天使のささやき
The Three Degrees
When Will I See You Again
1973
世界の恋人、スリー・ディグリーズです
当時は「フィラデルフィアのセクシー・エンジェル」なんて紹介されていました♪
黒人女性コーラス・グループといえば、60年代にダイアナ・ロスが在籍していたシュープリームスが筆頭に挙げられますが、
やはり自分の世代にとっては70年代に活躍したスリー・ディグリーズが忘れられないんです
東京音楽祭を始め、日本のテレビの音楽番組に度々出演していたのも大きいですね
ソウル・ミュージックを日本に普及、定着させたのは間違いなく彼女達だと思っています
という訳で今夜はスリー・ディグリーズ特集です♪
これは長くなりそうだな〜(笑) 2回に分けますね
当時、世界を席巻していたフィラデルフィア発のソウル・ミュージック・・・フィリー・ソウル・・・
都会的でスタイリッシュな音楽に痺れたもんです・・・ストリングスが入っていてゴージャスなんだよね
まあソフィストケイトされたソウルという事で、コアなソウル・ファンからは目の仇にされていましたが(笑)
フィラデルフィア・インターナショナル・レコードが世に送り出したサウンドで、殆どの作品を手掛けたソングライター・チーム、ギャンブル&ハフの曲が光っています
このコンビは最強!当時はわからなかったけど、歌詞も面白いんだ
代表的なグループとしては何と言っても「裏切者のテーマ」でお馴染み、オージェイズですが、その女性版がスリー・ディグリーズだといえますね・・・同じトリオだし♪
スリー・ディグリーズは地元フィラデルフィアで60年代から活動していたグループ・・・オージェイズもそうなんだよね
なかなか地元愛の強いレコード会社なんだな(笑)
スリー・ディグリーズはその名前の通り、3人グループなんだけど、実はメンバー交替が激しいんだ・・・
御存知、全盛期のメンバーはシーラ(画像右)、ヴァレリー(画像中央)、フェイエット(画像左)ですが、
結成時からのオリジナル・メンバーはフェイエットのみ・・・フェイエット、この3人の中ではソロを取らない、一番地味なメンバーなんだ(笑)
最近も来日公演とかしてくれていますよね?息の長いグループなんだ
もうすっかりオバチャン(オバアチャン?)になって別人になったな〜という印象ですが(失礼)、ホントに別人なんです
全盛期のメンバーで残っているのはヴァレリーだけですから(笑)
リード・ヴォーカルのシーラの不在は痛いですね・・・今は歌手、女優としてソロで活動しているんだ
往年のファンにとっては、看板に偽りあり・・・って所かな?
メンバーが交替してもグループは存続させる・・・これはモーニング娘のパターンだ
つんくはミュージシャンだから、スリー・ディグリーズのシステムを知っていたんだろうね
秋元康は「こんなやり方があったとは!」とマジで悔しがっていたらしいよ(笑)
<注>当時はシーラではなくシェイラと表記されていましたが、Sheilaなのでシーラでいいんじゃないかシーラ?(笑)
「Dirty Ol' Man(荒野のならず者)」
♪ ヨラ〜 ダーリ オッメ〜ン・・・(You're a dirty old man)
これはヒットしました・・・でも「このスケベオヤジ!」って意味ですよね(笑)
だから「荒野のならず者」なんて、訳のわからない、西部劇みたいな邦題にしたんだろうな
アメリカではこの歌詞が強烈すぎて日本ほどヒットしなかったらしいよ(笑)
「T.S.O.P.(ソウル・トレインのテーマ)」
TSOP・・・VSOPみたいですが、The Sound Of Philadelphiaの略です
元々はスタイリスティックスやオージェイズ、スリー・ディグリーズのレコードで演奏していたスタジオ・ミュージシャン、MFSB(こちらはMother Father Sister Brotherの略)によるインスト・ナンバーとして世に出ていた曲
そこにスリー・ディグリーズの歌が追加録音されて、伝説の音楽番組「ソウル・トレイン」のテーマとして使われました・・・まあ元がインストなので、歌は添え物といった感じですね〜これは踊らないと間が持たないな(笑)
70年代のディスコ・ブームを牽引したサウンドです
アメリカではこの曲でブレイクしたんですね
そういえば「ソウルとんねるず」って「ソウル・トレイン」みたいな企画がありましたね〜
とんねるずとDJ OZMAのユニット、矢島美容室も「おっ!スリー・ディグリーズだ!」って思いました・・・またOZMAがヴァレリーにソックリなんだよ(笑)
やっぱり世代なんですね〜自分はとんねるずと同世代なんですよ
さて、いよいよ「天使のささやき」です
これも原題が「When Will I See You Again」(いつまたあなたに会えるのかしら?)ですから、随分と飛躍した邦題になっています
フィラデルフィアのセクシー・エンジェル・・・から発想したんだろうか?
