ハートブレイク・ホテル
The Jacksons
This Place Hotel
1980
プレスリーのファンの皆様、ゴメンナサイ…
マイケル・ジャクソン、再びでした…
またマイコー?!もう食傷気味だよって?
まあ、そうかもしれません…結構、マイケル、脂っこいですからね(笑)
実は前回まだ不完全燃焼だったんです…今一度マイケルを総括して、今度こそ成仏させるぞ♪
あれ?マイケルはエホバの証人じゃないの?いや改宗してイスラム教だったか?
確かに仏教徒になったという話は聞きませんが、この際どうでもいいんです(笑)
唯我独尊、マイケル・ジャクソン(韻を踏んでみました♪)
マイケル・ジャクソン…前回取り上げた新曲「Love Never Felt So Good」が全米でトップ10入りを果たしました♪
5つのディケイド(70年代、80年代、90年代、00年代、10年代)でトップ10ヒットを持つシンガーというのは過去にいないらしく、これは新記録樹立だそうです
まあ、ぶっちゃけ、どうでもいい話なんですが(笑)マイケルは新記録が好きだったから、たぶん喜んでるんじゃないの?ホゥ!
マイケル・ジャクソンというと、シンガー、ダンサーといったパフォーマーとしてばかりがクローズアップされてしまうんですが、
ソングライターとしての側面も見過ごすことはできないんです
「ビリー・ジーン」に「今夜はビート・イット」「バッド」もマイケル作だし、「ガール・イズ・マイン」もポール・マッカートニーではなくマイケル単独の作曲です(セイ・セイ・セイは二人の共作)
「ウィ・アー・ザ・ワールド」もライオネル・リッチーは出だしの4小節しか書いてないし、あとはマイケルですからね
確かに「ラースリ」や「ヒューマのネエチャン」など自作曲ではないヒット曲も多いんですが…(ふざけ過ぎ?)
個人的にはマイコー自作のファンキーな曲が好きですね♪ワン&オンリーだと思います
なにしろジャクソン5が、所属していたモータウン・レコードからエピックに移籍したのは、自作曲をレコーディングさせてくれなかった…からなんですからね
モータウンのプロデューサー達よりも若い自分達のホゥ!が、活きのいいフレッシュなサウンドが作れると自負していたようだ…さすが唯我独尊、ジャクソンズ(笑)
エピック移籍後の2枚のアルバムでは、兄弟達で2曲書いてプロデュースもしているんですが、これを不服として社長に直談判…
3枚目はついに全曲を手掛ける事となり、しかも大ヒットさせてしまうのだから…これは手強い
ディスコでも定番曲だった「シェイク・ユア・ボディー」はマイケルと末弟ランディの共作です♪
続くマイケルのソロ・アルバム「オフ・ザ・ウォール」では、大ヒット「今夜はドント・ストップ」を始め、自作曲を3曲披露…御存知、クインシー・ジョーンズとの共同プロデュース
おっ?ソロ・アルバムの方が売れてしまったぞ?実績を残し、成人したマイケルの野望をもう誰も止められない…
続くジャクソンズのアルバム収録の「ハートブレイク・ホテル」ではマイケル単独の作詞作編曲、プロデュース…と勝手にソロ活動している
まさしく唯我独尊、マイケル・ジャクソンだ
ダッガン!シャ〜モン!ホゥ!
冒頭の悲鳴は姉ラトウヤ、ギター・ソロは次男のティトだが、他の兄弟はパーカッションのみ…コーラスにも参加させてもらえない
あ、ウッ!っていうのは兄弟達でしたね(笑)
クインシー・ジョーンズのプロデュースから学んだんだろうね…しかも兄弟達のアルバムだからクインシーもいないし、やりたい放題
ソロ・アルバムでもできないソロ作品を作り上げたマイケル・ジャクソンの自信作がこれだ♪
「This Place Hotel」
これは文句なく、カッコいいな〜!この曲にはPVは制作されなかったが、充分に映像を喚起させる仕上がりになっているね
この歌詞には怒りが込められている…そう、マイケルは怒れるシンガーだった
怒れるシンガーって、なかなかいないよ?ここ、重要です
何者かに(歌詞では邪悪な誰かが魂を傷つけると歌っている)ハメられたと嘆く男の歌だ
♪ようこそ…ハートブレイク・ホテルへ…
ハートブレイク・ホテル…破滅の館とは芸能界の事なのかもしれない
このテーマは「ビリー・ジーン」「スムース・クリミナル」に引き継がれる事になる…
タイトルは邦題と同じ「Heartbreak Hotel」だったのだが、同名異曲のエルヴィス・プレスリーのヒット曲が既に登録されていたため、「This Place Hotel」に改題を余儀なくされている
当時、湯川れい子女史がマイケルに「どうしてプレスリーの曲のタイトルを使ったの?」とインタビューしていた(湯川女史はプレスリーとマイケルの熱烈なファンとしても有名)
マイケルの答えは「白人は黒人から盗んだんだ…だから黒人が盗んだからといって、別に悪い事だとは思わない」!
