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モスクワ郊外の夕べ

モスクワ郊外の夕べ

「モスクワ郊外の夕べ」
1955年作 ロシア歌曲



唐突ですが、ロシア民謡です(笑)
民謡というと古来から伝承されたものというイメージがありますが、ロシア民謡には日本でいう歌謡曲、流行歌も含まれているんです
この「モスクワ郊外の夕べ」も第二次世界大戦後の1955年作と、民謡のイメージとはかけ離れた、割りと近年の歌曲
民謡という括りにされてしまったのは作者が不詳の曲が多いからかもしれない
しかし多くの曲は作者が判明している…近年作が多いですからね
作者名が伏せられていたのは、作品は作者のものではなく国家のものだという考えによるものらしい…さすが社会主義!

「モスクワ郊外の夕べ」はケニー・ボールが「Midnight in Moscow」のタイトルで、ジャズにアレンジ…60年代に世界的なヒットになっている
日本でもフランク永井が歌っていたりするんだけど、ジャズ・バージョンの邦題は何故か「モスコーの夜は更けて」
そうなんです…「ワシントン広場の夜は更けて」というヒット曲がありましたからね〜とにかく何でもかんでも「夜は更けて」
勝手にシリーズにしちゃったみたいです(笑)
モスコーという響きにもそそられますね
でもジャズ・バージョンはちょっと場末感があるんだ(笑)だから今回は、正調ロシア民謡バージョンで聞いて下さい♪

モスクワ郊外の夕べ

イヤ〜ロシア民謡、暗い、重い…存在感あるね〜
巷はゴールデン・ウィーク…といえどもゴールデンではない人々がいる
虐げられたプロレタリアートたちよ、今こそ立ち上がれ…って事か?(笑)
まあ、ロシア民謡といっても「トロイカ」や「カチューシャ」ほどは知られていない曲ですね
これは中学時代に聞いて、お気に入りになりました♪
どこまでも暗い…底なしに暗いコーラスと、部分転調で一瞬メジャーになるのがツボでした

家に、ビクターから出ていた「ロシア民謡全集」があったんですね
ソノシート4枚組で全4巻だったと思います
ハードカバーで書籍みたいでしたね
高級感を醸し出しているんだけど、中身は安っぽいソノシート(笑)
まあ当時はよく雑誌にオマケとしてソノシートが付いていたもんね〜そのデラックス版という位置付けなのかもしれません
他にも家にはソノシート付き月刊誌があったんです
「映画の友」とか「映画音楽」というタイトルだったかな
映画音楽だけではなくて、当時日本に入ってきていた洋楽…ポピュラー音楽もカバーしていたと思います
歌モノもインストで…インストもオリジナル・バージョンじゃなかったね…たぶん日本人が演奏していたんだと思われます…「歌のない歌謡曲」みたいな…
親父が昔、買ってきたんだろうな…

ペラペラのソノシート…もう若い人にはナンノコッチャ?わからないのかもしれないね
レコードの代用品、廉価版ですね
レコードとは違ってB面がない…それでも片面に2曲くらい収録できたりする利点もある

ソノシートというと幼少期の記憶があるな〜
よく一人、ポータブル・プレイヤーでソノシートをかけていた…あれ、ソノシートがクルクル回るから、オモチャとして面白かったんだろうね…音も出るし、不思議だったんだと思う
ソノシートの色もたくさんあって楽しいんだ…赤、青、黄色、オレンジ、黒、緑…
でも何故か白いソノシートが怖くてね〜(笑)
気味が悪くて触れなかった記憶があるよ

中学時代、家のステレオはマルタツの部屋で独占状態♪だったんです
ビクターの家具調ステレオで、78回転(SP盤ですな)レコードも再生できるシロモノ…
おまけにレコード・プレイヤーが平らじゃない…傾いているんだよ!傾斜が付いている仕様なんだ…マニアックだよな〜(笑)
当然、ビクター犬(ニッパー君)の置物も家にあったはずだが…
噂によると幼児だったマルタツが壊したらしい(笑)いけませんな〜まあ、そんなレトロなステレオで、おっ?ロシア民謡か〜聞いてみるかな…と思った訳です

ロシア民謡のソノシートなんて言うと、マルタツの親父はかなりマニアックな趣味だと思われるかもしれません
ところが当時はそうでもなかったみたいなんです
その昔、歌声喫茶というものがあったと聞くじゃないですか…ロシア民謡はかなり歌われていたみたいなんです
まあ、歌声喫茶では日本語で歌っていたらしいんですが、現在よりもロシア民謡は親しまれていたというのは間違いないようです
親父は歌声喫茶に通っていたのか?そんな噂は聞かないが(笑)
今となっては確かめるすべもない…

