学生街の喫茶店
GARO
「学生街の喫茶店」
作詞 山上路夫
作曲 すぎやまこういち
昭和47年(1972年)
マルタツの「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」…今回は100回記念という事で、マルタツが初めて自分のお小遣いで買ったレコードを取り上げてみたいと思います
長くなりそうなので、最初に断っておきます(笑)
ガロ「学生街の喫茶店」は当時よくラジオでかかっていました
小学6年生でしたが、この頃はもう深夜放送を聞いていましたね
当時「団塊の世代」の方々は大学生くらいだったのかな?
戦後生まれで頭数も多いという事もあって、新しい若者の文化を作り出していたんですね…深夜放送もブームになっていました
ラジオはテレビでは聞けないフォークや洋楽が聞けて、夢中になりましたね〜
ガロはこの曲(3枚目のシングルです)で知りました
最初は「美しすぎて」という曲がA面で、「学生街の喫茶店」はB面だったんですね
レコードはA面とB面を入れ換えて再発売したみたいですが、ジャケットの裏までは手が回らなかったと見えて、
「美しすぎて」の楽譜がデカデカと印刷されていました(笑)
B面がヒットするというのもラジオの力なのかもしれません
千昌夫「星影のワルツ」とかね(古いか?笑)
赤い鳥「翼をください」、ダウンタウン・ブギウギバンド「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」、松田聖子「Sweet Memories」なんかもB面曲でしたね
「学生街の喫茶店」3人でのライブ映像
ガロのデビュー曲「たんぽぽ」もよくラジオで聞いたな…これがガロの本来の音楽性なんですよ
って、ラジオのパーソナリティたちが紹介してくれていました
「学生街の喫茶店」は職業作曲家の作品ですからね
「たんぽぽ」みたいにメンバーのオリジナルではないからダメだと…
ガロはマーク、トミー、ボーカルの3人ともアコースティック・ギターとヴォーカルを担当するアコースティック・グループだし、
「学生街の喫茶店」はバロック音楽風のアレンジからして、確かにガロ本来の音楽性じゃないんですね…お節介な人たちだな(笑)
オススメは2枚目のシングル、トミー作曲の「地球はメリーゴーランド」ですね…これがポップでいいんです♪
作詞は山上路夫…やっぱりこの頃のレコード会社は、まだプロの作家に依存していたんだな
GSの時代と余り変わっていないね
「美しすぎて」も村井邦彦の作曲でした…これは泣けますね
レコードをひっくり返して、よく聞いたものです♪
「たんぽぽ」ライブ音源(ボーカル作詞、マーク作曲)
「地球はメリーゴーランド」リード・ヴォーカルは作曲者のトミーです
ガロはCSN&Y(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)をお手本にしたグループですね
フォークというよりフォーク・ロック…洋楽志向なんです
ガロのハーモニーを聞いて、若い人ならアルフィーみたいだ…と思うんじゃないかな?
