可愛いアイシャ
Stevie Wonder
Isn't She Lovely
from the album - Songs In The Key Of Life
1976
久々のスティーヴィー・ワンダーです♪
おせちもいいけどカレーもね♪じゃなくて、ロックもいいけどソウルもね♪
シーズン1ではあのアーティストを取り上げたい、このアーティストも取り上げなければ・・・という想いがあって、複数回登場するアーティストは限られてしまっていた
これからは好きなアーティストは何回でも取り上げていきたいね
「月刊ポルナレフ」もやりますよ・・・2月号をお楽しみに♪
誰も期待していないかもしれませんが(笑)
70年代のスティーヴィー・ワンダーの快進撃は神がかっていた!
アルバム「トーキング・ブック」、「インナービジョンズ」、「ファースト・フィナーレ」、そして「キー・オブ・ライフ」
初めてアルバムを買った黒人アーティストでしたね
リズム、メロディ、ハーモニー・・・どれを取ってもカラフルで、自由な感性が遊び回っているようなサウンド
音楽的に複雑な事をやっていても、それを感じさせない・・・とても自然なんだ
生命の躍動感も表現されていて、やっぱり黒人にはかなわないなぁと感服したものです
20世紀のポップ・ミュージック・・・ブルースもジャズもロックンロールもソウルもファンクも、
レゲエに至るまで、全部黒人が作り出したんだよな〜とまで感じさせてくれた音楽でしたね
アルバム「キー・オブ・ライフ」は、当時アナログでLP2枚にEP1枚という変則的な大作で、スティーヴィー・ワンダーの最高傑作だと言われている
その収録曲「可愛いアイシャ」はスティーヴィー・ワンダーの代表作との呼び声も高い名曲だ
このサウンドを聴くと、当時よく使われていた「スウィート&メロウ」という言葉を思い出してしまうな・・・スミマセン、古い人間なもので(笑)
ジャンルじゃなくて、当時持てはやされたサウンドを形容した言葉なんですよ
もっとも、まろやかな音色のエレピ(エレクトリック・ピアノ)が入っている曲は、
何でもスウィート&メロウに感じてしまうんですが(笑)
アルバムからのシングルは「回想(I Wish)」、「愛するデューク(Sir Duke)」とカットされて、次はこの「可愛いアイシャ」だろうと噂されていた
実際、ラジオでもよくかかっていたんだけど、結局シングル・カットはされていない
そうこうしているうちにデヴィッド・パートンのカバー・シングルが出たりしちゃったりして・・・そこそこ売れたんですよ
どうもスティーヴィーはこの曲をシングルにする気がなかったみたいだ
アルバム・バージョンは6分台と長い・・・それをラジオでは3分台に編集して放送していたのが気に入らなかったのか?
スティーヴィー・ワンダーのベスト・アルバムでも編集バージョンが収録されている事が多いんだ・・・やっぱり長いからなんだな(笑)
今回はオリジナル・フル・バージョンを聴いてみよう
「Isn't She Lovely」
これはスティーヴィー・ワンダーが、娘であるアイシャの誕生に感動して生まれた曲
娘が生まれた幸せ、驚き、神への感謝が歌詞にも率直に綴られている
♪Life is Aisha〜とあるように、アイシャとは生命を意味するスワヒリ語らしい
後半、アイシャちゃんと水遊びをしている音声が加えられている・・・編集版ではこのアイシャちゃんの声を全部カットしているんだね
これが許せなかったのかな?
冒頭の産声は、実はアイシャちゃんではない・・・さすがに誕生の瞬間はテープに録音していなかったようだ(笑)
編集版はここもカットしているもんな〜
オリジナル・フル・バージョンはスティーヴィー・ワンダーのハーモニカがたっぷり聴けます・・・長いのは親馬鹿って事でいいんじゃないの?(笑)
普通のソングライターならバラードにしてしまいそうな題材だが、スティーヴィーは軽快なシャッフルに仕上げている・・・さすが一味違うね
このビートは心臓の鼓動をヒントにしているらしい
コーラス終りのリズム・ブレイクもスティーヴィー節全開で、これも普通はなかなか出て来ないフレーズだと思う
♪〜Isn't She Lovely・・・可愛いだろう?