親父が亡くなって早くも3年…
4月28日は親父の命日でした…そうなんです、予定していたブログの更新が遅れてしまったんです(笑)
親父、墓参りも行けないで、ブログも遅れてしまった…許してくれ!
当たり前の事だけど、人生には限りがあるんだと思い知らされますね
それでも残された者の心の中で生き続ける…それはお互いに幸せな事なんじゃないかと思いたい…

親父と音楽の話もしたかったな〜
マルタツも40歳を過ぎてからかな〜やっと親父に戦争の頃の話をふったりできるようになったんだけどね…嬉しそうに話してくれたな〜
パーシー・スレッジの「男が女を愛する時」とかレイ・チャールズ「愛さずにいられない」のシングル盤もあったんだ…これで、お袋を口説いた?イヤ、年代が…マルタツが生まれてからの音楽だし…謎だな(笑)
そうかと思えば「ロック・アラウンド・ザ・クロック」を知っていたりする…映画「暴力教室」を観たって言ってたもんな〜
あとマルタツがアルバム「バンド・オン・ザ・ラン」を爆音で♪かけていたら、部屋に入ってきて…
うるさいと注意されるかと思ったら、「そのホッ!ヘィホッ!って曲がいいから、もっと大音量で♪かけてくれ」なんて言うんだよ(笑)
(ミセス・ヴァンデビルトという曲です♪与作じゃないぜ 笑)
厳格な親父でしたが、そんなファンキーな面もありましたね♪

Mrs Vandebilt
ジ・エンド・オブ・エイジア

ジ・エンド・オブ・エイジア

坂本龍一
「The End Of Asia」
作曲 坂本龍一
アルバム「千のナイフ」収録
昭和53年(1978年)



世界のサカモトです
80年代、テレビでやっていた「外国人に聞いた…あなたが知っている日本人は?」というアンケートでも、リューイチ・サカモトはベスト3に入ってました
あとの二人は、ヨーコ・オノ…これは妥当だね
そして、もう一人は…なんとブルース・リー?!
そう言えば映画公開時、あのアクションは「カンフー」じゃなく「カラテ」と紹介されていたもんな〜ウ〜ン、ちょっと嬉しいような(笑)複雑な心境ですね

「ジ・エンド・オブ・エイジア」は坂本龍一、初のソロ・アルバム「千のナイフ」の収録曲ですが、YMOのライブ・レパートリーでもありました
(YMOのバージョンはライブの度に毎回アレンジを替えていて面白い)
確かにYMOのアルバムに入っていてもおかしくない、YMOと共通のコンセプトを持った曲ですね
東洋的な旋律、当時のフュージョンに接近した編曲、シンセサイザーとコンピュータのサウンド、ディスコ・ミュージックのビート…
同時期にYMOのファースト・アルバムも発表されているから、YMOはバンドというよりユニットに近いものだったのかもしれない
当時はまだ高橋幸宏もサディスティックスのメンバーでしたしね

スタジオ・ミュージシャンとして大活躍、新しモノ好きで、ライブよりレコーディング派の3人が集まったイエロー・マジック・オーケストラ…
当初から世界をターゲットにしていたというからスケールが大きい…いわゆるグローバルって奴だな(笑)
海外の評判を日本での人気にフィードバックさせるという…この手のマニアックな音楽が一世を風靡したなんて、今思うとちょっと信じられない
ただ70年代らしいな〜と思うのが、ベースの細野晴臣とドラムの高橋幸宏が手動で演奏していること…これだけシンセサイザー主体の音楽では珍しい
80年代になるとベースもドラムも打ち込みが主流になってしまいますからね〜
それとシンセサイザーの音色が古き良きアナログ・シンセなんです…デジタル・シンセが登場するのは80年代…デジタルは金属的な音色なんですよ
アナログは、いかにもシンセ!って感じで人間臭い…そう思えるようになったのはデジタル・シンセが台頭してきてからですね
それまではピコピコうるさいな〜と思ってました(笑)

坂本龍一「The End Of Asia」長いのでサワリだけ聞くのもアリです♪そこのキミ、無理して聞いて寝るんじゃないよ(笑)

