シェリーに口づけ〜「月刊ポルナレフ」3月号
Michel Polnareff
Tout,Tout Pour Ma Cherie
1969
御存知、ミッシェル・ポルナレフの代表曲です♪
日本で大ヒットしたのは71年
一躍、ポルナレフは大ブレイク・・・圧倒的な人気でしたね!
やっぱり楽曲の勝利だと思いますよ
フレンチ・ポップスの貴公子として、本国フランスではデビューしてすぐにスーパースターとなったミッシェル・ポルナレフでしたが、
日本ではほぼ無名の存在でした
実は日本でも66年のデビュー当時から、リアルタイムでレコードが発売されていた・・・というのは、
後から知ってビックリしたもんです
だから実質的には「シェリーに口づけ」が日本でのデビュー曲だと言っていいと思いますよ
テイチクさん、日本コロムビアさんには大変失礼な話ですが(笑)
フランスでは69年にシングル「渚の想い出」のB面として発売
(日本でも69年に、フランスと同じカップリングで発売されていて、当時の邦題は「可愛いシェリーのために」)
B面曲だからフランスでは当然ヒットもしていないし、代表曲でも何でもない
「シェリーに口づけ」は日本だけのヒット曲なんだね♪
ポルナレフは「フランスと日本じゃ受ける曲が違って面白いねぇ」なんて発言している
確かにそうなんだけど、そこにはレコード会社の思惑があるんだって事を忘れちゃダメだと思いますよ?ポルナレフさん
アナタのフランスでのヒット曲の数々が、日本ではシングルになっていないどころか、レコード化もされてない曲だってあるんですからね・・・
「シェリーに口づけ」レコード音源
https://youtu.be/HPW73kuJmTQ
それまで日本ではポルナレフの曲がヒットしていなかった・・・とは言っても、フランスのポップスが全くヒットしていなかった訳ではない
シルヴィ・ヴァルタンの「アイドルを探せ」や「あなたのとりこ」、
フランス・ギャル「夢みるシャンソン人形」などなど・・・日本語カバーもされていたくらいの人気だったんです
「シェリーに口づけ」が日本でヒットした前年の70年には、ダニエル・ビダルの「オー・シャンゼリゼ」が空前の大ヒットを飛ばしていました
まあ女性アイドルばかりなんですけどね
明るくてオシャレ、なんだか幸せそうで夢がいっぱい(笑)
そういったメルヘンチックな曲なら日本でも受けるんだよなぁ
なんてボヤいていたかどうかは知りませんが(笑)日本のレコード会社が目を付けたのが、B面曲だった「シェリーに口づけ」だったという訳です
これならイケルぞ!と、シングルA面として再発売したエピック・ソニーさんの意気込みが感じられますね
確かにこれはフレンチ・ポップスの理想型と言うべき曲!
ポルナレフの作品でも、ここまで明るく楽しい曲はそんなにない
エイト・ビート上のフォー・ビート感覚とでも呼びたいこのビートは「あなたのとりこ」や「オー・シャンゼリゼ」とも共通してますね♪
邦題もいい
♪トゥートゥー ポマ シェリー マシェーリ・・・
サビで4回繰り返されるキャッチーなこのフレーズ・・・
これがタイトル(原題)にもなっている訳ですが、この♪シェリーを邦題に使わない手はないぞ?という事ですね
「シェリー」というのは、英語だと「ダーリン」みたいな・・・「愛しい人」を意味するフランス語ですが、
当時そう正しく理解できた人は少ないのでは?
それを知らないで、シェリーを人の名前なんだと間違って解釈しても
そうかぁ、「シェリーちゃん」に口づけ♪なのかぁ・・・と全然OKな邦題になっている
因みに、フランス人にシェリーちゃんという名前の女の子はいないみたいです・・・英語圏の名前なんですね
さらに「シェリー酒」と間違えても大丈夫♪
なるほど、シェリー酒を注いだグラスに口づけしてるのかぁ
なんてね・ ・・さすがにそこまでは考えていなかったかもしれないが(笑)
♪トゥートゥー ポマ シェリー・・・の「トゥートゥー」を「チュッチュッ(^3^)/」と空耳する人もいるかもしれない・・・
だから「口づけ」にしておこう♪ とかね
イヤ〜完璧な邦題だよ!ほとんど憶測に過ぎませんが(笑)
「シェリーに口づけ」空耳
http://youtu.be/MCBS8-kh3e0
「シェリーに口づけ」にはメロトロンも導入されている・・・当時最先端のキーボードですね
でも2小節だけなんだ・・・まだ、お試し期間だったのかな(笑)
とにかくこの曲は何回聴いても聴き飽きない魅力があるね!
