱いロックを感じさせてくれるのだ♪
デビュー曲となった「15の夜」は、当時17歳だった尾崎豊が14歳の頃を振り返って歌っている歌…
だからホントは「14の夜」というタイトルでなければおかしい
オザキが妥協したぞ?(笑)…語呂が悪いからなんだろうね
リアルタイムを表現した「十七歳の地図」と比較すると、
「15の夜」では過去を俯瞰で客観視しているのが伺える
さらに、そこから「普遍」や「真実」を導こうとしているんだから…なんて強欲な奴なんだろう
「自由になれた」ではなく、「自由になれた気がした」だもんな〜
この認識の深さ…並じゃない
「15の夜」は中学生のオザキが仲間達と家出をした…その実話を歌っていると言われている
しかし、この歌の有名なフレーズ「盗んだバイク」は、実は自転車だったらしい…
オザキ、偽装したのか?(笑)
なるほどね…中学生でバイクとなるとハードルが高いし、自転車ならたくさん放置されてるもんね
それにバイクという英語は自転車を意味するし…いわゆるオートバイはモーターバイクと言わなければならない
つまり、脚色はしていないという事になる(笑)
オザキの奴…なかなか英語のセンスもあるんだな♪
「15の夜」尾崎豊、10代のライブ映像
「15の夜」
作詞・作曲 尾崎豊
昭和58年(1983年)
伝説のアーティスト、尾崎豊
十代でデビューした十代の教祖、若者のカリスマ
そして、それは早すぎた死によって永遠となった…
遺作となったアルバム「放熱への証」のジャケットには、
奇しくも十字架の上に横たわる尾崎豊が描かれていた
マルタツはオザキ信者ではない
尾崎豊がデビューした頃はもう社会人だったしね
もし、当時マルタツが十代だったら、オザキを崇拝していたかもしれない…なんて思う事がある
「北の国から」の純くんみたいにね(笑)
この社会に抵抗する事もできず、やがて従順な飼い慣らされた大人になってしまう…
確かに若い頃は受け入れがたい事だった…
そうなんだよなぁ…オザキは生真面目な奴なんだね
そうでなければ、ここまで突き詰めたりしないだろう
歌詞もストレートだもんな…嘘をついていない
圧倒的な存在感とパワー、狂気をも感じさせるパフォーマンスには大いに魅了されたが、
尾崎豊は、何よりその作品が光を放っているのだと思う
尾崎豊はCBSソニー・オーディションでデビューしているんだね…五十嵐浩晃、堀江淳の後輩になるのかぁ
作詞作曲する前は因幡晃の「わかって下さい」とかを弾き語りしていたらしい
なるほどね…イメージは違うけど、伸びのある美声、張りつめた歌い方は共通しているかもしれない
中学時代に作った初のオリジナル曲が「町の風景」
「街の風景」としてレコード化される際に、ディレクター(浜田省吾を手掛け、自らも作詞する須藤晃)に歌詞を赤ペンで削除されている
その歌詞が凄いのだ!
♪人間喜劇さ…
愛憎の渦だよ…
とてもデビュー前の少年の歌詞とは思えない
父親と短歌を詠んでいたからなのか…非凡な表現力だ
やはり削除には納得がいかなかったらしく、ライブではこの歌詞も歌っている
やはりオザキに妥協は似合わないもんな(笑)
「町の風景」オーディション・テープ+追加録音
美声だなぁ♪それに男前だし…
伝説となるべく、生まれたんじゃないか?とさえ思う
まだこの時点では、ライブで研ぎ澄まされた…あのロック・ヴォーカルではないんだね
尾崎豊のように歌詞が明瞭に聞こえるロック歌手は、過去に日本には存在していなかったような気がする
まるでフォークのように言葉が、メッセージが響いてくる…それは意味を、想いを伝えようとしているからだろう
しかし決してフォークのように言葉に持たれかかってはいない…
それが熱いロックを感じさせてくれるのだ♪
デビュー曲となった「15の夜」は、当時17歳だった尾崎豊が14歳の頃を振り返って歌っている歌…
だからホントは「14の夜」というタイトルでなければおかしい
オザキが妥協したぞ?(笑)…語呂が悪いからなんだろうね
リアルタイムを表現した「十七歳の地図」と比較すると、
「15の夜」では過去を俯瞰で客観視しているのが伺える
さらに、そこから「普遍」や「真実」を導こうとしているんだから…なんて強欲な奴なんだろう
「自由になれた」ではなく、「自由になれた気がした」だもんな〜
この認識の深さ…並じゃない
「15の夜」は中学生のオザキが仲間達と家出をした…その実話を歌っていると言われている
しかし、この歌の有名なフレーズ「盗んだバイク」は、実は自転車だったらしい…
オザキ、偽装したのか?(笑)
なるほどね…中学生でバイクとなるとハードルが高いし、自転車ならたくさん放置されてるもんね
それにバイクという英語は自転車を意味するし…いわゆるオートバイはモーターバイクと言わなければならない
つまり、脚色はしていないという事になる(笑)
オザキの奴…なかなか英語のセンスもあるんだな♪
「15の夜」尾崎豊、10代のライブ映像
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Comments
鋭い御指摘ありがとうございます♪
なるほど〜「愛憎の渦」も「人間喜劇」も出てくるんですね!
パクリというより、オザキはこの言葉に衝撃を受けたのだと考えられますね
とても興味深く拝見いたしました!
http://4seasons-poetry.blog.jp/archives/1041978816.html
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私は又あした遠く去る、
あの無頼の都、混沌たる愛憎の渦の中へ、
私の恐れる、しかも執着深いあの人間喜劇のただ中へ。