ジ・エンド・オブ・エイジア…これはアジアの終末ではなくて、アジアの果て…つまり日本を意味している
極東の国、日本…(そう言えば、在日米兵向けのラジオ局FENはFar East Networkの略でした)
日本の世界地図では日本が真ん中に描かれているが、欧米の世界地図では欧米が真ん中に描かれている(みんな自己中なんだな 笑)
日本はまさしく東の果て…地図の右端に描かれているという訳だね

坂本龍一の代表作といえば、映画音楽の「戦場のメリークリスマス」かな?
これはピアノで弾いてみたい曲ですね…弾けないけど(笑)
押尾コータローのギター?いいよね〜ギター1本であれだけ表現できるんだから…凄いわ
でも転調できていないんだな…これがオープン・チューニングの限界なんだな…なかなか現実は厳しいぞ(笑)

最近ではCM曲「エナジー・フロウ」が代表曲ですかね?
ピアノだけの演奏で「癒やされる♪」と持てはやされましたが、個人的には、もっと癒やされる大好きな曲があるんです
桃源郷のイメージなんですが、段々ファンキーになっていくのがたまらないですね♪

坂本龍一「黄土高原」

「イエロー・マジック・オーケストラ」がレコードでも「YMO」名義になったのは意外に遅く、81年のアルバム「BGM」からなんですね
この時期の坂本龍一のソロ・シングル「フロント・ライン」は熱いメッセージ・ソングで、坂本龍一が歌も歌っています
(坂本龍一作詞で、ピーター・バラカンが英訳)
♪みんな、現状の音楽で楽しいかい?満足なのかい?音楽とは意識の闘い…その戦場で僕は兵士になる…
まさにフロント・ライン(前線)という訳ですね〜坂本龍一は芸大の音楽学部作曲科卒のエリート
在籍中からスタジオ・ミュージシャンに引っ張り出されて、こういう事になってしまったみたい(笑)
(「教授」という愛称は、大学院時代に高橋幸宏が名付けたもの)
やはり最終的には作曲家、音楽家として評価すべき人なんでしょうね…最近は社会活動に積極的みたいですが…文化人になりたいのか?まあ、いいんですが(笑)

坂本龍一「Front Line」

4月29日は「昭和の日」でしたね〜ウン、「みどりの日」よりはいいんじゃないの?
「天皇誕生日」だったというのが染みついている我々世代にもしっくりくるんじゃないかなぁ
昭和の時代を、日本を考える日としていいと思う…だから「ジ・エンド・オブ・エイジア」にしてみたんですが、更新が遅れてしまったんです(笑)
日本=日の本(もと)=日出づる国
ライジング・サンだね、日の丸は太陽だし…
東の果ての国だけに許される、太陽の私物化がいい♪
そういえば昔は、祝日に国旗を掲揚したもんでした…最近トンと見なくなりましたね
あれ、なかなか良かったと思うよ…愛国心が育つような気がするな
最近は国旗ってオリンピックぐらいでしか見ないね〜
運動会って今でも万国旗なの?あれ、意味不明だな(笑)何故なんだろう
そうそう、お子様ランチ!あれは日の丸がなくちゃ盛り上がらないですよね!

イエロー・マジック・オーケストラ「The End Of Asia」スタジオ・バージョン

これはのどかでいいですよね〜♪
(アルバム「増殖」収録のショート・バージョンです)
ついでにもう1曲、日本を思うには打ってつけの曲があるんだ…そこのキミ、この曲を聞きながら寝てしまいなさい(笑)
坂本龍一じゃ〜ないんですがね…あ、シンセつながりだ♪

NHK「新日本紀行」テーマ(作曲 富田勲)
ビューティフル・モーニング

ビューティフル・モーニング

イースト
「ビューティフル・モーニング」
作詞・作曲 瀬戸龍介
昭和47年(1972年)



これは忘れようとしても思い出せない(←バカボンのパパの名言です)黎明期の日本のロック!
イーストはアメリカ・キャピトルレコードと契約、日本では逆輸入の形でリリースされるという快挙!
全編英語詞で、琴など和楽器も取り入れた、オリエンタルな究極の和製ロック!
全米アルバム・チャートでベスト10入りと順風満帆、日本のロックの未来は明るい♪と、大いにぬか喜びしたもんです