やっぱりイントロの♪ フ〜ウ、ハ〜ア・・・が天使のささやきだって事なんだろうね♪
よくフ〜ウ、ハ〜ア、フ〜ウ、ハ〜アと思われがちですが、
正しくはフ〜ウ、ハ〜ア、ハ〜ア、フ〜ウですからね・・・まあどうでもいい事ですが(笑)
「When Will I See You Again(天使のささやき)」
この曲も日本でシングルとして先行ヒットしました・・・アメリカのチャートを賑わせたのはかなり後でしたね
アルバムは73年でしたが、74年のヒット曲になります
♪Precious moments・・・
いつまたあなたに会えるの?
私達は恋人?それともただの友達?
これは恋の始まり?それとも、もう終わりなの?
いつまたあなたに会えるのかしら・・・
これは反則ですね〜男心をメロメロにする・・・まさしく天使のような歌詞です
とても「このスケベオヤジ!」と歌っていた、同じグループとは思えません(笑)
イメージ・チェンジ?それは違います・・・だって「荒野のならず者」と同じアルバムの収録曲ですからね♪
スリー・ディグリーズ・・・韻を踏んだ格好いいグループ名ですが、直訳すると「3度」なんです
アメリカは摂氏じゃないから華氏3度?氷点下じゃん?クールなイメージって事なのだろうか?・・・謎でしたね
degreesって言葉は温度だけではなく角度にも使うらしいんだけど、それにしても3度はないだろう(笑)
どうやらこれは諺から来ているらしい
Man,woman,and devil are the three degrees of comparison
(男、女、悪魔・・・とは比較の3段階である)
つまり女性は男性より悪魔に近いという事らしいよ(笑)
これをグループ名にするんだから、「私達は小悪魔よ♪」というイメージ戦略なんだね
「このスケベオヤジ!」と罵っておきながら、「いつまたあなたに会えるのかしら?フ〜ウ・・・」なんて思っている・・・という事なんだろうか(笑)
天使のささやきは、小悪魔のささやきだったんだな
さすが世界の恋人、スリー・ディグリーズですね♪
「天使のささやき(日本語バージョン)」
When Will I See You Again
1973
世界の恋人、スリー・ディグリーズです
当時は「フィラデルフィアのセクシー・エンジェル」なんて紹介されていました♪
黒人女性コーラス・グループといえば、60年代にダイアナ・ロスが在籍していたシュープリームスが筆頭に挙げられますが、
やはり自分の世代にとっては70年代に活躍したスリー・ディグリーズが忘れられないんです
東京音楽祭を始め、日本のテレビの音楽番組に度々出演していたのも大きいですね
ソウル・ミュージックを日本に普及、定着させたのは間違いなく彼女達だと思っています
という訳で今夜はスリー・ディグリーズ特集です♪
これは長くなりそうだな〜(笑) 2回に分けますね
当時、世界を席巻していたフィラデルフィア発のソウル・ミュージック・・・フィリー・ソウル・・・
都会的でスタイリッシュな音楽に痺れたもんです・・・ストリングスが入っていてゴージャスなんだよね
まあソフィストケイトされたソウルという事で、コアなソウル・ファンからは目の仇にされていましたが(笑)
フィラデルフィア・インターナショナル・レコードが世に送り出したサウンドで、殆どの作品を手掛けたソングライター・チーム、ギャンブル&ハフの曲が光っています
このコンビは最強!当時はわからなかったけど、歌詞も面白いんだ
代表的なグループとしては何と言っても「裏切者のテーマ」でお馴染み、オージェイズですが、その女性版がスリー・ディグリーズだといえますね・・・同じトリオだし♪
スリー・ディグリーズは地元フィラデルフィアで60年代から活動していたグループ・・・オージェイズもそうなんだよね
なかなか地元愛の強いレコード会社なんだな(笑)
スリー・ディグリーズはその名前の通り、3人グループなんだけど、実はメンバー交替が激しいんだ・・・
御存知、全盛期のメンバーはシーラ(画像右)、ヴァレリー(画像中央)、フェイエット(画像左)ですが、
結成時からのオリジナル・メンバーはフェイエットのみ・・・フェイエット、この3人の中ではソロを取らない、一番地味なメンバーなんだ(笑)
最近も来日公演とかしてくれていますよね?息の長いグループなんだ
もうすっかりオバチャン(オバアチャン?)になって別人になったな〜という印象ですが(失礼)、ホントに別人なんです
全盛期のメンバーで残っているのはヴァレリーだけですから(笑)
リード・ヴォーカルのシーラの不在は痛いですね・・・今は歌手、女優としてソロで活動しているんだ
往年のファンにとっては、看板に偽りあり・・・って所かな?
