サムデイ
佐野元春
「SOMEDAY」
作詞・作曲 佐野元春
昭和56年(1981年)
真夜中のマニアック・クイズ、MMQです(笑)
さて、このブログの前回の矢沢永吉と今回の佐野元春…二人をつなぐキーパーソンは誰でしょう?
そう、正解はスーパー・ダイナマイト・サキソフォン!ダディ柴田(柴田光久)です♪
矢沢永吉のサポートをしていたダディ柴田のロックンロール・サキソフォンは、佐野元春の目指していた「都市のロックンロール」には必要不可欠だった
ブルース・スプリングスティーンのバンドをお手本にしていたのだろう
「もうロックンロールはやりたくない」と言うダディ柴田を、佐野元春が直々に口説き落としたのだという
事実、佐野元春のバンドではリード・ギターが殆ど聞かれず、サックスがソロを取っていた
佐野元春の初期の代表曲「SOMEDAY」の間奏で聞かれる感動的なサックス・ソロ…あれはダディ柴田の演奏でなければならない
昨年、「名盤ライブ」と称したライブが行われた
佐野元春の30年前のアルバム「SOMEDAY」全曲を曲順通りに、そのままのアレンジで演奏するというものだ
このライブには、消息不明だったダディ柴田の参加は見送られていたらしい
が、なんと!奇跡的な再会があり、久々の共演となったらしい…
「SOMEDAY」は佐野元春の4枚目のシングルとして発表…初のセルフ・プロデュース作品で、アレンジも自身で手掛けている
81年の作品なんだけど、何故か佐野元春はいっつも82年の作品だと言い張っているんだ(笑)
そう、このシングルの入ったアルバム「SOMEDAY」は一年後の82年リリースなんだよね…ゴッチャになっているんだな
こういうのはリスナーの方がちゃんと覚えているんだよ♪
イントロの街のノイズのSE…この曲が特別なものであることをすでに雄弁に物語っている
着実に刻まれる古田たかしのドラムのビート、西本明のリリカルなピアノ、そしてダディ柴田のサックス…
レコードのジャケットにも初めてMotoharu Sano with the Heartlandと、バンド名が記されている
(それまでのレコーディングはスタジオ・ミュージシャンによる演奏だった)
フィル・スペクター調のエコーがかけられ、荘厳な響きを醸し出している
イントロにも流用されたサビにはカウンター・メロディ(対旋律)が散りばめられている
なかなか抜かりないプロデュースだ
楽曲自体もサビよりAメロ、Bメロ、Cメロの方が泣けるのだ
サックス・ソロはAメロのコード進行で吹いているしね♪
問題はアレンジだ
散々言われている通り、これはブルース・スプリングスティーン「ハングリー・ハート」そのものだよね?
過去のアルバムではギルバート・オサリバン「アローン・アゲイン」やビリー・ジョエル「素顔のままで」そっくりのアレンジをしたアレンジャーを非難していた佐野元春…
今度は自分でアレンジしてるのに、やっぱりパクるのかい?と、なっちゃいます(笑)
まあ、アレンジはいいとしても…メロディもそこはかとなく、エリック・カルメン「悲しみトゥー・マッチ」に似ていると思うんですが(笑)
若かった頃の自分のがむしゃらな情熱…それを振り返りつつも、いたずらに感傷に浸ったりはしていない
あの頃と同じように、今も、きっと「いつか」は…という希望を胸に抱いて生きている…
なかなかこの歌詞は大人になってから沁みてくるものがあるね
「信じる心いつまでも」と高らかにシャウトしているのは、一種の反語なのかもしれないよ?
きっといつかは…だって?そんな日なんて来ないかもしれないぜ…そんなの信じていられるかよ…
♪Oh,darlin'こんな気持ちに揺れてしまうのが本音なのかもしれないんだぜ?!
SOMEDAYとは「祈り」みたいなものかもしれないな…
これは永遠のエバーグリーンだ♪
「SOMEDAY」
レコードでは佐野元春が最後に何か吠えているぞ?
歌詞カードにはないフレーズだ
♪Now we're standing inside the rain tonight…
これを聞き取った時は、元春からの暗号を受け取ったぞ♪と随分興奮してしまった
(この映像はレコード音源なので、確認できますよ)
でも、このフレーズ…シングル盤のジャケットにデカデカと書いてあったんだね(笑)
「サムデイ」として、村上龍の小説にもなりましたね…思わず買ってしまったぞ(笑)
♪無邪気に笑える心が好きさ…
イノセンス…佐野元春の提示したロックンロールは、まるで十代のままみたいな瑞々しい感受性にあふれている
だからこそ衝動的で、感動的なのだろう
…と、僕は思うんだ←元春の口調をマネしてみました(笑)
佐野元春…なかなか語りつくせないので、
そのうち、また…Someday Soonにね♪
「SOMEDAY」
作詞・作曲 佐野元春
昭和56年(1981年)
真夜中のマニアック・クイズ、MMQです(笑)
さて、このブログの前回の矢沢永吉と今回の佐野元春…二人をつなぐキーパーソンは誰でしょう?