イースト「ビューティフル・モーニング」

これは一度聞いたら忘れられない…なんとも言えない情緒があるね
まさにビューティフル・モーニング…日本のロックの夜明けを告げているかのようだ…

な〜んてね(笑)
イーストはアメリカを拠点に活動していたためなのか、日本では殆ど評価されていない…やっぱりライブを行わないとダメか?
アルバム1枚だけで解散というのも…この根性ナシ!と見なされたみたいだ(笑)
一方、同じく海外に拠点を置いて、英語詞で海外デビューを果たしたフラワー・トラヴェリン・バンドは、日本のロック史を語る上で必ず挙げられている
他に海外進出で成功したバンドとしては、サディスティック・ミカ・バンド、イエロー・マジック・オーケストラ…
イーストはきれいさっぱり忘れ去られています(笑)
ロックとしては生真面目すぎたのか?カリスマ性、スター性の欠落が問題なのか?
確かに目立たないしな〜クォリティは高いけど…
まだ日本にロックが根付いていなく、時期尚早だったのかもしれない
今なら、当時の日本にこんなバンドがいたのか!と若い世代に評価されるような気がします
そんなかすかな期待をこめて(ひょっとしたら、このブログにも若い読者がいるかもしれないし…いないか?笑)今回はイーストを取り上げてみました

フラワー・トラヴェリン・バンドの前身、フラワーズは内田裕也がリーダーでした
GSからニュー・ロックへという時代を見すえて、ヴォーカルにジョー山中を迎え、内田裕也はプロデュースに専念
フラワー・トラヴェリン・バンドは代表曲「メイク・アップ」が日立のCMに長い間使われていたので、知らずに耳にしている人が多いかもしれない
日本のロックを誇らしく思えたバンドですね♪

フラワー・トラヴェリン・バンド、再結成時の演奏より「メイク・アップ」

イーストには、その後スタジオ・ミュージシャンとして活躍するギタリストの吉川忠英が在籍していました
瀬戸龍介は解散後、ソロとして活動…オールナイト・ニッポンの2部を担当したりしてましたね
「ビューティフル・モーニング」もソロで再録…やっぱり自信作だったんだろうね…今回も売れなかったみたいですが(笑)
イーストの前身はニュー・フロンティアーズ…人気はありませんでしたが(ないのかよ)実力では「赤い鳥」のライバルと言われていたフォーク・グループ
日本はフォーク・ブームの時代だったのにね〜あえてロックに、世界に挑んだという訳だね…頼もしい

ナニ?バンド名がイースト(東洋)?和楽器?いかにもオリエンタルで、あざとくないか?エキゾチック・ジャパンかよ?媚びちゃって、卑しいね〜情けないわ!国辱かよ!
…確かにそんな批判的な声もありました、熱い時代ですからね
西洋から見た日本の典型的なイメージの受け売りじゃないかという事ですね
ウ〜ン、やっぱり当時のロックは極端なサウンド志向なんだよな〜
英語の歌詞なんて意味もわからない…でもカッコイイ♪これが発端だ
アーティスト側は、歌詞もサウンドとしてカッコよさを追求する…日本語を乗せるとダサくなるという訳だ
リスナーとしては、英語だとリアリティがないし、今一つピンと来ない…それにロックを聞くような洋楽ファンなら、日本のバンドよりホンモノの英米のバンドを聞きたい…これが当時の日本人の率直な感想かもしれないね♪
恋の十字路

恋の十字路

欧陽菲菲
「恋の十字路(I Want You Love Me Tonight)」
作詞 橋本淳
作曲 筒美京平
昭和48年(1973年)



オーヤン・フィーフィーです
中国語読みだとフェイフェイ…台湾では今も国民的なスターみたいです
この頃の歌謡曲には外国人枠がありましたね
といっても台湾、香港といったアジア勢ですが…
韓国のチョー・ヨンピルはもう少し後なんだ…インド人のチャダ!いましたね〜(笑)
台湾からはジュディ・オング、テレサ・テン、香港からはアグネス・チャン、リンリン・ランラン…
女性ばかりだな〜男は出稼ぎしないのか?チャダ、見直したぞ(笑)
日本の音楽市場は世界第二の規模ですもんね〜みんな日本のプロダクションに所属して、日本を拠点に活動していました

デビュー曲「雨の御堂筋」はヴェンチャーズ作曲♪
これはインパクトありましたね〜
ソウルフルでロックな佇まいが男前だ…女性なんですが(笑)
でも歌詞はこの曲に限らず、演歌調の耐える女、すがる女の世界なんだよね
やはり情念というものはパワフルなんだな〜ダイナミックな歌手に相応しいのは、この情念の世界なのかもしれない