この答えにはさすがの湯川女史もタジタジだったよ
確かにプレスリーは黒人みたいに歌える白人として世界的なスターとなったのだが…キングと呼ばれていたプレスリーにマイケルは嫉妬もしていたようだ
「彼は踊れないのに、どうしてキングと呼ばれているの?」と回りにこぼしていたらしい
そして「キング・オブ・ポップ」という称号をマイケル自身が考案して、世に広めましたとさ…ホゥ!
しかし、その後プレスリーの娘と結婚する事になるんだから…何ともいえない因縁だな〜
♪黒人か白人かなんて、どうでもいいんだよ〜なんて軽やかに歌っていた「ブラック・オア・ホワイト」ですが、PVでは人種差別への怒りが爆発しています
後半のマイケルの無言のダンス(歌も音楽もない)は凄まじい…圧巻だ
「偏見とは無知である」by マイケル・ジャクソン
PV「Black Or White」よりブラック・パンサー・ダンス
黒豹…つまりブラック・パンサー党(黒人解放組織)を連想させるし、
ナチスの鉤十字やKKK(クー・クラックス・クラン…白人至上主義の秘密結社)と書かれたラクガキを破壊していたりする…これはアブナイです…放送禁止は必至でしたね
80年代のスキャンダルの多くはマイケル自身が仕掛けたものだと、多くの関係者が暴露している
マイケルはメディアもコントロールしようとしていたのかもしれない
マイケルは節制しながら、ダンス、作曲の日課をこなし、外見の改造にまで及ぶ極度の完全主義で自分をコントロールしていた
だが後年は肥大したメディアに対しても、行き過ぎた外見に関してもコントロールできなくなっていたのは明らかだ
そして、そんなマイケルも自分の命まではコントロールできなかった…
不安、孤独、フラストレーション…マイケルの楽曲には、ネガティブだと思われがちな表現も見られる
しかし、優れたパフォーマーであるマイケルは、あらゆる感情に説得力を持たせる事ができた
それが稀代のスーパースターとなった一つの要因でもあるのは否定できないところだ
破滅の館…「ハートブレイク・ホテル」はライブでは急ピッチで、決め決めのアレンジが最強♪
これは日本公演の映像で、マイケル自身が監督したヒストリー・ビデオにも収録されていた…数少ないオフィシャル・ライブ映像です
マイケル伝説は終わりそうにない…
今回はダーク・サイド・オブ・マイケル・ジャクソンという感じで迫ってみました…
では、また♪
「This Place Hotel」Live Version
This Place Hotel
1980
プレスリーのファンの皆様、ゴメンナサイ…
マイケル・ジャクソン、再びでした…
またマイコー?!もう食傷気味だよって?
まあ、そうかもしれません…結構、マイケル、脂っこいですからね(笑)
実は前回まだ不完全燃焼だったんです…今一度マイケルを総括して、今度こそ成仏させるぞ♪
あれ?マイケルはエホバの証人じゃないの?いや改宗してイスラム教だったか?
確かに仏教徒になったという話は聞きませんが、この際どうでもいいんです(笑)
唯我独尊、マイケル・ジャクソン(韻を踏んでみました♪)
マイケル・ジャクソン…前回取り上げた新曲「Love Never Felt So Good」が全米でトップ10入りを果たしました♪
5つのディケイド(70年代、80年代、90年代、00年代、10年代)でトップ10ヒットを持つシンガーというのは過去にいないらしく、これは新記録樹立だそうです
まあ、ぶっちゃけ、どうでもいい話なんですが(笑)マイケルは新記録が好きだったから、たぶん喜んでるんじゃないの?ホゥ!
マイケル・ジャクソンというと、シンガー、ダンサーといったパフォーマーとしてばかりがクローズアップされてしまうんですが、
ソングライターとしての側面も見過ごすことはできないんです
「ビリー・ジーン」に「今夜はビート・イット」「バッド」もマイケル作だし、「ガール・イズ・マイン」もポール・マッカートニーではなくマイケル単独の作曲です(セイ・セイ・セイは二人の共作)
「ウィ・アー・ザ・ワールド」もライオネル・リッチーは出だしの4小節しか書いてないし、あとはマイケルですからね
確かに「ラースリ」や「ヒューマのネエチャン」など自作曲ではないヒット曲も多いんですが…(ふざけ過ぎ?)
個人的にはマイコー自作のファンキーな曲が好きですね♪ワン&オンリーだと思います
なにしろジャクソン5が、所属していたモータウン・レコードからエピックに移籍したのは、自作曲をレコーディングさせてくれなかった…からなんですからね
モータウンのプロデューサー達よりも若い自分達のホゥ!が、活きのいいフレッシュなサウンドが作れると自負していたようだ…さすが唯我独尊、ジャクソンズ(笑)
エピック移籍後の2枚のアルバムでは、兄弟達で2曲書いてプロデュースもしているんですが、これを不服として社長に直談判…
3枚目はついに全曲を手掛ける事となり、しかも大ヒットさせてしまうのだから…これは手強い
ディスコでも定番曲だった「シェイク・ユア・ボディー」はマイケルと末弟ランディの共作です♪
続くマイケルのソロ・アルバム「オフ・ザ・ウォール」では、大ヒット「今夜はドント・ストップ」を始め、自作曲を3曲披露…御存知、クインシー・ジョーンズとの共同プロデュース
おっ?ソロ・アルバムの方が売れてしまったぞ?実績を残し、成人したマイケルの野望をもう誰も止められない…
続くジャクソンズのアルバム収録の「ハートブレイク・ホテル」ではマイケル単独の作詞作編曲、プロデュース…と勝手にソロ活動している
まさしく唯我独尊、マイケル・ジャクソンだ
ダッガン!シャ〜モン!ホゥ!
