マイ・ファニー・ヴァレンタイン
My Funny Valentine
Written by Rogers-Hart in 1937
Frank Sinatra 1953
Miles Davis 1957
サーバーの接続障害で昨夜はアップできず、一日遅れのヴァレンタインです♪
そういえば昨年の大滝詠一「ブルー・ヴァレンタイン・デー」も一日遅れだったなぁ
呪われたヴァレンタイン・デーなんですよ(笑)
昨年の「ブルー・ヴァレンタイン・デー」が邦楽を取り上げる契機になったので、
今回は「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」で、今まで封印していたジャズを解禁してみたいと思います
まあ、そんなにジャズ・フリークではないから、マニアックな話はできないよ(笑)
今後ジャズ一辺倒になる事もない・・・「月刊ポルナレフ」もあるしね(笑)
それでも何枚かはジャズの愛聴盤があるのも事実・・・このブログは自分の趣味を暴露するブログなので、いつかはこんな日が来るんじゃないか?とは思っていたんです
自由でいるためには自分の魂を解放するしかないんだよ・・・イヤ〜正直で誠実なブログだなぁ(笑)
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」はジャズのスタンダード・ナンバーだ
多くの歌手によって歌われているし、インスト・ナンバーとしても数多く演奏されている
元々は1937年にミュージカル「ベイブス・イン・アームズ」のために書かれた「ロジャーズ・ハート」作品(リチャード・ロジャーズ作曲、ロレンツ・ハート作詞)だったらしい
こういったミュージカル・ナンバーがスタンダード・ナンバーとなった背景には、まだ時代的にレコードが音楽の発信源ではなかったというのが大きいですね
誰かがレコードでヒットさせて広まった訳じゃないから、「この曲は、この歌手の歌」というのがないんです
多くのローカル・シンガーが歌い継いでいた時代があって、後のレコードの普及で多くの歌手がこぞって録音したという事ですね
普通、ミュージカルは映画化されて楽曲が世に広まる訳ですが、この「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」は映画化の際にボツになってしまっている(笑)
ヴァレンタインとは登場人物の名前なんですが、映画化の際に登場人物の名前を変えてしまったので出番がなくなってしまったらしい
だからこの曲に関しては、1953年にフランク・シナトラが歌ってメジャーにした・・・という事で正しいみたいだ
だからといってシナトラ・バージョンが「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」の決定打ではないよ
それから多くのジャズ・シンガーが我も我もと取り上げるスタンダードになってしまったんだから(笑)
フランク・シナトラ・・・世代的には「マイ・ウェイ」の人だと・・・ああいうシンガーなんだとずっと思っていました(笑)ジャズ・シンガーだったんですよね
さすがフランク永井が名前をパクっただけの事はあるね!
Frank Sinatra「My Funny Valentine」
ン?さっきヴァレンタインが人の名前だって言っていなかったか?
それじゃあこの曲はヴァレンタイン・デーとは無関係だって事か?
