Listen To The Music

真夜中のサイレント・ラジオ、MRT2(マルタツ)です冗談野郎のグダグダな話を絶賛ON AIR中〜Listen To The Music Facebookページhttp://www.facebook.com/nipperradioYouTubeのリンク切れは御容赦下さい💧記事を選択(記事名をクリック)するとこのブログの人気の記事(Popular Entries)が表示されます©2012ー2017 公害新聞社
真夜中のサイレント・ラジオ、MRT2(マルタツ)です
冗談野郎のグダグダな話を絶賛ON AIR中〜


Listen To The Music Facebookページ
http://www.facebook.com/nipperradio


YouTubeのリンク切れは御容赦下さい💧


記事を選択(記事名をクリック)すると
このブログの人気の記事(Popular Entries)が表示されます


©2012ー2017 公害新聞社
悲しみのロマンス〜「月刊ポルナレフ」11月号

悲しみのロマンス〜「月刊ポルナレフ」11月号

Michel Polnareff
La Vie ,La Vie M'a Quitte
1973




「愛の伝説」(9月号)、「僕はロックン・ローラー」(10月号)に続く、アルバム「ポルナレフ革命」からの第3弾シングルです
(シングル・カットは74年)
これは前代未聞の「来日要求盤」だ!(画像)
普通は「来日記念盤」ですよね?(笑)
「来日期待盤」だった「渚の想い出」(7月号)をさらに上回る暴挙に出たぞ♪
しかも「6月」と指定しているし(笑) 強気だな

LPレコードだと、日本盤特有の「帯」に いろいろと煽り文句が書かれていたもんです
ジャケットに直に書かないというのは、アートワークへの敬意ですよね
ところがシングルには帯なんてありません・・・無法地帯です(笑)
結果、ジャケットの至るところに煽り文句が・・・イヤ、キライじゃないんですよ♪
それにしても発売前なのに「大ヒット・シングル」なんてよく書けるよね!
いい根性してるよなぁ
実際は中ヒットかな?アルバムで唯一のマイナー(短調)の曲だというのもあって、
マイナー好きの日本人には受けるんじゃないか?と日本のレコード会社がシングル・カットしたんだろうね
大ヒットとまでは行かなかったのは、
フレンチ・ポップス王道の、わかりやすい美メロじゃないからだと思うよ

これはなんとも言えない異国情緒のあるメロディだね
それでいて、インドとか中国とか、国が特定できるようなメロディでもない
これはポルナレフ王国のフォーク・ソング(民謡)なんだろうか?(笑)
アルバムのインスト曲「ポルナレフ革命」(10月号で取り上げています)にも通じるものがあるね
これはポルナレフの新境地だったのかもしれない
手垢の付いてないメロディとでも言ったらいいのか・・・今聴いても、独特で新しいと思う
また、このギター・パーカッションがいい味出してるね♪

「悲しみのロマンス」
https://www.youtube.com/watch?v=EGgc4s_tb6E


恋人との別れの曲ですが、
別れなければならない状況に陥った男が、再帰を誓っているのがいい

♪またいつか、マイ・ラブ
もう会えないね、僕も行くから
人生は、人生は僕を捨てた
僕には仕方のないことだった・・・

ポルナレフ恒例のワンフレーズ英語・・・今回は"My Love"です
まあ、このアルバムは全曲がポルナレフの作詞ではないんですけどね
さてはポルナレフに、必ず英語を入れるように強く要求されたのかな?(笑)
執拗に繰り返される♪人生は、人生は僕を捨てた・・・
これがタイトル(原題)にもなっているんです

♪人生は、人生は僕を捨てたが、
僕は必ず帰って来よう・・・

英語だとI'll be backとか、I shall return といったところでしょうか
夢破れ、志半ば・・・
この場は立ち去るが、また再度・・・とリベンジを誓う
何の根拠もないともいえるんですが(笑)これがいいんです
この最後のフレーズには、救われ、勇気づけられましたね
(フランス語はわからないので、対訳にですが)
人生の何たるかも知らない中坊のクセにね(笑)



アルバム「ポルナレフ革命」から、もう一曲・・・
シングル・カットはされていませんが、ファンの間では人気曲の「ガラスの涙」です
ピアノの弾き語りで歌われる、哀しくも美しい曲・・・
フランス盤(現行CDも)では、アルバムのエンディング曲となっていて、深く静かな余韻を残すナンバーです
この透明感に魅せられますね♪