アルフィーはガロと同じ事務所で後輩格だったんです(アルフィーは73年デビューと古株ですからね〜)
CSNY路線というのも同じですから、コーラスが似ているんですね
アルフィーは坂崎がビートルズとフォーク、桜井がサイモン&ガーファンクル、高見沢がレッド・ツェッペリンと志向がバラバラで、
CSNYが接点だったんですね
(レッド・ツェッペリンはアルバムでアコースティックなナンバーをやっているし、アコースティック路線でデビューするか?ハード・ロックで行くか?迷っていたのは有名な話)
3人組のフォーク・グループとしては、かぐや姫、アリスも同時期にデビューしていますが、最初に大ブレイクしたのはガロでしたね
長髪、髭、サングラスも格好良くて、「君の誕生日」「ロマンス」「一枚の楽譜」とヒット…
テレビにもよく出ていました
そういえば、この頃のアリスの「青春時代」も作曲家、都倉俊一の作品だったな〜
でも谷村新司はこの曲調をモノにしたんだね
今聞くと谷村新司の曲みたいだもんなぁ
「学生街の喫茶店」は、やはりレコードのアレンジが秀逸だ♪
大野克夫ですね…当時の流行のサウンドを取り入れたりしていないから、今聞いても少しも古びていない
この曲を聞くと、小学生、中学生の当時に戻りもするが、
歌詞で歌われている大学時代の事も何故か思い出してしまう
時は流れ、もう戻らない日々…
そんな失われた過去のように美しいハーモニー…
名曲だな〜
「学生街の喫茶店」レコード音源
アーティストを聞くなら断然アルバムだが、
楽曲を味わうのならシングル・レコードというのもなかなか捨てがたい
その曲を聞くためだけに
ターンテーブルにレコードを乗せ、針を落とす
針のジャリジャリという音が、曲の期待感を高めてくれる
曲が終わると針は戻って、無音の状態に戻る…余韻に浸る事ができるという訳だ
イヤ〜レコードって、本当にいいもんですね♪
このブログも、そんな
今は手元にない、シングル・レコードへの想いを書きたかったのが動機だったんです
ブログの当初の目標は50回で、50曲のラインナップを一応書き出してみたんですね
その中には当然この曲も入っていたんですが…
洋楽が続いてしまったので、なかなか取り上げられませんでした
人種差別なブログでしたね(笑)
皆様のコメントに励まされて、なんとか続けてこれました…感謝します♪(なんだか最終回みたいだな…)
このブログには公開できるアクセス・カウンターは設置できないんですが、予想を上回るアクセス数に驚いています…誰が見ているんだろう?
当然、面識のない方もいるんだろうな〜さすがブログというものは、世界に発信しているだけの事はあるね♪
こんなブログを見ていて、私は大丈夫なのか?と思っているアナタ…
大丈夫!君は一人じゃないよ…と言ってあげたい(笑)
まあ、これからもまず自分が読みたいと思う記事を書いていきますので、よかったらまたお付き合い下さい(最終回じゃないのかよ?)
そうそう、このブログは「いいね!」できないので、コメント募集中です(笑)過去記事でもOK牧場♪
それでは、また♪
「美しすぎて」
<追記>2015年1月
トミー(日高富明)の自殺もショックでしたが、昨年暮れにマーク(堀内護)も亡くなってしまうとは・・・
YouTube・・・ガロのレコード音源はすぐに削除されてしまうんですね
「涙はいらない」この曲も忘れられない曲だなぁ
「美しすぎて」に続く4枚目のシングルでしたが、「学生街の喫茶店」のヒットで埋もれてしまった曲なんです
期間限定になるとは思いますが(笑)追悼の意味で、懲りずにリンクします♪
「学生街の喫茶店」ではボーカルがリード・ヴォーカルでしたが、
やっぱりガロのリード・ヴォーカルはマークだったんだと思いますね
マークの作詞作曲です
「涙はいらない」
「学生街の喫茶店」
作詞 山上路夫
作曲 すぎやまこういち
昭和47年(1972年)
マルタツの「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」…今回は100回記念という事で、マルタツが初めて自分のお小遣いで買ったレコードを取り上げてみたいと思います
長くなりそうなので、最初に断っておきます(笑)
ガロ「学生街の喫茶店」は当時よくラジオでかかっていました
小学6年生でしたが、この頃はもう深夜放送を聞いていましたね
当時「団塊の世代」の方々は大学生くらいだったのかな?
