トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス
Chuck Berry
Too Much Monkey Business
1956
謹賀新年!
「マルタツラジオ」で検索♪ 真夜中の不定期ラジオ「Listen To The Music」
今年もよろしく!
昨年は「月刊ポルナレフ」以外、ほとんど更新できなかったが、まだまだやめないぞ(笑)
Facebookページもチョロチョロやっているのでヨロシクね♪
さて、正月は毎年、干支にちなんだ曲をお送りしている訳ですが
今年は申年・・・タイトルにMonkeyと入った曲は意外に多いんです
Monkeyって、余りいい意味では使われていない気がするなぁ
日本人はYellow Monkeyなんて言われている訳だしね
まあ、日本でも猿は「エテ公」呼ばわりだもんな・・・似たようなもんか?(笑)
そういえば「おサル」って言うね? 「お」が付くんだから、なかなかどうして
大したもんなんだよ(笑)
「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」・・・
チャック・ベリーのこの曲は「Monkey Business」という言葉が気を引くね
直訳すると「猿の仕事」?
インチキ、イカサマ、不正・・・といったニュアンスの慣用句らしい
ずる賢くて憎たらしい・・・いい加減でタチが悪い
これが猿のイメージだという事だろうか(笑)
♪世の中、インチキだらけだぜ!
ったく・・・やってられね〜よ♪
我慢してブルーになる訳でもない、ブツブツ愚痴をこぼすのでもない
イヤな事にはNo!と言う・・・ロックの態度の表明だ
よくあるラブソングじゃないんだね・・・どちらかといえば社会風刺だろう
憤懣をストレートにぶちまけていながら、どこかユーモラスでもある
なんともモンキーなロックンロールだね♪
辛辣なチャック・ベリーらしい、皮肉たっぷりのロックンロールになっているのがいい
チャック・ベリーの歌詞の題材は一味違うし、扱うテーマも幅広い
「マイ・ディング・ア・リング」なんて、おしっこ讃歌だぜ?
何でもアリのチャック・ベリーだが、さすがにドラッグや反戦については歌にしていない・・・
そんな曲を書いても売れないだろう?というのが理由らしい
「俺はなんだって歌にする。いつも同じような歌ばかりじゃ飽きるだろう?」
「俺は売るために曲を書く」
「喜んでもらって、書いて良かったとは思うが、別にお気に入りって訳じゃない」
ロックンロールの神様は、自分の功績については無関心だ
天地を創造した神様が、その後 人間がどうなろうと無関心なのに似ているかもしれない(笑)
チャック・ベリー「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」
↓コチラは映画「ヘイル!ヘイル!ロックンロール」でのキース・リチャーズとの共演です
日本語字幕付き
https://www.youtube.com/watch?v=hyipWCVPIeI
これは早口言葉みたいだね・・リズミカルにまくしたてる英語の歌詞がいい
ネイティブじゃなければ、なかなかコピーして歌うのも大変です
でもこれは英語が理解できなくても、聴いているだけで充分楽しめるね
エルヴィス・プレスリーを始め、多くのアーティストがカバーしているんだけど
みんなこの英語をまくしたてる快感を味わいたいんだと思うな♪
それじゃぁ君もビートルズと一緒に歌ってみるかい?