♪その男はガラスの涙を流した
かつて彼女が地上に舞い降りた時、
天使のような幻想的な音楽が奏でられた・・・
その調べはいつでも同じだった
それは、ある日海に落ちた、
はかない魂の女性の物語になっていた・・・

もしどなたか興味のある方がいて
名前と住所を送ってくれたなら、
絶望に涙していた男の物語を話してあげよう・・・

「ガラスの涙」
https://www.youtube.com/watch?v=Se_AcoZtNVU



「月刊ポルナレフ」では、お気付きの方がいると思いますが、
「シェリーに口づけ」から、ポルナレフが渡米するまでの、日本での大ブレイク期・・・
71年から74年までの、日本で発売されたシングル曲を中心に取り上げてきました

「シェリーに口づけ」、「愛の願い」、「哀しみの終るとき」、「愛のコレクション」、
「渚の想い出」、「愛の休日」、「忘れじのグローリア」、「火の玉ロック」、
「愛の伝説」、「僕はロックンローラー」、「悲しみのロマンス」、「悲しきマリー」

「月刊ポルナレフ」も回を重ね、シリーズ化以前に取り上げた3曲を加えると、
遂に今回で全曲制覇、コンプリートです♪ やったね
あっ!一曲忘れてた(笑)

という訳で「悲しきマリー」です(笑)
これは68年の曲なんですよ・・・何も74年にシングルにする事はないんじゃないの?って、ずっと思っていたな
他にも新しい日本未発表曲があったしね
これは日本未発表曲を集めたアルバム「ポルナコレクション」からのカット曲
当時は、ポルナレフの住んでいたマンションのトイレから発見されたデモ・テープだなんて、大橋巨泉のラジオ番組で紹介されてたよ(笑)
もちろんフランスではEPとして正規に発表された曲ばかりで、秘蔵音源の類いではない
どこからそんな話になったんだろうね

♪I'm so sad 'cos I lost my friend・・・
これは英語を頑張っていると思う(笑) ポルナレフでは一番の長文かも?
友人を失くした男の歌だ
♪マリー、僕は悲しい・・・
つまり悲しいのはマリー(恋人の名前です)じゃなくて、僕という事になる・・・
「悲しきマリー」じゃないな(笑)
これはよくできた曲だね♪
トラディショナルなフォーク・ソングみたいだ・・・完成度が高いね
今の季節にはピッタリな、木枯しの世界が広がるし、
ポルナレフではこの曲が一番好きだっていう人が多いのも頷ける
ポルナレフは「悲しきマリー」みたいな正統派のフォーク・ソングを、もう書いてしまった訳だから、
同じアプローチを繰り返す事には辟易していたのかもしれない
「悲しみのロマンス」は、「悲しきマリー」の実験的なリメイクなのかもね♪

「悲しきマリー」
https://www.youtube.com/watch?v=DQq6VrFwkHI

name
email
url
comment

2017.12.24 01:43 マルタツ 1960
耳コピ、いいですね
自分はピアノは弾けませんが、いたずらに弾くのは好きです(笑)
脳内再生が完全に出来るまで、聴き込む事はよくしていましたね
ポルナレフのファンはやはり50代限定という事になりますね(笑)
若い音楽ファンにもポルナレフの魅力を知ってほしくて、こんなブログを書きました
素敵なコメント、ありがとうございます♪

2017.12.22 04:08
わたなべ
あの頃「ガラスの涙」が好きすぎて親戚のピアノで耳コピして、まったく弾けなかったピアノがいつのまにか弾けるようになったことを思い出しました。私は50代のおっさんですが、10代の多感な時期に彼のような優れたミュージシャンに影響を受けてよかったとしみじみ思います。すてきなサイト、ありがとうございます。

2015.12.08 14:38
マルタツ
やっぱり「ガラスの涙」は外せないね
ポルナレフが好きな人は、絶対お気に入りのはず…
「悲しみのロマンス」は置いといて(笑)
ピアノの素養のある人、クラシックの好きな人は、ポルナレフに深入りする確率が高いような気がする…
俺は当てはまらないけどね(笑)

「ガラスの涙」は愛する女性を失った男の歌…
この歌詞の「背中を押されて海に沈んだ女性」という箇所が気になります
男はこの女性を殺めてしまった…という事なんだろうか?
つぶやくようなポルナレフの歌声からして、きっとそうなんだろうなぁ
ポルナレフの世界は深いね♪

2015.12.08 00:11
テツ
「悲しみのロマンス」は置いといて・・・

やっぱり「ガラスの涙」だよ!
ポルナレフのベスト3に入るね!この曲!
やっぱり兄貴も好きだったのね(笑)

