Listen To The Music

真夜中のサイレント・ラジオ、MRT2(マルタツ)です冗談野郎のグダグダな話を絶賛ON AIR中〜Listen To The Music Facebookページhttp://www.facebook.com/nipperradioYouTubeのリンク切れは御容赦下さい💧記事を選択(記事名をクリック)するとこのブログの人気の記事(Popular Entries)が表示されます©2012ー2017 公害新聞社
真夜中のサイレント・ラジオ、MRT2(マルタツ)です
冗談野郎のグダグダな話を絶賛ON AIR中〜


Listen To The Music Facebookページ
http://www.facebook.com/nipperradio


YouTubeのリンク切れは御容赦下さい💧


記事を選択(記事名をクリック)すると
このブログの人気の記事(Popular Entries)が表示されます


©2012ー2017 公害新聞社
このブログは長い間更新がありません。
つなビィでは、5年以上ログインがないアカウントは削除される場合がございます。
削除を希望されない方はこちらよりログインをお試しください。
ヤング・ブラッズ

ヤング・ブラッズ

佐野元春
「Young Bloods」
作詞・作曲 佐野元春
昭和60年(1985年)



真夜中のマニアック・クイズ、MMQの時間です(笑)
佐野元春が沢田研二に提供した楽曲は6曲ありますが、そのうち佐野元春がセルフカバーしていない2曲は何でしょう?
(正解はコメント欄に投稿します)

沢田研二への提供曲はどれもいいね♪
残念ながらどれもシングルにはなりませんでしたが、「彼女はデリケート」はよくジュリーがテレビで歌っていました
ロックンロールだ♪しかも新感覚で、これはイイ!
思わず作者の佐野元春にチェックを入れましたね♪

実は佐野元春の名前は以前から知っていたんです
デビュー前の78年のポプコン(ヤマハのポピュラーソングコンテスト)に出てましたからね♪(バンドで「バックレーン元春セクション」として出場)テレビで見たんです
茶色いサングラスでピアノを弾きながら「Do What You Like」(ファースト・アルバムに収録)を歌っていました
確か作詞賞だったんです…佐野元春初期の英語やカタカナ、固有名詞が出てくる独特な文体は新鮮でしたね
でも、いかにも大学生といった
ぬる〜い感じが、マルタツは余り好きではありませんでした…偏屈でスミマセン(笑)

それから、これもデビュー前ですが、佐藤奈々子の曲の作曲をしていた(明星の歌本に載っていた佐藤奈々子の曲に、作曲者として書かれていた)んですよね…ソングライターとしては既にデビューしていた訳です
74年にも「Bye Bye C-Boy」でポプコンに出場して、主催者側を批判したとか…
本人は余りデビューに乗り気ではなく、78年の出場も回りから勧められての事だったみたいです
(ポプコンの音源は、どちらもニコニコ動画で聞けますよ)

「Do What You Like」も佐藤奈々子も、どちらかというとジャズじゃないですか?だからジャズの人だと思ってましたね
(佐野元春と佐藤奈々子は当時恋人同士で、佐野元春初期のラブソングは佐藤奈々子の事を歌っているらしい)

大学卒業後、広告代理店(博報堂)に勤めていた佐野元春をエピック・ソニーのディレクター、小坂洋二が口説いていたんですね
佐野元春も仕事でロスへ行って、出会ったアマチュア・ミュージシャンのポジティブな行動に感銘して、
自分もやろう!とデビューを決めた…
「Be Positiveだ!ロックンロールだ!」と…

佐野元春のロックンロール・ショウはとにかく楽しい♪
ロックではなくロックンロールなんです
レコード化されていない「ハートランドへようこそ」が、ライブでは最高に盛り上がるというのも面白い
ジャズ好きのネクラな男が最高に弾けている
こんな底抜けに明るいロックンローラーは、かつて日本には存在していなかった!

大滝詠一、杉真理との「ナイアガラ・トライアングルVol.2」で一躍メジャーになりましたね
そしてアルバム「SOMEDAY」の大ヒット…初期の3枚のアルバムは「ストリート三部作」と呼ばれています
この頃の佐野元春が一番好きだという人は多いですね
初期のベスト・アルバム「No Damage」もアルバム未収録のシングル曲が入っていていいです♪入門編にも最適ですね
幻の映画だった「No Damage」も昨年再上映されました…ソフト化も近い?