ビートルズ「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」
イギリスBBCラジオ出演時の音源
↓コチラは歌詞付きです
https://www.youtube.com/watch?v=ZgLWRKlGGWA
こういったのを聴くと、つくづくロックは英語の音楽なんだと思うね
日本語やフランス語からは、絶対ロックは生まれなかっただろう
英語の歌詞・・・もちろん韻を踏んでいるというのもあるけど
それだけでロックになっているのだ
ロックンロールにはメロディは重要じゃないのかもしれない
チャック・ベリーの一連の曲には、メロディと呼べるようなメロディがない
チャック・ベリーはメロディを歌っているのではなく、歌詞を歌っているような気がする
歌詞の抑揚がメロディになっている・・・それってラップと同じ構造なんだよね
チャック・ベリーには作曲という概念がないと思われるフシがあるよ(笑)
ソングライティング(英語では作詞・作曲の両方を指す)についてのインタビューでも、作詞についてしか答えていないしね
歌詞を書いて、それをリズムに乗せただけだ♪とでも言わんばかりなんだ
なるほど、「いつも同じような歌ばかりじゃ飽きるだろう?」と言ってる割には、
同じコード進行や、同じリズムの曲が多くないか?と思っていたんだ(笑)
つまりチャック・ベリーのソングライティングとは、作詞の事なのだ
意外だな〜ロックってサウンド志向だと思っていたけどね
まあ確かに、ロックンロールにまで遡ると、どれもスリー・コードだし、パターン化された音楽だといえない事もないが・・・
チャック・ベリーはクールで計算高い男なのだ
チャック・ベリーは黒人にしてはルックスも垢抜けていたが、歌詞も黒人くささを感じさせないように改変していた
「ジョニー・B・グッド」の歌詞のLittle country boy(田舎の少年)は、元々Little colored boy(黒人の少年)だったらしいし、
「Brown Eyed Handsome Man (茶色い目の男)」は、「Brown Skinned Handsome Man(茶色い肌の男)」というタイトルだった
曲をヒットさせるために、歌詞を変えたのだ
「何故って?黒人より白人の方が多いだろ?」
これがチャック・ベリーだ!(笑)
ボブ・ディランの「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」は
チャック・ベリーの「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」にインスパイアされている
フォークの神様も、ロックンロールの神様に影響されていたんだね♪
これはプロモーション・フィルムと呼びたい(まだ、そんな時代ではないんですが)
歴史的な映像です
ボブ・ディラン「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」
https://www.youtube.com/watch?v=67u2fmYz7S4
チャック・ベリーは1926年生まれ・・・今年で、なんと90歳だ!
こりゃ、めでたいな!正月に相応しいね(笑)
Monkey Businessな音楽業界で、今も現役で活躍中だ
チャック・ベリーは、このブログで 以前に「メイベリーン」を取り上げているので、
興味のある方は覗いてみて下さい・・・ちょっとだけよ(笑)
Hail ! Hail ! Rock & Roll ! !
Too Much Monkey Business
1956
謹賀新年!
「マルタツラジオ」で検索♪ 真夜中の不定期ラジオ「Listen To The Music」
今年もよろしく!
昨年は「月刊ポルナレフ」以外、ほとんど更新できなかったが、まだまだやめないぞ(笑)
Facebookページもチョロチョロやっているのでヨロシクね♪
さて、正月は毎年、干支にちなんだ曲をお送りしている訳ですが
今年は申年・・・タイトルにMonkeyと入った曲は意外に多いんです
Monkeyって、余りいい意味では使われていない気がするなぁ
日本人はYellow Monkeyなんて言われている訳だしね
まあ、日本でも猿は「エテ公」呼ばわりだもんな・・・似たようなもんか?(笑)
そういえば「おサル」って言うね? 「お」が付くんだから、なかなかどうして
大したもんなんだよ(笑)
「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」・・・
チャック・ベリーのこの曲は「Monkey Business」という言葉が気を引くね
直訳すると「猿の仕事」?
インチキ、イカサマ、不正・・・といったニュアンスの慣用句らしい
ずる賢くて憎たらしい・・・いい加減でタチが悪い
これが猿のイメージだという事だろうか(笑)
♪世の中、インチキだらけだぜ!
ったく・・・やってられね〜よ♪
我慢してブルーになる訳でもない、ブツブツ愚痴をこぼすのでもない
イヤな事にはNo!と言う・・・ロックの態度の表明だ
よくあるラブソングじゃないんだね・・・どちらかといえば社会風刺だろう
憤懣をストレートにぶちまけていながら、どこかユーモラスでもある
なんともモンキーなロックンロールだね♪
辛辣なチャック・ベリーらしい、皮肉たっぷりのロックンロールになっているのがいい
チャック・ベリーの歌詞の題材は一味違うし、扱うテーマも幅広い
「マイ・ディング・ア・リング」なんて、おしっこ讃歌だぜ?
