拡大版:タックスマン〈後編〉
前回の続きです
ビートルズ「タックスマン」
1、2、3、4…
この曲のカウントは不気味だ
ノイズも入っているし、咳払いまで聞こえる
このカウントでは、とてもじゃないが演奏には入れないだろう
よく聞くと本当のカウントが小さく入っている
つまり冒頭のカウントは後付けのニセモノだ…何故こんなものを付け加えたのだろう
そうか!この1、2、3はカウントではない…これはおカネを数えているんだね!
札束を数えているんだ…タックスマンだもんな、納得!
https://vimeo.com/193179901
ジョージ・ハリスンの曲ですが、ポール・マッカートニーが大活躍しています…ポールはいつも独善的、やる気マンマンな人だね〜
かろうじてリード・ヴォーカルはジョージが担当しています…いちおう作者ですからね
でもこの曲はヴォーカルよりもベースとリード・ギター(どちらもポール)が目立ってしまっています…ポールは悪気はないんですが、つい美味しいとこ取りしちゃうんですね
この曲は何度聞いてもベースに耳が行ってしまいます
オクターブ・ジャンプするこのフレーズは発明ですよね…GSでよく使われていました
サザンオールスターズのGSオマージュ「そんなヒロシに騙されて」にも、このフレーズが踏襲されていましたね
よく聞くと2拍目は16分音符で2つ打ちしている…こんな高度なワザは、さすがにGSバンドもマネできなかっただろう
このフレーズ、ポールが考えた…とすると、
このベースの入る前の原曲って、かな〜り地味な曲だったんじゃないかなぁ
サビ(♪If You〜)のベースは物凄い事をやっている!
これはCDをヘッドフォンで聞いて気付きました…ビックリしたな〜♪
なんて感激してたら、あれはテープのスピードを早めている…なんて言う奴がいるんだ
確かにこの時期のビートルズなら、ありうる話だが…俺は信じないぞ(笑)
カウベルとタンバリンの隠し味も好きだな〜
リンゴ・スターのドラムはキックもスネアもベースとかぶっているから、なかなか聞こえません(笑)
リード・ギターがまた、やかましくてイイねぇ♪
これもポールだ
ベースとリード・ギター…当然ライブでは一人で同時演奏は無理です
でもレコーディングだと何でもできてしまうんだね…バンドの必然性が薄れてしまうような?…これは解散へのプロローグ?
いちおうジョージはリード・ギタリストなんですからね〜
当時はハードなロックの時代を迎えつつありましたが、ジョージはそんな演奏をするようなタイプではないですもんね
ジョン(レノン)やポールみたいに、おバカにワイルドにもなりきれない…バンドのギタリストとしては難しくなってきたのかもしれないな…
「タックスマン」のポールのギターはインド音楽みたいで気に入っている…そんな好意的な発言をするところがまたジョージらしいんだ
「タックスマン」のリズム・セクションは、ジェイムス・ブラウンの「パパのニュー・バッグ」をヒントにしているらしい
確かにファンキーな乗りをしているね
しかし、この乗りはビートルズが他の曲で既に実験しているように思えるのだ
それは同じアルバムに収録されている「トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ」
アルバムでは最後の曲だが、レコーディングはこの曲からスタートしている
90年代を先取りしていたループ・サウンドの曲だが、この覚醒的なドラムのパターン…
このパターンをベースに置き換えたのが「タックスマン」のベースに思えてならない…
ほら、なんとなく似ていないかい?ナニ?似ていない?そんなこと言うなよ〜(笑)
ミスチルじゃない、本家Tomorrow Never Knowsのレアなモノ・ミックスです
終盤にピアノが確認できます
https://www.youtube.com/watch?v=g7dtC4_dKhg
イヤ〜今回は深入りしすぎたかな〜?(笑)
しかしこのアルバム(リヴォルヴァー)、66年の来日、武道館公演の前にはもう完成しているのが驚きだ
ライブ活動の停止、レコーディングに専念、プロモーション用にフィルムを制作(ここでも時代をリードしている)…
ビートルズはヒゲをたくわえて、クスリに溺れてしまっていた…
あれ?武道館で「タックスマン」を演奏しているぞ?