そして単身渡米、ニューヨークへ…
大ブレイクした佐野元春が突然、現地でのレコード制作を約束に一年間日本を離れてしまう
その間に季刊「This」を発行して、お得意の散文詩なんかを発表している
自分のメディアを作り、発信する…ウ〜ン、アーティストなんだなぁ

そうそう「ハートランドからの手紙」というアイデアもいい
これはデビューの頃から、媒体を特定しないで発表していたメッセージで、#1、#2と番号が振られていた
今で言うブログみたいなものかな?(笑)革新的でしたね

帰国後に発表された84年のアルバム「VISITORS」は衝撃だった!
ヒップホップ、ファンクへの接近には驚かされたが、これがニューヨークでの生活で必然的なサウンドの変化だったのだろう…ドキュメンタリーみたいなもんだな
12インチ・シングル「Complication Shakedown」は最強だ…なにしろこれで踊れるんだからね♪
ここで聞かれる本邦初ともいえる日本語ラップは、後の日本人ラッパー達にも大いなるリスペクトを受けている
12インチ・シングル、プロモーション・ビデオ(「Tonight」)というのも本邦初だった

かと思えば「Shame」では、まるでジョン・レノンが乗り移ったかのようなプロテスト・ソングを聞かせてくれる
アーティスト、佐野元春に完全にノックアウトされてしまったアルバムだ
佐野元春も躁状態が止まらなくて、病院に行ったって言うくらいだ…でもオールド・ファンには不評だったみたいだけどね

そして85年初頭にシングル「Young Bloods」が発表される
佐野元春初のヒット曲である(オリコンでベストテンに入ったシングルは、それまでなかった。頑なにタイアップしないと、こういう事になるのが日本の音楽シーンなのかもしれない)
でもこの曲、ラジオでは84年の暮れから流れていたよ
♪静かな冬のブルースに眠る この街のニューイヤーズデイ…
まさしく85年の新年を、この曲を聞きながら迎えたんだから…

「Young Bloods」YouTube

魂が高揚するソウル・ナンバーだ♪
UKソウルの影響が伺えるね
ナニ?パクリには言及しないのかって?
これはスタイル・カウンシルの「シャウト・トゥ・ザ・トップ」ですよね?かなり有名な話だからな〜

でも「インディビジュアリスト」の方が凄いよ?スタイル・カウンシル「インターナショナリスツ」と酷似だぜ?
インタビュアーが「これはパクリですか?」とは言わずに「これはアンサー・ソングですか?」と訊いていた…
うまい!感心したね♪
佐野元春は「考えた事もなかった…あの曲はやりすぎだ」と答えている
知ってんじゃん?!アンサーじゃなくてクエスチョンだというつもりなのか?
パクリ確信犯だと思うな(笑)

佐野元春の日本語はどこかおかしい
とても論理的ではあるのだが、「僕は思うんだ…」という言い方も英語の「I think…」を和訳しているみたいだ
そう、佐野元春は英語で考えている疑いがある(笑)
これは英語の習得について、知人から聞いた事があるのだが
日本語で考えて、それを英訳して会話をする…相手の言葉も和訳して理解する…
これだと「和英の変換」というワン・クッションがあり、なかなか英会話がマスターできないそうなのだ
英語で考えなければ、英語で話せないらしい
なるほど、佐野元春なら実践していそうだ…納得させられるね

「Young Bloods」はレコードで、佐野元春本人が「熱き血潮」と訳していた
この曲を歌おう♪とも書いてあったな…でも歌いづらい曲だと思うよ、佐野サン(笑)
アルバムではタイトルが、「Youngbloods」と一語に変更されている
これだと「若者たち」というニュアンスが濃くなる
♪君の行く道は〜
確かにこっちの「若者たち」なら、みんなで歌いやすいと思うよ、佐野サン(笑)