ポルナレフにどんどん入っていくと、最終的にこういうシンプルなピアノ曲がいいと思うようになるのでは?
ま、みんな同じとは限りませんが、オレはこれが大好きです♪

NEW ENTRIES
ビクター犬、ニッパーは音楽を聴いている?!(10.30)
ブラックバード(01.05)
イマジン〜ジョンとヨーコ、2017年初春(01.05)
Index 〜 Listen To The Music Classic 年末年始スペシャル・エディション(12.29)
ジャズからロックンロールへ〜ルイ・ジョーダンのジャンプ・ブルース(11.30)
彼女はデリケート(10.31)
ラヴィング・ユー(09.24)
どんないいこと(08.19)
ビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティン(07.29)
ジス・オールド・ハート・オブ・マイン(06.15)
RECENT COMMENTS
TAGS
<INDEX〜記事一覧(投稿順)> <Nipper> ABBA Aerosmith AlKooper AlbertHammond ArtGarfunkel B.J.Thomas BillEvance BillHaley BillyJoel BillyPaul Bjorn&Benny Blood,Sweat&Tears BobDylan BookerT&TheMG's BozScaggs BrianWilson BurtBacharach CarlySimon CaroleKing Carpenters CarrieUnderwood Char Chase Chi-Lites Chicago ChuckBerry DavidBowie DeepPurple DionneWarwick DonaldFagen DschinghisKhan Eagles Earth,Wind&Fire EltonJohn ElvisPresley EricCarmen FrankSinatra GeorgeBenson GeorgeMartin GilbertBecaud GilbertO'Sulliva GladysKnight&The JamesBrown JamesTaylor JanisIan JanisJoplin JeffBeck JerryWallace JoeCocker JoeJackson John&Yoko JohnLennon KeithRichards Kiss LarryWilliams LedZeppelin LeonRussell LittleRichard LosIndiosTrabajas LouisArmstrong LouisJordan Madonna MarvinGaye MichaelJackson MichelPolnareff MikeOldfield MilesDavis Mina MinnieRiperton NeilSedaka O'Jays OtisRedding PaulMcCartney PaulStanley Prince Queen Raspberries RayCharles RayParkerJr. RichardClayderma RingoStarr RodStewart RonaldIsley SMAP Santana Silver Simon&Garfunkel Slade SteelyDan StevieWonder Stories T.Rex TammiTerrell TheBeachBoys TheBeatles TheDoobieBrothers TheIsleyBrothers TheJacksons TheJam TheOsmonds ThePlatters ThePolice TheRollingStones TheRonettes TheStylistics TheThreeDegrees TheTurtles TheVerve TheYardbirds TinyBradshaw TomWaits TonyAshton Wings 〈CMソング〉 〈MidnightJazz〉 〈ジャズ喫茶〉 〈テレビ主題歌〉 〈ロシア民謡〉 〈映画音楽〉 〈著作権・版権〉 「ブルースにこんがらがって」 「音の散策」 「月刊ポルナレフ」 かまやつひろし ちあきなおみ ちのはじめ イースト イエロー・マジック・オーケストラ オーロラ三人娘 ガロ キャデラックスリム キャロル キャンディーズ クレイジーケンバンド グッチ裕三 サザンオールスターズ サンボマスター ザ・キングトーンズ ザ・ゴールデン・カップス ザ・スパイダーズ ザ・タイマーズ ザ・ピーナッツ シーナ&ザ・ロケッツ シュガーベイブ ジョニー大倉 タモリ デイヴ平尾 トワ・エ・モワ ハナ肇とクレージーキャッツ ビートたけし フォーリーブス フラワー・トラヴェリン・バンド 安部恭弘 井上堯之バンド 奥村チヨ 欧陽菲菲 吉井和哉 吉田拓郎 吉田美奈子 桑田佳祐 荒井由実 佐々木幸男 佐野元春 左とん平 細野晴臣 坂本九 坂本龍一 秋元康 所ジョージ 小室等 小林亜星 小林克也 少女時代 松本隆 上條恒彦 植木等 仁井山征弘 川内康範 太田裕美 大滝詠一 沢田研二 長谷川きよし 筒美京平 萩原健一 尾崎豊 浜田省吾 富田勲 平浩二 北公次 野猿 矢沢永吉 漣健児 六文銭 和田アキ子
ARCHIVES
LINKS
RSS
RSS