メイベリーン
Chuck Berry
Maybellene
1955
チャック・ベリー、デビュー!
セントルイスのクラブでプロ・ミュージシャンとなったチャック・ベリー・・・
クラブでマディ・ウォーターズと出会い、チェス・レコードと契約
記念すべきデビュー曲がこれだ!
https://youtu.be/v124f0i0Xh4
ウ〜ン、これはロックンロールというよりカントリー?
この曲はベスト・アルバムを聞くまで知らなかった
他のヒット曲と比べると有名な曲ではないしね
ロックンロールは黒人のブルースと白人のカントリーのミクスチャーと言われるが、
まさしくそんな感じの曲だ
ブルースとカントリー、どちらもスリー・コードなのが共通している
この曲を聞いたロイ・オービソンは、黒人のカントリー・シンガーが出てきたと思ったらしい
実はカントリーの「アイダ・レッド」という曲が下敷きになっているんだね
これは本人もゲロっています(笑)
でも歌詞はまさしくチャック・ベリーの世界
彼女(メイベリーン)が他の男のキャデラックに乗っている!
俺はフォードで追いかける
まったく不実な女だな〜♪という歌ですもんね
車が出て来る、しかも固有名詞だ
これは過去になかったんじゃないか?
NHKじゃ歌えないね
山口百恵の歌う♪真っ赤なポルシェ〜もNGだもんな(笑)
ジョン・レノンも「偉大な詩人」だと絶賛していたチャック・ベリー・・・
歌詞のテーマが当時としては斬新で、
ロックの表現する世界を広げてくれた事へのリスペクトだ
それとやっぱり、放課後、車、女の子、ダンス・パーティー・・・
ロックンロールを10代のものにしてくれたのは、チャック・ベリーの歌詞の功績でしょう
当時チャック・ベリーは30過ぎのいい大人なんですがね(笑)
ビーチ・ボーイズもそういった歌詞を継承しているし、
「サーフィンUSA」はチャック・ベリーの「スウィート・リトル・シックスティーン」モロですもんね
ビートルズ「バック・イン・ザ・USSR」も
チャック・ベリー「バック・イン・ザ・USA」からタイトルを頂戴しているし、
ビーチ・ボーイズのコーラスまでパロっているんだから芸が細かい!
ビートルズ・ネタだと「カム・トゥゲザー」が
チャック・ベリー「ユー・キャント・キャッチ・ミー」の盗作ではないか?
と問題になりました
結局ジョン・レノンが「ユー・キャント・キャッチ・ミー」を
アルバムでカバーする事で解決したみたいですが・・・
ジョンのカバーがね〜わざと「カム・トゥゲザー」に
似せて歌ってるみたいで何だか可笑しい♪
著作権の問題というと「メイベリーン」の作者にはチャック・ベリーだけではなく、
アラン・フリードもクレジットされているのが注目だ
もちろん作者はチャック・ベリー以外の誰でもない
アラン・フリードは当時の人気DJだ
白人なんですが、白人のラジオ局で
黒人のロックンロールをかけた伝説の人物ですね
黒人のスラングだったロックンロールという言葉を
世に広めたのもアラン・フリードの功績!
まあ、チェス・レコードの社長レナード・チェスがDJアラン・フリードに、
今イチオシの新人だから、バンバン流してくれよ♪と
依頼したんでしょうね
見返りとして、アラン・フリードが版権の一部を要求した訳だ
レコードが売れる程、印税が入ってくる訳だから、
これは宣伝に力が入るわな・・・
この曲、お陰様で全米5位までヒットしてるんだね〜
まあ他にも、というかDJの皆さんは賄賂が常習だったみたいで
やがてバレて、ラジオから消え去る事になりましたが、
アラン・フリードはロックの殿堂入りを果たしているんですね
ミュージシャンじゃないのに殿堂入りなんて凄いじゃん!
とはいっても、亡くなってからの事ですが
チャック・ベリーの60歳のバースデー・コンサートをプロデュースしたのが
ローリング・ストーンズのキース・リチャーズ
ギターの先生だったんでしょうね・・・恩返しみたいなものか?
その模様は、映画「ヘイル!ヘイル!ロックンロール」に収められています・・・これは必見!
