渚の想い出〜「月刊ポルナレフ」7月号
Michel Polnareff
Tous Les Bateaux,Tous Les Oiseaux
1969
「月刊ポルナレフ」7月号は、ミッシェル・ポルナレフの夏の名曲!
そう、「渚の想い出」です♪
日本では72年にリリースされている(画像)・・・「来日期待盤」というのがいいね!「来日記念盤」じゃないんだな
実は69年にも「追わないで」という邦題で発売されていたんだね・・・「シェリーに口づけ」でブレイクする前の話だ
「追わないで」・・・なんでこんなタイトルにしたんだろう?そんな歌詞も出てこないしね
誰かがこのタイトルで日本語カバーでもしていたのか?なんて勘ぐってしまうな(笑)
フランスでは、この曲のB面が「シェリーに口づけ」だった・・・というのが日本のファンのトリビアなんです♪
つまり、この曲からシングル盤になるんですよ・・・それまでは本国では4曲入りEPとして新曲がリリースされていたんですね
この曲はEPとシングルの両方が発売されていて、最後のEP、最初のシングルになっているんです
アルバムはEP曲を集めた形で、後追いで発売されていた・・・でもすべての曲がアルバムに収録された訳ではない・・・
ポルナレフにはアルバム未収録曲が多いというのは、これなんです
これが日本のファンを泣かせたんですね(笑)
「渚の想い出」は風刺劇「ラブレ」の舞台音楽として作曲されている
作詞はジャン・ルー・ダバディ(ポルナレフでは「愛の休日」もそうですね)、
作曲はポール・ドゥ・センヌヴィル(「忘れじのグローリア」の人ですね)
残念ながらポルナレフの作品ではないのだが、ポルナレフが「ラブレ」の音楽として作曲したインストゥルメンタル「海」がEPには収録されている(日本でもアルバム「ポルナコレクション」に収録)
ひょっとするとカップリング曲の「シェリーに口づけ」も「ラブレ」の音楽として作曲されたのかもしれないね?
その後、映画音楽を手がけるようになるポルナレフの、作曲家としての第一歩になる訳だ・・・まあ、「渚の想い出」はポルナレフ作曲じゃないんですが(笑)
「渚の想い出」テレビでの口パク映像・・・
共演者の格好からして、サマー・ソング特集だったんだろうか?https://www.youtube.com/watch?v=ZFaOmnuezbQ
カモメの啼き声、船の汽笛・・・
これをイントロにして、いきなり歌が始まるというのがいいね♪
(カモメの啼き声のイントロは、サザンオールスターズの「チャコの海岸物語」でパクられてしまいましたが)
原題は「すべての船、すべての鳥」
タイトルそのまんまのSEだったんだね!余り考えていなかったんだな(笑)
邦題はワイルド・ワンズの曲みたいですが、これ以外はありえないってくらいの良いタイトルだと思う
ただ、このタイトルだと、過ぎ去った夏の日の恋を歌った歌だと思ってしまうんだな
実際、そう思ってしまったんだけど、歌詞を見ると現在進行形のラブソングなんだよね
♪〜君にあげよう 君が見たことのない
すべての船と すべての鳥、すべての太陽を
すべてのバラと 君の目を奪うものすべてを
泣かないで・・・
僕は君の夢を見たんだ
君はやってきた
僕は君を見つけた この通りで
ラララ・・・
しかし美しい曲だね・・・フランス映画の世界だ
何ともドラマティックで、憧れたもんです
まあ誇大妄想狂の歌だといえない事もないが(笑)、一途なのがいいね
こんなのを思春期に聴いてしまった訳だから、ただハッピーなだけのサマー・ソングでは物足りなくなってしまったんだな(笑)
狂おしい程のせつなさ、やるせなさ・・・それを歌い上げてほしくなってしまう
そういった意味で「渚の想い出」・・・この曲は自分にとって究極のサマー・ソングなんです♪
最後は、ポルナレフ・アレルギーの方へ・・・ポルナレフ抜きの映像を(笑)
「すべての船、すべての鳥」を
すべての音楽ファンに捧げます♪
「Tous Les Bateaux,Tous Les Oiseaux」
https://www.youtube.com/watch?v=_FNwaGahTWo
Tous Les Bateaux,Tous Les Oiseaux
1969
「月刊ポルナレフ」7月号は、ミッシェル・ポルナレフの夏の名曲!
そう、「渚の想い出」です♪
日本では72年にリリースされている(画像)・・・「来日期待盤」というのがいいね!「来日記念盤」じゃないんだな
実は69年にも「追わないで」という邦題で発売されていたんだね・・・「シェリーに口づけ」でブレイクする前の話だ
「追わないで」・・・なんでこんなタイトルにしたんだろう?そんな歌詞も出てこないしね
誰かがこのタイトルで日本語カバーでもしていたのか?なんて勘ぐってしまうな(笑)
フランスでは、この曲のB面が「シェリーに口づけ」だった・・・というのが日本のファンのトリビアなんです♪
つまり、この曲からシングル盤になるんですよ・・・それまでは本国では4曲入りEPとして新曲がリリースされていたんですね
この曲はEPとシングルの両方が発売されていて、最後のEP、最初のシングルになっているんです
アルバムはEP曲を集めた形で、後追いで発売されていた・・・でもすべての曲がアルバムに収録された訳ではない・・・
ポルナレフにはアルバム未収録曲が多いというのは、これなんです
これが日本のファンを泣かせたんですね(笑)
「渚の想い出」は風刺劇「ラブレ」の舞台音楽として作曲されている
作詞はジャン・ルー・ダバディ(ポルナレフでは「愛の休日」もそうですね)、
作曲はポール・ドゥ・センヌヴィル(「忘れじのグローリア」の人ですね)
残念ながらポルナレフの作品ではないのだが、ポルナレフが「ラブレ」の音楽として作曲したインストゥルメンタル「海」がEPには収録されている(日本でもアルバム「ポルナコレクション」に収録)
ひょっとするとカップリング曲の「シェリーに口づけ」も「ラブレ」の音楽として作曲されたのかもしれないね?