イヤ、そうとも言えないんだ
この曲は元々女性が、恋人である男性に向けて歌っている曲なんです
この曲に出てくるヴァレンタインというのは男性の名前なんですが、ヴァレンタインというのは女性にも使われる名前みたいです
だからシナトラも歌詞を変えないで歌う事ができたんだね
それからValentineには恋人、特別な人という意味もある
アース・ウィンド&ファイアーの「自由のスパークル」という曲に♪Be my valentine〜という歌詞があったしね・・・えっ?知らない?失礼しました(笑)
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」の歌詞のオチは(オチって言うなよ)
♪毎日がヴァレンタイン・デー♪というものです・・・あれ?人名じゃないんだ・・・引っ掛けなんですね
つまりオチだな(笑)
♪〜私の愉快なヴァレンタイン・・・愛しい可笑しな恋人
あなたは心から私を笑わせてくれる
ルックスはちょっと笑ってしまうな・・・てんで絵にならないね
芸術作品としては私好みなんだけど
ギリシャ彫刻には見劣りしてしまうし、口元は締まりがない
しゃべりも間が抜けてるね
でも私のために髪型を変えたりしないでほしい・・・私の事が好きならね
Stay・・・(そのままでいて)
Stay・・・(ずっとそばにいて)
あなたがいれば毎日がヴァレンタイン・デーなんだから♪
マイナー(短調)の曲だからといって、悲しいラブソングだという訳ではないのだ
ましてや恋人のいない孤独なヴァレンタイン・デーを「私の変なヴァレンタイン」とか自虐している歌ではない(笑)
ラブラブ、アツアツのラブソングだし、ちょっとツンデレ、入ってるね♪
これは男が歌っちゃマズイ歌だと思うよ・・・「ルックスは笑ってしまう」はNGだろう
男は黙ってサッポロビールだ(古いねぇ♪)
マイルス・デイヴィスは黙って、トランペットでこの曲を歌っている
Miles Davis「My Funny Valentine」
いいねぇ♪ 本来はノーテンキなトランペットという楽器で、こんな繊細な表現ができるとは!
ミュート(消音器)使いの達人だね
この時期のマイルスには、もれなくサックスのジョン・コルトレーン(ジャズの巨人です)というオマケも付いてくるし(笑)
(注:この曲ではコルトレーンのソロはありません)
56年に録音(発表は57年)されたアルバム「クッキン」が初出で、64年のライブ・アルバムでは「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」とアルバム・タイトルにもなっている(画像)
シナトラが歌として「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」をスタンダードにしたと言うなら、マイルスはインストゥルメンタルとしてこの曲をスタンダードにしたと言えるだろうね
実はこの曲を知ったのはビリー・ジョエル経由なんです
ビリー・ジョエルをブレイクさせたヒット曲「素顔のままで(Just The Way You Are)」が、当時はよく現代版「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」だと言われていたんですよ
「素顔のままで」は歌詞が ♪髪の色も変えないでね・・・そのままの君が好きなんだ♪ というラブソングですもんね・・・なるほどと思いました♪
Written by Rogers-Hart in 1937
Frank Sinatra 1953
Miles Davis 1957
サーバーの接続障害で昨夜はアップできず、一日遅れのヴァレンタインです♪
そういえば昨年の大滝詠一「ブルー・ヴァレンタイン・デー」も一日遅れだったなぁ
呪われたヴァレンタイン・デーなんですよ(笑)
昨年の「ブルー・ヴァレンタイン・デー」が邦楽を取り上げる契機になったので、
今回は「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」で、今まで封印していたジャズを解禁してみたいと思います
まあ、そんなにジャズ・フリークではないから、マニアックな話はできないよ(笑)
今後ジャズ一辺倒になる事もない・・・「月刊ポルナレフ」もあるしね(笑)
それでも何枚かはジャズの愛聴盤があるのも事実・・・このブログは自分の趣味を暴露するブログなので、いつかはこんな日が来るんじゃないか?とは思っていたんです
自由でいるためには自分の魂を解放するしかないんだよ・・・イヤ〜正直で誠実なブログだなぁ(笑)
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」はジャズのスタンダード・ナンバーだ
多くの歌手によって歌われているし、インスト・ナンバーとしても数多く演奏されている
元々は1937年にミュージカル「ベイブス・イン・アームズ」のために書かれた「ロジャーズ・ハート」作品(リチャード・ロジャーズ作曲、ロレンツ・ハート作詞)だったらしい
こういったミュージカル・ナンバーがスタンダード・ナンバーとなった背景には、まだ時代的にレコードが音楽の発信源ではなかったというのが大きいですね
誰かがレコードでヒットさせて広まった訳じゃないから、「この曲は、この歌手の歌」というのがないんです
多くのローカル・シンガーが歌い継いでいた時代があって、後のレコードの普及で多くの歌手がこぞって録音したという事ですね
普通、ミュージカルは映画化されて楽曲が世に広まる訳ですが、この「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」は映画化の際にボツになってしまっている(笑)
ヴァレンタインとは登場人物の名前なんですが、映画化の際に登場人物の名前を変えてしまったので出番がなくなってしまったらしい
だからこの曲に関しては、1953年にフランク・シナトラが歌ってメジャーにした・・・という事で正しいみたいだ
だからといってシナトラ・バージョンが「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」の決定打ではないよ
それから多くのジャズ・シンガーが我も我もと取り上げるスタンダードになってしまったんだから(笑)
フランク・シナトラ・・・世代的には「マイ・ウェイ」の人だと・・・ああいうシンガーなんだとずっと思っていました(笑)ジャズ・シンガーだったんですよね
さすがフランク永井が名前をパクっただけの事はあるね!