戦後生まれで頭数も多いという事もあって、新しい若者の文化を作り出していたんですね…深夜放送もブームになっていました
ラジオはテレビでは聞けないフォークや洋楽が聞けて、夢中になりましたね〜
ガロはこの曲(3枚目のシングルです)で知りました
最初は「美しすぎて」という曲がA面で、「学生街の喫茶店」はB面だったんですね
レコードはA面とB面を入れ換えて再発売したみたいですが、ジャケットの裏までは手が回らなかったと見えて、
「美しすぎて」の楽譜がデカデカと印刷されていました(笑)
B面がヒットするというのもラジオの力なのかもしれません
千昌夫「星影のワルツ」とかね(古いか?笑)
赤い鳥「翼をください」、ダウンタウン・ブギウギバンド「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」、松田聖子「Sweet Memories」なんかもB面曲でしたね
「学生街の喫茶店」3人でのライブ映像
ガロのデビュー曲「たんぽぽ」もよくラジオで聞いたな…これがガロの本来の音楽性なんですよ
って、ラジオのパーソナリティたちが紹介してくれていました
「学生街の喫茶店」は職業作曲家の作品ですからね
「たんぽぽ」みたいにメンバーのオリジナルではないからダメだと…
ガロはマーク、トミー、ボーカルの3人ともアコースティック・ギターとヴォーカルを担当するアコースティック・グループだし、
「学生街の喫茶店」はバロック音楽風のアレンジからして、確かにガロ本来の音楽性じゃないんですね…お節介な人たちだな(笑)
オススメは2枚目のシングル、トミー作曲の「地球はメリーゴーランド」ですね…これがポップでいいんです♪
作詞は山上路夫…やっぱりこの頃のレコード会社は、まだプロの作家に依存していたんだな
GSの時代と余り変わっていないね
「美しすぎて」も村井邦彦の作曲でした…これは泣けますね
レコードをひっくり返して、よく聞いたものです♪
「たんぽぽ」ライブ音源(ボーカル作詞、マーク作曲)
「地球はメリーゴーランド」リード・ヴォーカルは作曲者のトミーです
ガロはCSN&Y(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)をお手本にしたグループですね
フォークというよりフォーク・ロック…洋楽志向なんです
ガロのハーモニーを聞いて、若い人ならアルフィーみたいだ…と思うんじゃないかな?
アルフィーはガロと同じ事務所で後輩格だったんです(アルフィーは73年デビューと古株ですからね〜)
CSNY路線というのも同じですから、コーラスが似ているんですね
アルフィーは坂崎がビートルズとフォーク、桜井がサイモン&ガーファンクル、高見沢がレッド・ツェッペリンと志向がバラバラで、
CSNYが接点だったんですね
(レッド・ツェッペリンはアルバムでアコースティックなナンバーをやっているし、アコースティック路線でデビューするか?ハード・ロックで行くか?迷っていたのは有名な話)
3人組のフォーク・グループとしては、かぐや姫、アリスも同時期にデビューしていますが、最初に大ブレイクしたのはガロでしたね
長髪、髭、サングラスも格好良くて、「君の誕生日」「ロマンス」「一枚の楽譜」とヒット…
テレビにもよく出ていました
そういえば、この頃のアリスの「青春時代」も作曲家、都倉俊一の作品だったな〜
でも谷村新司はこの曲調をモノにしたんだね
今聞くと谷村新司の曲みたいだもんなぁ
「学生街の喫茶店」は、やはりレコードのアレンジが秀逸だ♪
大野克夫ですね…当時の流行のサウンドを取り入れたりしていないから、今聞いても少しも古びていない
この曲を聞くと、小学生、中学生の当時に戻りもするが、
歌詞で歌われている大学時代の事も何故か思い出してしまう
時は流れ、もう戻らない日々…
そんな失われた過去のように美しいハーモニー…
名曲だな〜
「学生街の喫茶店」レコード音源
アーティストを聞くなら断然アルバムだが、
楽曲を味わうのならシングル・レコードというのもなかなか捨てがたい
その曲を聞くためだけに
ターンテーブルにレコードを乗せ、針を落とす
針のジャリジャリという音が、曲の期待感を高めてくれる
曲が終わると針は戻って、無音の状態に戻る…余韻に浸る事ができるという訳だ
イヤ〜レコードって、本当にいいもんですね♪
このブログも、そんな
今は手元にない、シングル・レコードへの想いを書きたかったのが動機だったんです
ブログの当初の目標は50回で、50曲のラインナップを一応書き出してみたんですね
その中には当然この曲も入っていたんですが…
洋楽が続いてしまったので、なかなか取り上げられませんでした
人種差別なブログでしたね(笑)
皆様のコメントに励まされて、なんとか続けてこれました…感謝します♪(なんだか最終回みたいだな…)
このブログには公開できるアクセス・カウンターは設置できないんですが、予想を上回るアクセス数に驚いています…誰が見ているんだろう?