その後、映画音楽を手がけるようになるポルナレフの、作曲家としての第一歩になる訳だ・・・まあ、「渚の想い出」はポルナレフ作曲じゃないんですが(笑)
「渚の想い出」テレビでの口パク映像・・・
共演者の格好からして、サマー・ソング特集だったんだろうか?https://www.youtube.com/watch?v=ZFaOmnuezbQ
カモメの啼き声、船の汽笛・・・
これをイントロにして、いきなり歌が始まるというのがいいね♪
(カモメの啼き声のイントロは、サザンオールスターズの「チャコの海岸物語」でパクられてしまいましたが)
原題は「すべての船、すべての鳥」
タイトルそのまんまのSEだったんだね!余り考えていなかったんだな(笑)
邦題はワイルド・ワンズの曲みたいですが、これ以外はありえないってくらいの良いタイトルだと思う
ただ、このタイトルだと、過ぎ去った夏の日の恋を歌った歌だと思ってしまうんだな
実際、そう思ってしまったんだけど、歌詞を見ると現在進行形のラブソングなんだよね
♪〜君にあげよう 君が見たことのない
すべての船と すべての鳥、すべての太陽を
すべてのバラと 君の目を奪うものすべてを
泣かないで・・・
僕は君の夢を見たんだ
君はやってきた
僕は君を見つけた この通りで
ラララ・・・
しかし美しい曲だね・・・フランス映画の世界だ
何ともドラマティックで、憧れたもんです
まあ誇大妄想狂の歌だといえない事もないが(笑)、一途なのがいいね
こんなのを思春期に聴いてしまった訳だから、ただハッピーなだけのサマー・ソングでは物足りなくなってしまったんだな(笑)
狂おしい程のせつなさ、やるせなさ・・・それを歌い上げてほしくなってしまう
そういった意味で「渚の想い出」・・・この曲は自分にとって究極のサマー・ソングなんです♪
最後は、ポルナレフ・アレルギーの方へ・・・ポルナレフ抜きの映像を(笑)
「すべての船、すべての鳥」を
すべての音楽ファンに捧げます♪
「Tous Les Bateaux,Tous Les Oiseaux」
https://www.youtube.com/watch?v=_FNwaGahTWo
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Comments
はじめまして♪
楽しんでもらえて嬉しいです!
ありがたい事に、「月刊ポルナレフ」がポルナレフ・ファンのFacebookで取り上げられたみたいですね
こういう事があったりするから、どうにもやめられないんだな〜♪
(と言いつつ、最近はFacebookページの方しか更新できていませんが♪)
うるさがたのファンの方には正直、物足りない内容かとは思いますが、個人ブログはやっぱり思い入れ一発!ですよね(笑)
フランス語ができないのに、ポルナレフを語るのは相当無理があります(笑)
自分が読みたいと思う記事を書こうとしてはいるんですが…
ホントは誰かに突っ込んでほしい…アレ、間違ってるぞ!とかね(笑)
シングル盤、いいね〜♪
シングルを買うというのは、その曲が好きだって事だもんね・・・そのアーティストというよりもね
自分が持っていたベスト・アルバムは、この曲がA面のラストだった
この曲の余韻に浸ってしまって、なかなか次のB面に行けなかった(レコードをひっくり返す事ができなかった)事を覚えているよ(笑)
中学1年の時、1学期だけで転校していった女の子を思い出しながら、未練タラタラで聴いていました(笑)
やっちゃって下さい!ポルナテツ(笑)
フランス語はあやしくても、最後のラララ・・・で熱唱すれば大丈夫(笑)
カラオケでポルナレフ・ナイト・・・いいかも♪
この来日期待盤のシングル、持ってるよ(笑)
「渚の想い出」・・・ベタベタで、でもやっぱり良い邦題だよね!
オレもこの題名から、過ぎ去った夏の恋に未練タラタラな曲だと思ってたら、現行進行形なのかあ
この曲に、特に想い出はありませんが(笑)、中学生の頃ウットリ聴いてたもんです。
ジャトゥドノベー
トゥリパットートリワゾートゥリッソレーイ
トゥートゥッリホートゥートゥッリッショーツキヌベーイ
プリッティトゥフィーイリュマリューラー
何歌ってんだか全然わかんないけど、カラオケで歌ってみたい(笑)いけそー
ポルナレフの作曲ではないですが、この曲は絶対に外せない!
もちろん、7月号はコレ!とスタート当初から決めていました(笑)
「すべての船、すべての鳥」という原題は、「この青い海、青い空」でもいいんじゃないか?と思っていましたが、
フランス語では海が女性名詞なので、女性に女性名詞のものをあげよう♪というのは、ひょっとしたら可笑しいのかもしれない・・・
BateauとかOiseauとか語尾がauなのは男性名詞みたいだし(xは複数形)、これならOKって事なのか?
それとも単にauxで韻を踏んだだけなのか?(笑) フランス語は難しいですね
ネット活動はFacebookを拠点にすると、一括管理できるので確かに便利ですね♪
今後もコメント職人として精進します(笑)
ポルナレフの音楽は、現在のポップ・ミュージックの世界では聴く事のできない絶滅危惧種です
ポップ・ミュージックというより映画音楽、環境音楽、ワールド・ミュージックの方が近いような気がしますね