だからついでにもう一発行ってみよう〜ライブ・バージョンは乗りがいいぞ!
東京公演のライブ・アルバムでのこの曲は、ディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」でも始まるのか?みたいなイントロだったよ(笑)
https://youtu.be/9uFV8g4hexg
とにかくこの曲はコーラスがいい
レコードではポルナレフの一人多重録音コーラスになっている・・・ポルナレフがいっぱいだ
♪さあ、おいで・・・この愛のすべてを君に捧げよう・・・
これは何の不安も迷いもない、若々しくも情熱的な求愛の歌
それなのに下心をまったく感じさせない、キュートでファンタジックな曲に仕上がっているのが、フレンチ・ポップスならではの魅力なんだ
終盤、さらに高音のコーラスが重ねられていって、どこまでも高く飛んで行く感じがたまらない
これには今でも、胸がときめくね♪
Tout,Tout Pour Ma Cherie
1969
御存知、ミッシェル・ポルナレフの代表曲です♪
日本で大ヒットしたのは71年
一躍、ポルナレフは大ブレイク・・・圧倒的な人気でしたね!
やっぱり楽曲の勝利だと思いますよ
フレンチ・ポップスの貴公子として、本国フランスではデビューしてすぐにスーパースターとなったミッシェル・ポルナレフでしたが、
日本ではほぼ無名の存在でした
実は日本でも66年のデビュー当時から、リアルタイムでレコードが発売されていた・・・というのは、
後から知ってビックリしたもんです
だから実質的には「シェリーに口づけ」が日本でのデビュー曲だと言っていいと思いますよ
テイチクさん、日本コロムビアさんには大変失礼な話ですが(笑)
フランスでは69年にシングル「渚の想い出」のB面として発売
(日本でも69年に、フランスと同じカップリングで発売されていて、当時の邦題は「可愛いシェリーのために」)
B面曲だからフランスでは当然ヒットもしていないし、代表曲でも何でもない
「シェリーに口づけ」は日本だけのヒット曲なんだね♪
ポルナレフは「フランスと日本じゃ受ける曲が違って面白いねぇ」なんて発言している
確かにそうなんだけど、そこにはレコード会社の思惑があるんだって事を忘れちゃダメだと思いますよ?ポルナレフさん
アナタのフランスでのヒット曲の数々が、日本ではシングルになっていないどころか、レコード化もされてない曲だってあるんですからね・・・
「シェリーに口づけ」レコード音源
https://youtu.be/HPW73kuJmTQ
それまで日本ではポルナレフの曲がヒットしていなかった・・・とは言っても、フランスのポップスが全くヒットしていなかった訳ではない
シルヴィ・ヴァルタンの「アイドルを探せ」や「あなたのとりこ」、
フランス・ギャル「夢みるシャンソン人形」などなど・・・日本語カバーもされていたくらいの人気だったんです
「シェリーに口づけ」が日本でヒットした前年の70年には、ダニエル・ビダルの「オー・シャンゼリゼ」が空前の大ヒットを飛ばしていました
まあ女性アイドルばかりなんですけどね
明るくてオシャレ、なんだか幸せそうで夢がいっぱい(笑)
そういったメルヘンチックな曲なら日本でも受けるんだよなぁ
なんてボヤいていたかどうかは知りませんが(笑)日本のレコード会社が目を付けたのが、B面曲だった「シェリーに口づけ」だったという訳です
これならイケルぞ!と、シングルA面として再発売したエピック・ソニーさんの意気込みが感じられますね
確かにこれはフレンチ・ポップスの理想型と言うべき曲!