当然、面識のない方もいるんだろうな〜さすがブログというものは、世界に発信しているだけの事はあるね♪
こんなブログを見ていて、私は大丈夫なのか?と思っているアナタ…
大丈夫!君は一人じゃないよ…と言ってあげたい(笑)
まあ、これからもまず自分が読みたいと思う記事を書いていきますので、よかったらまたお付き合い下さい(最終回じゃないのかよ?)
そうそう、このブログは「いいね!」できないので、コメント募集中です(笑)過去記事でもOK牧場♪
それでは、また♪
「美しすぎて」
<追記>2015年1月
トミー(日高富明)の自殺もショックでしたが、昨年暮れにマーク(堀内護)も亡くなってしまうとは・・・
YouTube・・・ガロのレコード音源はすぐに削除されてしまうんですね
「涙はいらない」この曲も忘れられない曲だなぁ
「美しすぎて」に続く4枚目のシングルでしたが、「学生街の喫茶店」のヒットで埋もれてしまった曲なんです
期間限定になるとは思いますが(笑)追悼の意味で、懲りずにリンクします♪
「学生街の喫茶店」ではボーカルがリード・ヴォーカルでしたが、
やっぱりガロのリード・ヴォーカルはマークだったんだと思いますね
マークの作詞作曲です
「涙はいらない」
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Comments
阿久悠さんについてコメントできるなんて嬉しいです
阿久悠さんが番組「スター誕生!」を企画したんですよね?
作品も放送作家出身ならではの企画力が光っていました
同じ放送作家出身の作詞家、秋元康もそれに学んだのだと思います
ちなみにマルタツは秋元康に似ているとよく言われます(笑)
するどい見解ですね.その通りだと思います.
ジュリーの「時の過ぎゆくままに」かな?
「男にとって生きるとは、現実ではなくファンタジーだと思いたい」
名言ですね!!
阿久悠さんに対するコメントありがとうございます.
10月11日モダンタイムでお会いしましょう.
当時はボーカルの声が渋い大人の声に聞こえましたが、今聞くと若くて可愛い声に聞こえるんです(笑)
♪時は流〜れ〜た〜という事ですかね〜
阿久悠さんの作品だとジュリー(沢田研二)の一連の曲が印象に残っています
歌詞ではないんですが「男にとって生きるとは、現実ではなくファンタジーだと思いたい」という名言に痺れました(よく色紙に書いていたそうです)
ジュリーの歌詞にも見られる「男の美学」ですね♪
時は流れ、もう戻らない日々…
に食いついてコメントしています.
団塊世代です.
今も大野さん頑張って歌っていますね.
懐かしい曲です.
きょうたろうさん,ジョニーへの伝言も同じ時期…
相当あとだと思いますが…
この曲は私が大好きな阿久悠さんの詞で,生前あなたの作った曲でベストワンはと聞かれ
ジョニーへの伝言と答えたのを思い出します.
阿久悠さん興味ないかと思いますが…
ダメだった曲というのも面白いですね
私は75年のホット・ブラッド「ソウル・ドラキュラ」がワースト♯1でした
当時、洋楽が安易なディスコばかりになってしまって辟易していたんです
おまけにこの曲、洋楽の年間ベスト1になったりしたもんですから…つい…
今聞くとマイケルの「スリラー」みたいで、それなりに楽しめますが(笑)
ザ・フーの映画、そしてガロのトミーですね
GAROという名前は、漫画誌のガロから来ているとか、我路を意味しているとか、当時はまことしやかに言われていましたね(笑)
マネージャーが息子の名前に考えていた我朗から取ったと、確かボーカル(大野真澄)が答えていました
「きょうたろう」と同じ由来なんですね
GAROと表記しているのは、少しでもCSNYに似せるためみたいです
「地球はメリーゴーランド」はトミー追悼の曲になってしまいました
ガロはやっぱりハーモニーがいいですね♪
洋楽志向のソフト・ロックとして再評価されるグループだと思います
http://blog.livedoor.jp/safs01murahiro-higeko/
GARO私も大好きです。GAROって名前の由来はなんでしょうね?
GAROのフォークロックは唯一な感じがします。曲調は全く違いますが極初期のRCがそうかな…
やはりボブディランは偉大なのですね。