そう、正解はスーパー・ダイナマイト・サキソフォン!ダディ柴田(柴田光久)です♪
矢沢永吉のサポートをしていたダディ柴田のロックンロール・サキソフォンは、佐野元春の目指していた「都市のロックンロール」には必要不可欠だった
ブルース・スプリングスティーンのバンドをお手本にしていたのだろう
「もうロックンロールはやりたくない」と言うダディ柴田を、佐野元春が直々に口説き落としたのだという
事実、佐野元春のバンドではリード・ギターが殆ど聞かれず、サックスがソロを取っていた
佐野元春の初期の代表曲「SOMEDAY」の間奏で聞かれる感動的なサックス・ソロ…あれはダディ柴田の演奏でなければならない
昨年、「名盤ライブ」と称したライブが行われた
佐野元春の30年前のアルバム「SOMEDAY」全曲を曲順通りに、そのままのアレンジで演奏するというものだ
このライブには、消息不明だったダディ柴田の参加は見送られていたらしい
が、なんと!奇跡的な再会があり、久々の共演となったらしい…
「SOMEDAY」は佐野元春の4枚目のシングルとして発表…初のセルフ・プロデュース作品で、アレンジも自身で手掛けている
81年の作品なんだけど、何故か佐野元春はいっつも82年の作品だと言い張っているんだ(笑)
そう、このシングルの入ったアルバム「SOMEDAY」は一年後の82年リリースなんだよね…ゴッチャになっているんだな
こういうのはリスナーの方がちゃんと覚えているんだよ♪
イントロの街のノイズのSE…この曲が特別なものであることをすでに雄弁に物語っている
着実に刻まれる古田たかしのドラムのビート、西本明のリリカルなピアノ、そしてダディ柴田のサックス…
レコードのジャケットにも初めてMotoharu Sano with the Heartlandと、バンド名が記されている
(それまでのレコーディングはスタジオ・ミュージシャンによる演奏だった)
フィル・スペクター調のエコーがかけられ、荘厳な響きを醸し出している
イントロにも流用されたサビにはカウンター・メロディ(対旋律)が散りばめられている
なかなか抜かりないプロデュースだ
楽曲自体もサビよりAメロ、Bメロ、Cメロの方が泣けるのだ
サックス・ソロはAメロのコード進行で吹いているしね♪
問題はアレンジだ
散々言われている通り、これはブルース・スプリングスティーン「ハングリー・ハート」そのものだよね?
過去のアルバムではギルバート・オサリバン「アローン・アゲイン」やビリー・ジョエル「素顔のままで」そっくりのアレンジをしたアレンジャーを非難していた佐野元春…
今度は自分でアレンジしてるのに、やっぱりパクるのかい?と、なっちゃいます(笑)
まあ、アレンジはいいとしても…メロディもそこはかとなく、エリック・カルメン「悲しみトゥー・マッチ」に似ていると思うんですが(笑)
若かった頃の自分のがむしゃらな情熱…それを振り返りつつも、いたずらに感傷に浸ったりはしていない
あの頃と同じように、今も、きっと「いつか」は…という希望を胸に抱いて生きている…
なかなかこの歌詞は大人になってから沁みてくるものがあるね
「信じる心いつまでも」と高らかにシャウトしているのは、一種の反語なのかもしれないよ?
きっといつかは…だって?そんな日なんて来ないかもしれないぜ…そんなの信じていられるかよ…
♪Oh,darlin'こんな気持ちに揺れてしまうのが本音なのかもしれないんだぜ?!
SOMEDAYとは「祈り」みたいなものかもしれないな…
これは永遠のエバーグリーンだ♪
「SOMEDAY」
レコードでは佐野元春が最後に何か吠えているぞ?
歌詞カードにはないフレーズだ
♪Now we're standing inside the rain tonight…
これを聞き取った時は、元春からの暗号を受け取ったぞ♪と随分興奮してしまった
(この映像はレコード音源なので、確認できますよ)
でも、このフレーズ…シングル盤のジャケットにデカデカと書いてあったんだね(笑)
「サムデイ」として、村上龍の小説にもなりましたね…思わず買ってしまったぞ(笑)
♪無邪気に笑える心が好きさ…
イノセンス…佐野元春の提示したロックンロールは、まるで十代のままみたいな瑞々しい感受性にあふれている
だからこそ衝動的で、感動的なのだろう
…と、僕は思うんだ←元春の口調をマネしてみました(笑)
佐野元春…なかなか語りつくせないので、
そのうち、また…Someday Soonにね♪
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Comments
全力を出し切った感がありますね
当時、先行シングルだった「Sugartime」のポップな感覚に、これは聞き逃せないぞ?と、さっそく後輩の女の子からアルバムを借りましたよ♪
いつかは佐野元春を…とは思っていました
その「いつか」が来たという訳です
今回はいつになくストレートな選曲で、なんだか居心地が悪い(笑)
まあ、YouTubeに音源が少ないという…大人の事情もあるんですが(笑)
「真夜中のサイレント・ラジオ」という当初のコンセプトに立ち戻って、「音のないラジオ」もいいかもしれません♪
http://blog.livedoor.jp/safs01murahiro-higeko/
待ってました佐野元春、1回では堪能し足りないので複数回の放送をキボンヌ。
そうこの頃の元春はイーストリバーバンドにクリソツですよね。
きっと今頃マゼンダさんも喜んでいると思います。