ポルナレフの作品でも、ここまで明るく楽しい曲はそんなにない
エイト・ビート上のフォー・ビート感覚とでも呼びたいこのビートは「あなたのとりこ」や「オー・シャンゼリゼ」とも共通してますね♪
邦題もいい
♪トゥートゥー ポマ シェリー マシェーリ・・・
サビで4回繰り返されるキャッチーなこのフレーズ・・・
これがタイトル(原題)にもなっている訳ですが、この♪シェリーを邦題に使わない手はないぞ?という事ですね
「シェリー」というのは、英語だと「ダーリン」みたいな・・・「愛しい人」を意味するフランス語ですが、
当時そう正しく理解できた人は少ないのでは?
それを知らないで、シェリーを人の名前なんだと間違って解釈しても
そうかぁ、「シェリーちゃん」に口づけ♪なのかぁ・・・と全然OKな邦題になっている
因みに、フランス人にシェリーちゃんという名前の女の子はいないみたいです・・・英語圏の名前なんですね
さらに「シェリー酒」と間違えても大丈夫♪
なるほど、シェリー酒を注いだグラスに口づけしてるのかぁ
なんてね・ ・・さすがにそこまでは考えていなかったかもしれないが(笑)
♪トゥートゥー ポマ シェリー・・・の「トゥートゥー」を「チュッチュッ(^3^)/」と空耳する人もいるかもしれない・・・
だから「口づけ」にしておこう♪ とかね
イヤ〜完璧な邦題だよ!ほとんど憶測に過ぎませんが(笑)
「シェリーに口づけ」空耳
http://youtu.be/MCBS8-kh3e0
「シェリーに口づけ」にはメロトロンも導入されている・・・当時最先端のキーボードですね
でも2小節だけなんだ・・・まだ、お試し期間だったのかな(笑)
とにかくこの曲は何回聴いても聴き飽きない魅力があるね!
だからついでにもう一発行ってみよう〜ライブ・バージョンは乗りがいいぞ!
東京公演のライブ・アルバムでのこの曲は、ディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」でも始まるのか?みたいなイントロだったよ(笑)
https://youtu.be/9uFV8g4hexg
とにかくこの曲はコーラスがいい
レコードではポルナレフの一人多重録音コーラスになっている・・・ポルナレフがいっぱいだ
♪さあ、おいで・・・この愛のすべてを君に捧げよう・・・
これは何の不安も迷いもない、若々しくも情熱的な求愛の歌
それなのに下心をまったく感じさせない、キュートでファンタジックな曲に仕上がっているのが、フレンチ・ポップスならではの魅力なんだ
終盤、さらに高音のコーラスが重ねられていって、どこまでも高く飛んで行く感じがたまらない
これには今でも、胸がときめくね♪
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Comments
原題とはまったく無関係な邦題も多くて、それを聴いている側もなんだか共犯者みたいな感覚になるんです(笑)
「シェりーに口づけ」は、フランスでもA面にすれば絶対ヒットしたのになぁ
ライブでも♪トゥートゥーポマシェリーの大合唱で盛り上がるだろうし・・・
ひょっとしたらB面曲という事で、適当に作った曲なのかもしれないですね♪
この時代の曲は、洋楽のレコードを買ってきて
一緒に歌うのが楽しみだった中学の頃を思い出すね〜
英語の歌詞も意味じゃなくて、サウンドとして好きだったんだと思う
英語特有の破裂音とか、日本語にはない響きが歌っていて面白かった
でもポルナレフはフランス語だもんな〜これは歌えない…というか、さっぱりわからない(笑)
それでも空耳で、カタカナの自作歌詞カードを作って挑んだりしたものです
「シェリー酒に口づけ」はネタじゃなくて、当時ホントにそう思っていたよ(笑)…普通は「シェリーちゃん」なんだろうね
3月号という事で、今回は春らしいウキウキなこの曲にしてみました♪
やっぱ、最初のポルナレフはこれだね!
キャッチーなフレーズと馴染みやすいメロディ、そして超奇抜ファッション
英語だかフランス語だか、小学生のオイラにはサッパリわからなかったけど、とにかく外人だ!なんだかかっこいい!!
オレが最初に好きになった洋楽は、多分この「シェリーに口づけ」だったと思う♪
中学生の時、女の子の部屋にこのシングルが無造作に置いてあり、またまた再認識。
それからはLPを買い始め、立派なポルナレフファンに・・・
今でも、定期的にヒットするこの曲、やっぱり日本人好みなんだね!
「月刊ポルナレフ」サイコー!!