Frank Sinatra「My Funny Valentine」
ン?さっきヴァレンタインが人の名前だって言っていなかったか?
それじゃあこの曲はヴァレンタイン・デーとは無関係だって事か?
イヤ、そうとも言えないんだ
この曲は元々女性が、恋人である男性に向けて歌っている曲なんです
この曲に出てくるヴァレンタインというのは男性の名前なんですが、ヴァレンタインというのは女性にも使われる名前みたいです
だからシナトラも歌詞を変えないで歌う事ができたんだね
それからValentineには恋人、特別な人という意味もある
アース・ウィンド&ファイアーの「自由のスパークル」という曲に♪Be my valentine〜という歌詞があったしね・・・えっ?知らない?失礼しました(笑)
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」の歌詞のオチは(オチって言うなよ)
♪毎日がヴァレンタイン・デー♪というものです・・・あれ?人名じゃないんだ・・・引っ掛けなんですね
つまりオチだな(笑)
♪〜私の愉快なヴァレンタイン・・・愛しい可笑しな恋人
あなたは心から私を笑わせてくれる
ルックスはちょっと笑ってしまうな・・・てんで絵にならないね
芸術作品としては私好みなんだけど
ギリシャ彫刻には見劣りしてしまうし、口元は締まりがない
しゃべりも間が抜けてるね
でも私のために髪型を変えたりしないでほしい・・・私の事が好きならね
Stay・・・(そのままでいて)
Stay・・・(ずっとそばにいて)
あなたがいれば毎日がヴァレンタイン・デーなんだから♪
マイナー(短調)の曲だからといって、悲しいラブソングだという訳ではないのだ
ましてや恋人のいない孤独なヴァレンタイン・デーを「私の変なヴァレンタイン」とか自虐している歌ではない(笑)
ラブラブ、アツアツのラブソングだし、ちょっとツンデレ、入ってるね♪
これは男が歌っちゃマズイ歌だと思うよ・・・「ルックスは笑ってしまう」はNGだろう
男は黙ってサッポロビールだ(古いねぇ♪)
マイルス・デイヴィスは黙って、トランペットでこの曲を歌っている
Miles Davis「My Funny Valentine」
いいねぇ♪ 本来はノーテンキなトランペットという楽器で、こんな繊細な表現ができるとは!
ミュート(消音器)使いの達人だね
この時期のマイルスには、もれなくサックスのジョン・コルトレーン(ジャズの巨人です)というオマケも付いてくるし(笑)
(注:この曲ではコルトレーンのソロはありません)
56年に録音(発表は57年)されたアルバム「クッキン」が初出で、64年のライブ・アルバムでは「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」とアルバム・タイトルにもなっている(画像)
シナトラが歌として「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」をスタンダードにしたと言うなら、マイルスはインストゥルメンタルとしてこの曲をスタンダードにしたと言えるだろうね
実はこの曲を知ったのはビリー・ジョエル経由なんです
ビリー・ジョエルをブレイクさせたヒット曲「素顔のままで(Just The Way You Are)」が、当時はよく現代版「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」だと言われていたんですよ
「素顔のままで」は歌詞が ♪髪の色も変えないでね・・・そのままの君が好きなんだ♪ というラブソングですもんね・・・なるほどと思いました♪
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