キースとチャック・ベリーの確執?が面白い
エリック・クラプトンもバンドの一員として出ているし、
チャック・ベリーにジョン・レノンの息子としてしか
見られていないジュリアン・レノンが可哀想(笑)
インタビューも豪華な顔ぶれで、前出のロイ・オービソン、
ボ・ディドリー、ジェリー・リー・ルイス・・・
リトル・リチャードがやたらハイで、これには引いたな〜(笑)
ブルース・スプリングスティーンも妙に はしゃいじゃって(笑)
少年に戻ってるんだろうね 「ボス」の面影がない
あのギターのリフは何処から来ているのか?なんて
マニアックな話も満載で最高です
映画とは関係ないんだけど、ジャズで「イン・ザ・ムード」って曲があるでしょう?
あのイントロを聞くと、チャック・ベリーのリフみたいだなと思ってしまうんだ
俺だけかな?(笑)
別のインタビューでは、作曲について聞かれてるのに、
チャック・ベリーは歌詞の事しか答えていない
まるで、メロディなんて考えた事ない、
ただブギのリズムに歌詞を乗せただけだ・・・と言わんばかりなんだ
なるほど〜これはなかなか興味深い話です
1955年はロックンロール初のヒット曲と言われる
ビル・ヘイリーと彼のコメッツ「ロック・アラウンド・ザ・クロック」、
ファッツ・ドミノ「エイント・ザット・ア・シェイム」、
チャック・ベリー、リトル・リチャード、ボ・ディドリーのデビューと賑やかだ♪
翌年にはサン・レコードからRCAに移籍したエルヴィス・プレスリーが
「ハートブレイク・ホテル」で全米を、そして世界中を
ロックンロールの時代に変えて行くのだ・・・
もちろん、俺はまだ生まれていないけどね(笑)
リアルタイマーの方、御教示下さい・・・
いないか?そんな人(笑)
Maybellene
1955
チャック・ベリー、デビュー!
セントルイスのクラブでプロ・ミュージシャンとなったチャック・ベリー・・・
クラブでマディ・ウォーターズと出会い、チェス・レコードと契約
記念すべきデビュー曲がこれだ!
https://youtu.be/v124f0i0Xh4
ウ〜ン、これはロックンロールというよりカントリー?
この曲はベスト・アルバムを聞くまで知らなかった
他のヒット曲と比べると有名な曲ではないしね
ロックンロールは黒人のブルースと白人のカントリーのミクスチャーと言われるが、
まさしくそんな感じの曲だ
ブルースとカントリー、どちらもスリー・コードなのが共通している
この曲を聞いたロイ・オービソンは、黒人のカントリー・シンガーが出てきたと思ったらしい
実はカントリーの「アイダ・レッド」という曲が下敷きになっているんだね
これは本人もゲロっています(笑)
でも歌詞はまさしくチャック・ベリーの世界
彼女(メイベリーン)が他の男のキャデラックに乗っている!
俺はフォードで追いかける
まったく不実な女だな〜♪という歌ですもんね
車が出て来る、しかも固有名詞だ
これは過去になかったんじゃないか?
NHKじゃ歌えないね
山口百恵の歌う♪真っ赤なポルシェ〜もNGだもんな(笑)
ジョン・レノンも「偉大な詩人」だと絶賛していたチャック・ベリー・・・
歌詞のテーマが当時としては斬新で、
ロックの表現する世界を広げてくれた事へのリスペクトだ
それとやっぱり、放課後、車、女の子、ダンス・パーティー・・・
ロックンロールを10代のものにしてくれたのは、チャック・ベリーの歌詞の功績でしょう
当時チャック・ベリーは30過ぎのいい大人なんですがね(笑)
ビーチ・ボーイズもそういった歌詞を継承しているし、
「サーフィンUSA」はチャック・ベリーの「スウィート・リトル・シックスティーン」モロですもんね
ビートルズ「バック・イン・ザ・USSR」も
チャック・ベリー「バック・イン・ザ・USA」からタイトルを頂戴しているし、
ビーチ・ボーイズのコーラスまでパロっているんだから芸が細かい!
ビートルズ・ネタだと「カム・トゥゲザー」が
チャック・ベリー「ユー・キャント・キャッチ・ミー」の盗作ではないか?