イントロとエンディングを取っ払ったテイクを使用していますね
https://www.youtube.com/watch?v=UwIbM3X4HAM
「タックスマン」和訳
♪どういう事か、お教えしましょう
あなたの取り分は1で、私が19です
5%じゃ少ないって?
全部取る訳じゃないんだから感謝してほしいな
クルマを運転するなら…道路に課税します
腰かけるなら…イスに課税します
寒いのなら…暖房にも課税しますよ
散歩するなら…あなたの足に課税しましょう
(※street,seat,heat,feetで韻を踏んでいる)
何のために必要かって?
そんなこと聞かないでほしいな
ハハハ…ミスター・ウィルソン
もっと搾り取られたくなければね
ハハハ…ミスター・ヒース
何故なら私はタックスマン
そうです 私がタックスマンです
お亡くなりの御予定ですか?
マブタに乗せたコインも申告をお忘れなく
つまり、あなたは私のために働いているということですな♪
ジョージもネチネチといやらしく迫っていますね〜皮肉屋ジョンも顔負けだ
ミスター・ウィルソンって当時のイギリスの首相ですからね〜
今、日本で♪ミスター・アベ…なんて歌う気骨のある歌手はいるだろうか?
まあ、お国のためとあらば、税金は喜んでいくらでも払わさせていただきます!(ウソ♪)
御清聴ありがとうございトラウト♪
ビートルズ「タックスマン」
1、2、3、4…
この曲のカウントは不気味だ
ノイズも入っているし、咳払いまで聞こえる
このカウントでは、とてもじゃないが演奏には入れないだろう
よく聞くと本当のカウントが小さく入っている
つまり冒頭のカウントは後付けのニセモノだ…何故こんなものを付け加えたのだろう
そうか!この1、2、3はカウントではない…これはおカネを数えているんだね!
札束を数えているんだ…タックスマンだもんな、納得!
https://vimeo.com/193179901
ジョージ・ハリスンの曲ですが、ポール・マッカートニーが大活躍しています…ポールはいつも独善的、やる気マンマンな人だね〜
かろうじてリード・ヴォーカルはジョージが担当しています…いちおう作者ですからね
でもこの曲はヴォーカルよりもベースとリード・ギター(どちらもポール)が目立ってしまっています…ポールは悪気はないんですが、つい美味しいとこ取りしちゃうんですね
この曲は何度聞いてもベースに耳が行ってしまいます
オクターブ・ジャンプするこのフレーズは発明ですよね…GSでよく使われていました
サザンオールスターズのGSオマージュ「そんなヒロシに騙されて」にも、このフレーズが踏襲されていましたね
よく聞くと2拍目は16分音符で2つ打ちしている…こんな高度なワザは、さすがにGSバンドもマネできなかっただろう
このフレーズ、ポールが考えた…とすると、
このベースの入る前の原曲って、かな〜り地味な曲だったんじゃないかなぁ
サビ(♪If You〜)のベースは物凄い事をやっている!
これはCDをヘッドフォンで聞いて気付きました…ビックリしたな〜♪
なんて感激してたら、あれはテープのスピードを早めている…なんて言う奴がいるんだ
確かにこの時期のビートルズなら、ありうる話だが…俺は信じないぞ(笑)
カウベルとタンバリンの隠し味も好きだな〜
リンゴ・スターのドラムはキックもスネアもベースとかぶっているから、なかなか聞こえません(笑)
リード・ギターがまた、やかましくてイイねぇ♪
これもポールだ
ベースとリード・ギター…当然ライブでは一人で同時演奏は無理です
でもレコーディングだと何でもできてしまうんだね…バンドの必然性が薄れてしまうような?…これは解散へのプロローグ?