何でもアリのチャック・ベリーだが、さすがにドラッグや反戦については歌にしていない・・・
そんな曲を書いても売れないだろう?というのが理由らしい
「俺はなんだって歌にする。いつも同じような歌ばかりじゃ飽きるだろう?」
「俺は売るために曲を書く」
「喜んでもらって、書いて良かったとは思うが、別にお気に入りって訳じゃない」
ロックンロールの神様は、自分の功績については無関心だ
天地を創造した神様が、その後 人間がどうなろうと無関心なのに似ているかもしれない(笑)
チャック・ベリー「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」
↓コチラは映画「ヘイル!ヘイル!ロックンロール」でのキース・リチャーズとの共演です
日本語字幕付き
https://www.youtube.com/watch?v=hyipWCVPIeI
これは早口言葉みたいだね・・リズミカルにまくしたてる英語の歌詞がいい
ネイティブじゃなければ、なかなかコピーして歌うのも大変です
でもこれは英語が理解できなくても、聴いているだけで充分楽しめるね
エルヴィス・プレスリーを始め、多くのアーティストがカバーしているんだけど
みんなこの英語をまくしたてる快感を味わいたいんだと思うな♪
それじゃぁ君もビートルズと一緒に歌ってみるかい?
ビートルズ「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」
イギリスBBCラジオ出演時の音源
↓コチラは歌詞付きです
https://www.youtube.com/watch?v=ZgLWRKlGGWA
こういったのを聴くと、つくづくロックは英語の音楽なんだと思うね
日本語やフランス語からは、絶対ロックは生まれなかっただろう
英語の歌詞・・・もちろん韻を踏んでいるというのもあるけど
それだけでロックになっているのだ
ロックンロールにはメロディは重要じゃないのかもしれない
チャック・ベリーの一連の曲には、メロディと呼べるようなメロディがない
チャック・ベリーはメロディを歌っているのではなく、歌詞を歌っているような気がする
歌詞の抑揚がメロディになっている・・・それってラップと同じ構造なんだよね
チャック・ベリーには作曲という概念がないと思われるフシがあるよ(笑)
ソングライティング(英語では作詞・作曲の両方を指す)についてのインタビューでも、作詞についてしか答えていないしね
歌詞を書いて、それをリズムに乗せただけだ♪とでも言わんばかりなんだ
なるほど、「いつも同じような歌ばかりじゃ飽きるだろう?」と言ってる割には、
同じコード進行や、同じリズムの曲が多くないか?と思っていたんだ(笑)
つまりチャック・ベリーのソングライティングとは、作詞の事なのだ
意外だな〜ロックってサウンド志向だと思っていたけどね
まあ確かに、ロックンロールにまで遡ると、どれもスリー・コードだし、パターン化された音楽だといえない事もないが・・・
チャック・ベリーはクールで計算高い男なのだ
チャック・ベリーは黒人にしてはルックスも垢抜けていたが、歌詞も黒人くささを感じさせないように改変していた
「ジョニー・B・グッド」の歌詞のLittle country boy(田舎の少年)は、元々Little colored boy(黒人の少年)だったらしいし、
「Brown Eyed Handsome Man (茶色い目の男)」は、「Brown Skinned Handsome Man(茶色い肌の男)」というタイトルだった
曲をヒットさせるために、歌詞を変えたのだ
「何故って?黒人より白人の方が多いだろ?」
これがチャック・ベリーだ!(笑)
ボブ・ディランの「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」は
チャック・ベリーの「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」にインスパイアされている
フォークの神様も、ロックンロールの神様に影響されていたんだね♪
これはプロモーション・フィルムと呼びたい(まだ、そんな時代ではないんですが)
歴史的な映像です
ボブ・ディラン「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」
https://www.youtube.com/watch?v=67u2fmYz7S4
チャック・ベリーは1926年生まれ・・・今年で、なんと90歳だ!
こりゃ、めでたいな!正月に相応しいね(笑)
Monkey Businessな音楽業界で、今も現役で活躍中だ
チャック・ベリーは、このブログで 以前に「メイベリーン」を取り上げているので、
興味のある方は覗いてみて下さい・・・ちょっとだけよ(笑)
Hail ! Hail ! Rock & Roll ! !
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Comments
早急な対応で嬉しいです
これからも利用させていただきます♪
ご利用ありがとうございます、つなビィサポートです。
お問い合わせに返信しましたところ、エラーメールとなってしまったため、コメント欄にて失礼致します。
貴重なご意見ありがとうございます。
先ほどYouTubeの自動埋め込みを修正致しました。
YouTubeURLが記載されている部分へ表示されるようになっております。
大変お手数ですが、ご確認の際にはブラウザのリロードをお試し下さい。
ご不明な点などございましたらお気軽にご返信下さい。
今後ともつなビィをよろしくお願い致します。