と問題になりました
結局ジョン・レノンが「ユー・キャント・キャッチ・ミー」を
アルバムでカバーする事で解決したみたいですが・・・
ジョンのカバーがね〜わざと「カム・トゥゲザー」に
似せて歌ってるみたいで何だか可笑しい♪
著作権の問題というと「メイベリーン」の作者にはチャック・ベリーだけではなく、
アラン・フリードもクレジットされているのが注目だ
もちろん作者はチャック・ベリー以外の誰でもない
アラン・フリードは当時の人気DJだ
白人なんですが、白人のラジオ局で
黒人のロックンロールをかけた伝説の人物ですね
黒人のスラングだったロックンロールという言葉を
世に広めたのもアラン・フリードの功績!
まあ、チェス・レコードの社長レナード・チェスがDJアラン・フリードに、
今イチオシの新人だから、バンバン流してくれよ♪と
依頼したんでしょうね
見返りとして、アラン・フリードが版権の一部を要求した訳だ
レコードが売れる程、印税が入ってくる訳だから、
これは宣伝に力が入るわな・・・
この曲、お陰様で全米5位までヒットしてるんだね〜
まあ他にも、というかDJの皆さんは賄賂が常習だったみたいで
やがてバレて、ラジオから消え去る事になりましたが、
アラン・フリードはロックの殿堂入りを果たしているんですね
ミュージシャンじゃないのに殿堂入りなんて凄いじゃん!
とはいっても、亡くなってからの事ですが
チャック・ベリーの60歳のバースデー・コンサートをプロデュースしたのが
ローリング・ストーンズのキース・リチャーズ
ギターの先生だったんでしょうね・・・恩返しみたいなものか?
その模様は、映画「ヘイル!ヘイル!ロックンロール」に収められています・・・これは必見!
キースとチャック・ベリーの確執?が面白い
エリック・クラプトンもバンドの一員として出ているし、
チャック・ベリーにジョン・レノンの息子としてしか
見られていないジュリアン・レノンが可哀想(笑)
インタビューも豪華な顔ぶれで、前出のロイ・オービソン、
ボ・ディドリー、ジェリー・リー・ルイス・・・
リトル・リチャードがやたらハイで、これには引いたな〜(笑)
ブルース・スプリングスティーンも妙に はしゃいじゃって(笑)
少年に戻ってるんだろうね 「ボス」の面影がない
あのギターのリフは何処から来ているのか?なんて
マニアックな話も満載で最高です
映画とは関係ないんだけど、ジャズで「イン・ザ・ムード」って曲があるでしょう?
あのイントロを聞くと、チャック・ベリーのリフみたいだなと思ってしまうんだ
俺だけかな?(笑)
別のインタビューでは、作曲について聞かれてるのに、
チャック・ベリーは歌詞の事しか答えていない
まるで、メロディなんて考えた事ない、
ただブギのリズムに歌詞を乗せただけだ・・・と言わんばかりなんだ
なるほど〜これはなかなか興味深い話です
1955年はロックンロール初のヒット曲と言われる
ビル・ヘイリーと彼のコメッツ「ロック・アラウンド・ザ・クロック」、
ファッツ・ドミノ「エイント・ザット・ア・シェイム」、
チャック・ベリー、リトル・リチャード、ボ・ディドリーのデビューと賑やかだ♪
翌年にはサン・レコードからRCAに移籍したエルヴィス・プレスリーが
「ハートブレイク・ホテル」で全米を、そして世界中を
ロックンロールの時代に変えて行くのだ・・・
もちろん、俺はまだ生まれていないけどね(笑)
リアルタイマーの方、御教示下さい・・・
いないか?そんな人(笑)
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Comments
ヘルヘル…VHSなら持ってるよ(笑)
DVDには特典映像があるらしい…なんだか観たくなってきたな
こないだブログにYouTube(The Fish And Chipsのライブ画像)のリンクが貼ってあったでしょう?
あれ?本文にも貼れるんだ?そりゃ貼れるよね!と思って、ガラケーでのリンクの貼り方を調べたんです
ちょっと呪文を唱えればいいんだね(笑)
輸入盤のベスト、自伝、タブ譜全部引っ越しのドサクサで無くなりました(笑)
ヘルヘルはもう一回観たいです!TSUTAYAにないかな?
メイベーリン、当初はアイダメイで出る予定だったって自伝で読みました。
この曲の間奏の最後のところ低音の和音になりますよね。ああいうところ好きですね!チャックベリー!!\(^o^)/