冒頭の悲鳴は姉ラトウヤ、ギター・ソロは次男のティトだが、他の兄弟はパーカッションのみ…コーラスにも参加させてもらえない
あ、ウッ!っていうのは兄弟達でしたね(笑)
クインシー・ジョーンズのプロデュースから学んだんだろうね…しかも兄弟達のアルバムだからクインシーもいないし、やりたい放題
ソロ・アルバムでもできないソロ作品を作り上げたマイケル・ジャクソンの自信作がこれだ♪
「This Place Hotel」
これは文句なく、カッコいいな〜!この曲にはPVは制作されなかったが、充分に映像を喚起させる仕上がりになっているね
この歌詞には怒りが込められている…そう、マイケルは怒れるシンガーだった
怒れるシンガーって、なかなかいないよ?ここ、重要です
何者かに(歌詞では邪悪な誰かが魂を傷つけると歌っている)ハメられたと嘆く男の歌だ
♪ようこそ…ハートブレイク・ホテルへ…
ハートブレイク・ホテル…破滅の館とは芸能界の事なのかもしれない
このテーマは「ビリー・ジーン」「スムース・クリミナル」に引き継がれる事になる…
タイトルは邦題と同じ「Heartbreak Hotel」だったのだが、同名異曲のエルヴィス・プレスリーのヒット曲が既に登録されていたため、「This Place Hotel」に改題を余儀なくされている
当時、湯川れい子女史がマイケルに「どうしてプレスリーの曲のタイトルを使ったの?」とインタビューしていた(湯川女史はプレスリーとマイケルの熱烈なファンとしても有名)
マイケルの答えは「白人は黒人から盗んだんだ…だから黒人が盗んだからといって、別に悪い事だとは思わない」!
この答えにはさすがの湯川女史もタジタジだったよ
確かにプレスリーは黒人みたいに歌える白人として世界的なスターとなったのだが…キングと呼ばれていたプレスリーにマイケルは嫉妬もしていたようだ
「彼は踊れないのに、どうしてキングと呼ばれているの?」と回りにこぼしていたらしい
そして「キング・オブ・ポップ」という称号をマイケル自身が考案して、世に広めましたとさ…ホゥ!
しかし、その後プレスリーの娘と結婚する事になるんだから…何ともいえない因縁だな〜
♪黒人か白人かなんて、どうでもいいんだよ〜なんて軽やかに歌っていた「ブラック・オア・ホワイト」ですが、PVでは人種差別への怒りが爆発しています
後半のマイケルの無言のダンス(歌も音楽もない)は凄まじい…圧巻だ
「偏見とは無知である」by マイケル・ジャクソン
PV「Black Or White」よりブラック・パンサー・ダンス
黒豹…つまりブラック・パンサー党(黒人解放組織)を連想させるし、
ナチスの鉤十字やKKK(クー・クラックス・クラン…白人至上主義の秘密結社)と書かれたラクガキを破壊していたりする…これはアブナイです…放送禁止は必至でしたね
80年代のスキャンダルの多くはマイケル自身が仕掛けたものだと、多くの関係者が暴露している
マイケルはメディアもコントロールしようとしていたのかもしれない
マイケルは節制しながら、ダンス、作曲の日課をこなし、外見の改造にまで及ぶ極度の完全主義で自分をコントロールしていた
だが後年は肥大したメディアに対しても、行き過ぎた外見に関してもコントロールできなくなっていたのは明らかだ
そして、そんなマイケルも自分の命まではコントロールできなかった…
不安、孤独、フラストレーション…マイケルの楽曲には、ネガティブだと思われがちな表現も見られる
しかし、優れたパフォーマーであるマイケルは、あらゆる感情に説得力を持たせる事ができた
それが稀代のスーパースターとなった一つの要因でもあるのは否定できないところだ
破滅の館…「ハートブレイク・ホテル」はライブでは急ピッチで、決め決めのアレンジが最強♪
これは日本公演の映像で、マイケル自身が監督したヒストリー・ビデオにも収録されていた…数少ないオフィシャル・ライブ映像です
マイケル伝説は終わりそうにない…
今回はダーク・サイド・オブ・マイケル・ジャクソンという感じで迫ってみました…
では、また♪
「This Place Hotel」Live Version
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太極拳同好会の歌もラップ・バージョンがありますYo!
マイケルを語るなら、ジャクソンズ時代は「ハートブレイク・ホテル」を押さえておけば大丈夫ですYo♪