御存知のように、スティーヴィー・ワンダーは目が見えない
盲目の彼が自分の娘を可愛いだろう?と歌っているのだ
もちろん可愛いというのは声だけを聞いても感じられる事はできるだろう
しかしスティーヴィー・ワンダーはこの時こそは愛する娘の顔、姿を見たかったに違いない
自分では確認できない娘の可愛さ・・・だからこそ、可愛いだろう?と問いかけたのではないだろうか?
そう思えてならない、ヒューマンな曲なんです
スティーヴィー・ワンダーの娘、アイシャ・モーリスは
現在ではスティーヴィー・ワンダーのコーラスをつとめたり、デュエットで共演したりしているね♪(画像)
スティーヴィー・ワンダーは「キー・オブ・ライフ」の次作となる「シークレット・ライフ」発表までに3年の歳月を要している
これは映画のサウンドトラック・アルバムという事もあり、盲目の彼にはかなり骨の折れる作業だった事は想像に難くない
商業的には失敗でしたが、このアルバムも傑作として推したい作品ですね・・・かのプリンスも絶賛しているアルバムです
ところで、スティーヴィー・ワンダーは、実は目が見えているのではないか?という噂があるんだよね(笑)
この件に関してはこの記事と相反してしまうので、あえてここでは触れません
(コメントを頂ければ、喜んで書くと思いますが 笑)
信じるか信じないかは、アナタ次第! ですよね♪
Isn't She Lovely
from the album - Songs In The Key Of Life
1976
久々のスティーヴィー・ワンダーです♪
おせちもいいけどカレーもね♪じゃなくて、ロックもいいけどソウルもね♪
シーズン1ではあのアーティストを取り上げたい、このアーティストも取り上げなければ・・・という想いがあって、複数回登場するアーティストは限られてしまっていた
これからは好きなアーティストは何回でも取り上げていきたいね
「月刊ポルナレフ」もやりますよ・・・2月号をお楽しみに♪
誰も期待していないかもしれませんが(笑)
70年代のスティーヴィー・ワンダーの快進撃は神がかっていた!
アルバム「トーキング・ブック」、「インナービジョンズ」、「ファースト・フィナーレ」、そして「キー・オブ・ライフ」
初めてアルバムを買った黒人アーティストでしたね
リズム、メロディ、ハーモニー・・・どれを取ってもカラフルで、自由な感性が遊び回っているようなサウンド
音楽的に複雑な事をやっていても、それを感じさせない・・・とても自然なんだ
生命の躍動感も表現されていて、やっぱり黒人にはかなわないなぁと感服したものです
20世紀のポップ・ミュージック・・・ブルースもジャズもロックンロールもソウルもファンクも、
レゲエに至るまで、全部黒人が作り出したんだよな〜とまで感じさせてくれた音楽でしたね
アルバム「キー・オブ・ライフ」は、当時アナログでLP2枚にEP1枚という変則的な大作で、スティーヴィー・ワンダーの最高傑作だと言われている
その収録曲「可愛いアイシャ」はスティーヴィー・ワンダーの代表作との呼び声も高い名曲だ
このサウンドを聴くと、当時よく使われていた「スウィート&メロウ」という言葉を思い出してしまうな・・・スミマセン、古い人間なもので(笑)
ジャンルじゃなくて、当時持てはやされたサウンドを形容した言葉なんですよ
もっとも、まろやかな音色のエレピ(エレクトリック・ピアノ)が入っている曲は、
何でもスウィート&メロウに感じてしまうんですが(笑)
アルバムからのシングルは「回想(I Wish)」、「愛するデューク(Sir Duke)」とカットされて、次はこの「可愛いアイシャ」だろうと噂されていた
実際、ラジオでもよくかかっていたんだけど、結局シングル・カットはされていない
そうこうしているうちにデヴィッド・パートンのカバー・シングルが出たりしちゃったりして・・・そこそこ売れたんですよ
どうもスティーヴィーはこの曲をシングルにする気がなかったみたいだ
アルバム・バージョンは6分台と長い・・・それをラジオでは3分台に編集して放送していたのが気に入らなかったのか?