このシングルは86年のアルバム「Cafe Bohemia」にも収録されている
(スタイル・カウンシルにも「カフェ・ブリュ」というタイトルのアルバムがあったりする)
このアルバムはシングルになった曲ばかりだ…マイケル・ジャクソン「スリラー」といい勝負だな(笑)
スカ、レゲエ、ボ・ディドリー・ビート、ソウル、ジャズと多彩なサウンドで、「個人主義」のバラエティを表現したアルバムといえるだろう

カセット・ブック「Electric Garden」にも惹かれたね
ポエム・リーディング(詩の朗読)なのだが、バック・トラックは佐野元春による打ち込みのビートだ
詩とビートの融合…この実験は佐野元春のライフワークなのだろう

続く89年発表の「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」も傑作の呼び声が高い
アルバム・タイトルが日本語というのは佐野元春では初めてだ
歌詞の文体が明らかに変化している…これは現代詩の世界だ
(同時期に発表された長い散文詩「エーテルのための序章」は紛れもなく現代詩で、
ポエム・リーディングのライブでも、この詩の断片を取り上げている)
ここでは「個の解放」をテーマとしているためか、初期の躍動感を取り戻している
ロックンロールに収まらない、ジャンルからも解放されたパワフルな音楽で
佐野元春ワールドが繰り広げられているのだ…



もちろんこの後も、そして現在も佐野元春の活動は続いています
これだけ長い期間、レコーディング・アーティストとして活動できているアーティストは数少ないです…売れないと契約を切られてしまう訳ですから
佐野元春に直撃された今の40代には忘れられないアーティストだと思いますね(マルタツは50代ですが 笑)
気になるのは若い世代…10代、20代がまったくと言っていい程、佐野元春を知らない事です
どうしてこんな事になってしまったのか?
カラオケで歌うとドン引きされるし(笑)
そんな訳で、Young Bloods…熱き血潮のままにズルズルとお送りしました♪
ストリート三部作ではありませんが、三部作 完結!最後までThanksです!

また夜明けになってしまったな…(笑)
「音のないラジオ」から「Wild Hearts(冒険者たち)」が流れてきた…
♪誰かがどこかで眠れぬ夜明けを見つめている
誰もが心に見知らぬ夜明けをかかえている
Hey hey hey♪

name
email
url
comment

2014.08.31 14:14
マルタツ
マゼンタさん、待ちかねてました♪
レコードとカセットテープには愛着がありますね
「SOMEDAY」 をカラオケで歌っていたマゼンタさんを思い出します
8トラの時代、縦書きの歌本でしたね
♪Happiness & Rest…
英語だけ横書きで、首を傾けて見なきゃならないんですよね(笑)
今回はマゼンタさんのかわりにカラオケについて触れてみました♪

2014.08.31 12:40
マゼンタ
元春3部作ご苦労さまでした。サムディをサンデーと思っていた程興味がなかったのに、部室のカセット(古い)で何度も聞いているうちに好きになりましたね。仕事で旭川に通っていた頃は、いつもアルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』を車のカセット(古い)で聞いてましたねぇ〜。

2014.08.29 23:44
マルタツ
トミーさん、イグザクトリー!です
絶対「Shout To The Top」より良い曲だと思いますし、完成度も高いです
これを非難ばかりして、称賛しないのは間違っていると思いますね
昔、マゼンタさんに無理矢理、聞き比べさせた事があります(笑)

2014.08.29 23:11 Djマルタツさん、♪〜トラウト〜♪
「Yung-Bloods」12インチシングル初期のスマッシュヒット曲でしたね。
スタイルカウンシルの「シャウトトウザトップ」」似ていると散々叩かれましたが…
私は本当に大好きなんです。冬、特に年末年始になるとカラオケで歌いたくなります。
大学3年生の時の事を思い出して…

2014.08.29 13:57
マニアック・クイズの答え
沢田研二へ提供、その後佐野元春がセルフカバーした4曲
「彼女はデリケート」「The Vanity Factory」「I'm in blue」「Bye Bye Handy Love」