メンバーが交替してもグループは存続させる・・・これはモーニング娘のパターンだ
つんくはミュージシャンだから、スリー・ディグリーズのシステムを知っていたんだろうね
秋元康は「こんなやり方があったとは!」とマジで悔しがっていたらしいよ(笑)
<注>当時はシーラではなくシェイラと表記されていましたが、Sheilaなのでシーラでいいんじゃないかシーラ?(笑)
「Dirty Ol' Man(荒野のならず者)」
♪ ヨラ〜 ダーリ オッメ〜ン・・・(You're a dirty old man)
これはヒットしました・・・でも「このスケベオヤジ!」って意味ですよね(笑)
だから「荒野のならず者」なんて、訳のわからない、西部劇みたいな邦題にしたんだろうな
アメリカではこの歌詞が強烈すぎて日本ほどヒットしなかったらしいよ(笑)
「T.S.O.P.(ソウル・トレインのテーマ)」
TSOP・・・VSOPみたいですが、The Sound Of Philadelphiaの略です
元々はスタイリスティックスやオージェイズ、スリー・ディグリーズのレコードで演奏していたスタジオ・ミュージシャン、MFSB(こちらはMother Father Sister Brotherの略)によるインスト・ナンバーとして世に出ていた曲
そこにスリー・ディグリーズの歌が追加録音されて、伝説の音楽番組「ソウル・トレイン」のテーマとして使われました・・・まあ元がインストなので、歌は添え物といった感じですね〜これは踊らないと間が持たないな(笑)
70年代のディスコ・ブームを牽引したサウンドです
アメリカではこの曲でブレイクしたんですね
そういえば「ソウルとんねるず」って「ソウル・トレイン」みたいな企画がありましたね〜
とんねるずとDJ OZMAのユニット、矢島美容室も「おっ!スリー・ディグリーズだ!」って思いました・・・またOZMAがヴァレリーにソックリなんだよ(笑)
やっぱり世代なんですね〜自分はとんねるずと同世代なんですよ
さて、いよいよ「天使のささやき」です
これも原題が「When Will I See You Again」(いつまたあなたに会えるのかしら?)ですから、随分と飛躍した邦題になっています
フィラデルフィアのセクシー・エンジェル・・・から発想したんだろうか?
やっぱりイントロの♪ フ〜ウ、ハ〜ア・・・が天使のささやきだって事なんだろうね♪
よくフ〜ウ、ハ〜ア、フ〜ウ、ハ〜アと思われがちですが、
正しくはフ〜ウ、ハ〜ア、ハ〜ア、フ〜ウですからね・・・まあどうでもいい事ですが(笑)
「When Will I See You Again(天使のささやき)」
この曲も日本でシングルとして先行ヒットしました・・・アメリカのチャートを賑わせたのはかなり後でしたね
アルバムは73年でしたが、74年のヒット曲になります
♪Precious moments・・・
いつまたあなたに会えるの?
私達は恋人?それともただの友達?
これは恋の始まり?それとも、もう終わりなの?
いつまたあなたに会えるのかしら・・・
これは反則ですね〜男心をメロメロにする・・・まさしく天使のような歌詞です
とても「このスケベオヤジ!」と歌っていた、同じグループとは思えません(笑)
イメージ・チェンジ?それは違います・・・だって「荒野のならず者」と同じアルバムの収録曲ですからね♪
スリー・ディグリーズ・・・韻を踏んだ格好いいグループ名ですが、直訳すると「3度」なんです
アメリカは摂氏じゃないから華氏3度?氷点下じゃん?クールなイメージって事なのだろうか?・・・謎でしたね
degreesって言葉は温度だけではなく角度にも使うらしいんだけど、それにしても3度はないだろう(笑)
どうやらこれは諺から来ているらしい
Man,woman,and devil are the three degrees of comparison
(男、女、悪魔・・・とは比較の3段階である)
つまり女性は男性より悪魔に近いという事らしいよ(笑)
これをグループ名にするんだから、「私達は小悪魔よ♪」というイメージ戦略なんだね
「このスケベオヤジ!」と罵っておきながら、「いつまたあなたに会えるのかしら?フ〜ウ・・・」なんて思っている・・・という事なんだろうか(笑)
天使のささやきは、小悪魔のささやきだったんだな
さすが世界の恋人、スリー・ディグリーズですね♪
「天使のささやき(日本語バージョン)」
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