スティーヴィー・ワンダーのベスト・アルバムでも編集バージョンが収録されている事が多いんだ・・・やっぱり長いからなんだな(笑)
今回はオリジナル・フル・バージョンを聴いてみよう
「Isn't She Lovely」
これはスティーヴィー・ワンダーが、娘であるアイシャの誕生に感動して生まれた曲
娘が生まれた幸せ、驚き、神への感謝が歌詞にも率直に綴られている
♪Life is Aisha〜とあるように、アイシャとは生命を意味するスワヒリ語らしい
後半、アイシャちゃんと水遊びをしている音声が加えられている・・・編集版ではこのアイシャちゃんの声を全部カットしているんだね
これが許せなかったのかな?
冒頭の産声は、実はアイシャちゃんではない・・・さすがに誕生の瞬間はテープに録音していなかったようだ(笑)
編集版はここもカットしているもんな〜
オリジナル・フル・バージョンはスティーヴィー・ワンダーのハーモニカがたっぷり聴けます・・・長いのは親馬鹿って事でいいんじゃないの?(笑)
普通のソングライターならバラードにしてしまいそうな題材だが、スティーヴィーは軽快なシャッフルに仕上げている・・・さすが一味違うね
このビートは心臓の鼓動をヒントにしているらしい
コーラス終りのリズム・ブレイクもスティーヴィー節全開で、これも普通はなかなか出て来ないフレーズだと思う
♪〜Isn't She Lovely・・・可愛いだろう?
御存知のように、スティーヴィー・ワンダーは目が見えない
盲目の彼が自分の娘を可愛いだろう?と歌っているのだ
もちろん可愛いというのは声だけを聞いても感じられる事はできるだろう
しかしスティーヴィー・ワンダーはこの時こそは愛する娘の顔、姿を見たかったに違いない
自分では確認できない娘の可愛さ・・・だからこそ、可愛いだろう?と問いかけたのではないだろうか?
そう思えてならない、ヒューマンな曲なんです
スティーヴィー・ワンダーの娘、アイシャ・モーリスは
現在ではスティーヴィー・ワンダーのコーラスをつとめたり、デュエットで共演したりしているね♪(画像)
スティーヴィー・ワンダーは「キー・オブ・ライフ」の次作となる「シークレット・ライフ」発表までに3年の歳月を要している
これは映画のサウンドトラック・アルバムという事もあり、盲目の彼にはかなり骨の折れる作業だった事は想像に難くない
商業的には失敗でしたが、このアルバムも傑作として推したい作品ですね・・・かのプリンスも絶賛しているアルバムです
ところで、スティーヴィー・ワンダーは、実は目が見えているのではないか?という噂があるんだよね(笑)
この件に関してはこの記事と相反してしまうので、あえてここでは触れません
(コメントを頂ければ、喜んで書くと思いますが 笑)
信じるか信じないかは、アナタ次第! ですよね♪
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Comments
「可愛いアイシャ」は当時、周りの人に力説しまくっていたので、大変嫌がられていたと思います(笑)
この頃は目が見えないと純粋に信じていたんですが・・・
せっかくコメントを頂いたので、この件についてはスピンアウト編として近日アップします♪
この曲はその3つを全部楽しめるのがいいです
チャカ・カーン「フィール・フォー・ユー」、ジャヴァン「サムライ」、中島みゆき「つめたい別れ」などでの客演でも、スティーヴィー・ワンダーのハーモニカが抜群ですね♪