セルフカバーしていない2曲は「Why Oh Why」と、吉川晃司のシングルになった「すべてはこの夜に」が正解でした♪

NEW ENTRIES
ビクター犬、ニッパーは音楽を聴いている?!(10.30)
ブラックバード(01.05)
イマジン〜ジョンとヨーコ、2017年初春(01.05)
Index 〜 Listen To The Music Classic 年末年始スペシャル・エディション(12.29)
ジャズからロックンロールへ〜ルイ・ジョーダンのジャンプ・ブルース(11.30)
彼女はデリケート(10.31)
ラヴィング・ユー(09.24)
どんないいこと(08.19)
ビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティン(07.29)
ジス・オールド・ハート・オブ・マイン(06.15)
RECENT COMMENTS
TAGS
<INDEX〜記事一覧(投稿順)> <Nipper> ABBA Aerosmith AlKooper AlbertHammond ArtGarfunkel B.J.Thomas BillEvance BillHaley BillyJoel BillyPaul Bjorn&Benny Blood,Sweat&Tears BobDylan BookerT&TheMG's BozScaggs BrianWilson BurtBacharach CarlySimon CaroleKing Carpenters CarrieUnderwood Char Chase Chi-Lites Chicago ChuckBerry DavidBowie DeepPurple DionneWarwick DonaldFagen DschinghisKhan Eagles Earth,Wind&Fire EltonJohn ElvisPresley EricCarmen FrankSinatra GeorgeBenson GeorgeMartin GilbertBecaud GilbertO'Sulliva GladysKnight&The JamesBrown JamesTaylor JanisIan JanisJoplin JeffBeck JerryWallace JoeCocker JoeJackson John&Yoko JohnLennon KeithRichards Kiss LarryWilliams LedZeppelin LeonRussell LittleRichard LosIndiosTrabajas LouisArmstrong LouisJordan Madonna MarvinGaye MichaelJackson MichelPolnareff MikeOldfield MilesDavis Mina MinnieRiperton NeilSedaka O'Jays OtisRedding PaulMcCartney PaulStanley Prince Queen Raspberries RayCharles RayParkerJr. RichardClayderma RingoStarr RodStewart RonaldIsley SMAP Santana Silver Simon&Garfunkel Slade SteelyDan StevieWonder Stories T.Rex TammiTerrell TheBeachBoys TheBeatles TheDoobieBrothers TheIsleyBrothers TheJacksons TheJam TheOsmonds ThePlatters ThePolice TheRollingStones TheRonettes TheStylistics TheThreeDegrees TheTurtles TheVerve TheYardbirds TinyBradshaw TomWaits TonyAshton Wings 〈CMソング〉 〈MidnightJazz〉 〈ジャズ喫茶〉 〈テレビ主題歌〉 〈ロシア民謡〉 〈映画音楽〉 〈著作権・版権〉 「ブルースにこんがらがって」 「音の散策」 「月刊ポルナレフ」 かまやつひろし ちあきなおみ ちのはじめ イースト イエロー・マジック・オーケストラ オーロラ三人娘 ガロ キャデラックスリム キャロル キャンディーズ クレイジーケンバンド グッチ裕三 サザンオールスターズ サンボマスター ザ・キングトーンズ ザ・ゴールデン・カップス ザ・スパイダーズ ザ・タイマーズ ザ・ピーナッツ シーナ&ザ・ロケッツ シュガーベイブ ジョニー大倉 タモリ デイヴ平尾 トワ・エ・モワ ハナ肇とクレージーキャッツ ビートたけし フォーリーブス フラワー・トラヴェリン・バンド 安部恭弘 井上堯之バンド 奥村チヨ 欧陽菲菲 吉井和哉 吉田拓郎 吉田美奈子 桑田佳祐 荒井由実 佐々木幸男 佐野元春 左とん平 細野晴臣 坂本九 坂本龍一 秋元康 所ジョージ 小室等 小林亜星 小林克也 少女時代 松本隆 上條恒彦 植木等 仁井山征弘 川内康範 太田裕美 大滝詠一 沢田研二 長谷川きよし 筒美京平 萩原健一 尾崎豊 浜田省吾 富田勲 平浩二 北公次 野猿 矢沢永吉 漣健児 六文銭 和田アキ子
ARCHIVES
LINKS
RSS
RSS