いちおうジョージはリード・ギタリストなんですからね〜
当時はハードなロックの時代を迎えつつありましたが、ジョージはそんな演奏をするようなタイプではないですもんね
ジョン(レノン)やポールみたいに、おバカにワイルドにもなりきれない…バンドのギタリストとしては難しくなってきたのかもしれないな…
「タックスマン」のポールのギターはインド音楽みたいで気に入っている…そんな好意的な発言をするところがまたジョージらしいんだ
「タックスマン」のリズム・セクションは、ジェイムス・ブラウンの「パパのニュー・バッグ」をヒントにしているらしい
確かにファンキーな乗りをしているね
しかし、この乗りはビートルズが他の曲で既に実験しているように思えるのだ
それは同じアルバムに収録されている「トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ」
アルバムでは最後の曲だが、レコーディングはこの曲からスタートしている
90年代を先取りしていたループ・サウンドの曲だが、この覚醒的なドラムのパターン…
このパターンをベースに置き換えたのが「タックスマン」のベースに思えてならない…
ほら、なんとなく似ていないかい?ナニ?似ていない?そんなこと言うなよ〜(笑)
ミスチルじゃない、本家Tomorrow Never Knowsのレアなモノ・ミックスです
終盤にピアノが確認できます
https://www.youtube.com/watch?v=g7dtC4_dKhg
イヤ〜今回は深入りしすぎたかな〜?(笑)
しかしこのアルバム(リヴォルヴァー)、66年の来日、武道館公演の前にはもう完成しているのが驚きだ
ライブ活動の停止、レコーディングに専念、プロモーション用にフィルムを制作(ここでも時代をリードしている)…
ビートルズはヒゲをたくわえて、クスリに溺れてしまっていた…
あれ?武道館で「タックスマン」を演奏しているぞ?
イントロとエンディングを取っ払ったテイクを使用していますね
https://www.youtube.com/watch?v=UwIbM3X4HAM
「タックスマン」和訳
♪どういう事か、お教えしましょう
あなたの取り分は1で、私が19です
5%じゃ少ないって?
全部取る訳じゃないんだから感謝してほしいな
クルマを運転するなら…道路に課税します
腰かけるなら…イスに課税します
寒いのなら…暖房にも課税しますよ
散歩するなら…あなたの足に課税しましょう
(※street,seat,heat,feetで韻を踏んでいる)
何のために必要かって?
そんなこと聞かないでほしいな
ハハハ…ミスター・ウィルソン
もっと搾り取られたくなければね
ハハハ…ミスター・ヒース
何故なら私はタックスマン
そうです 私がタックスマンです
お亡くなりの御予定ですか?
マブタに乗せたコインも申告をお忘れなく
つまり、あなたは私のために働いているということですな♪
ジョージもネチネチといやらしく迫っていますね〜皮肉屋ジョンも顔負けだ
ミスター・ウィルソンって当時のイギリスの首相ですからね〜
今、日本で♪ミスター・アベ…なんて歌う気骨のある歌手はいるだろうか?
まあ、お国のためとあらば、税金は喜んでいくらでも払わさせていただきます!(ウソ♪)
御清聴ありがとうございトラウト♪
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Comments
センスは悪いですけどね(笑)
これからも思い入れ一発!で行きたいと思います
とんでもない方向に進んでも、冷ややかな目で見ていただきたいですね(笑)
「リヴォルヴァー」はビートルズのアルバムでは一番尖っていて好きなんです♪
きょうたろう、koujiのお二人が所属するThe Fish And Chipsはビートルズのコピーバンドなんですが、現在ドラマー募集中なんですね
今回は元メンバーの秀円氏と3人で「春一番」というアコースティック・ユニットでのライブでした♪
http://blog.livedoor.jp/safs01murahiro-higeko/
「Revolver」消費税8%で買ってしまいました。
やっぱりイイですね。友蔵のギターAC/DCの「アンガスヤングモデル」と思いきや「ジョージハリスン」モデルでもあったのですね。
「きょうたろうサン」のコメントを拝見するとミニマムバンドをギグッてるようですね。
聴いてみたいなぁ~♪
この調子ならビートルズ以外もガンガン行けると思いますよ!
ブログは「春一番」のお二人のように毎日更新できれば理想的ですね
実はこれでも自分にダメ出しして記事をボツにしたりもしてますし、時間もかかったり、苦しい時もあります…でもそれが楽しいんですね♪
マルタツはタバコを吸って、せっせと税金をプレゼントしています
苦しい時は、YouTubeでフル・アルバムを聞いて我慢する手もありますね
Yahoo!がYouTubeのパクリを始めるみたいで…後発ならではのサービスに期待します
http://blog.livedoor.jp/safs01-mutahiro-higeko/
消費税8%になりましたね。ビートルズ、私は赤盤と青盤しか持っていません。
だって売っちゃったから〜、でも「Revolver」聴いたらまた聴きたくなっちゃいました。
消費税8%だけど買っちゃおう〜と思いトラウト