「恋の十字路」いいですね♪
ひねくれた選曲?そんな事はないと思うよ(笑)
これはソウル歌謡の傑作
それまでの欧陽菲菲のヒット曲…マイナー調のロック歌謡から一転、メジャーのロッカ・バラードになっているのがいいんだな♪
Aメロに何度も出てくるブレイク…歩いていて、ふと躊躇して立ち止まる…恋の十字路に思い悩んでいるみたいでいいね
サビでも♪恋♪恋〜アクセントが効いている…まったく!よくできた曲なんだ
さすが筒美京平、この時代のソウルのテイストをうまく取り入れている
カラオケの定番曲「ラヴ・イズ・オーヴァー」もいい曲だとは思うんですが、
欧陽菲菲の持ち味は、リズムが効いた曲の方が発揮されていると思いますよ♪

恋の十字路


「恋の追跡(ラブ・チェイス)」もイイと思うんですが、
これ、まるっきりチェイスの「黒い炎」だよね?
さすがパクリの天才、筒美先生だ
御丁寧にもタイトルにパクリ元まで入れちゃっているんだから(笑)なかなか大したもんだよ、これは…

オーヤン・フィーフィーはカタカナじゃなくて、漢字で欧陽菲菲と表記していたのがエライ…これでオーヤン・フィーフィーって読ませるんだもんな〜強引だ
バラエティ番組にも出ていましたね〜これはナベプロの戦略か?
カタコトの日本語がいいのかもしれない…アグネス・チャンなんて、いつまでたってもカタコトだもんね(笑)
カタコトの日本語…確かに、歌だと痛々しいんです
聞き取りにくかったりもしてね…でもそれが魅力でもあるんですよ…不思議と胸に響くんです♪
とん平のヘイ・ユウ ブルース

とん平のヘイ・ユウ ブルース

左とん平
「とん平のヘイ・ユウ ブルース」
作詞 郷伍郎
作曲 望月良道
編曲 深町純
昭和48年(1973年)



ヘイユウ、ワッチャネィム?(Hey You!What's Your Name?)
左とん平のギャグに目を付けたミッキー・カーチスがプロデュースした企画モノのレコード
ギャグをコミック・ソングにするのではなく、ここまでシリアスにしてしまうとは!
さすがフリーランス(レコード会社と契約していない)の音楽プロデューサーの先駆けだね♪
ロカビリーの人ですが、マルタツ世代はガロやキャロルのプロデューサーとしての認識でした

しかしストリングスにホーン・セクション…どう考えても演奏が格好よすぎるだろう(笑)
だって左とん平なんだから(笑)

これはニュー・ソウルのカテゴリーですね
都会的なサウンドが現代社会のブルースを奏でている…まさにカルトな名曲名演♪

YouTube

左とん平はコメディアンだと思っているヤング(死語)もいるみたいですが、俳優ですね…味のあるバイ・プレイヤーです
まあ本職の歌手じゃないという事で…どうやら歌は苦手みたい
この曲も歌というより、ほとんど語りだ
ラップ?そこまで持ち上げちゃダメだよ(笑)
それじゃ格好よすぎるだろう…左とん平なんだから(笑)
とにかく余りにも格好よすぎて、大ヒットとまでは行かなかったんじゃないかな〜と思うよ
そういえば当時、テレビの歌番組で見た記憶がない…
オファーがなかったのか、本人が嫌がったのか、レコードの音を再現できるバンドがいなかったのか…まさか格好よすぎるから?(笑)
改めて聞くとジェームス・ブラウンみたいなシャウトなんだよね…ダミ声だし…これは魂の叫びだ

かまやつひろし「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」と並んで、日本のレア・グルーブとして90年代に再評価されたのも記憶に新しい
スチャダラパー(スチャダラ+ラッパーというネーミングがいいね)がサンプリングしていましたしね〜
マキシ・シングルCDとして再発されたのを入手しました♪

イヤ〜これはなかなか痛い歌詞ですな〜
社会の不条理に訴えかける、祈りのような嘆き…これは人生のブルースだ
絶望を見つめながら生きている男の悲哀が赤裸々に描かれている…
ナニ?単なるグチだろうって?すぐ他人のせいにするダメ人間の歌だろうって?
それを言っちゃ〜オシマイだよ(笑)
確かにこの歌詞は現代社会に対しては相当シニカルだけどさ〜
そこに蠢く人間たちはある意味、許しているというか…そこまで責めてはいないんだよ
同情?…かもしれないけど(笑)

なかなかこんな深い曲はないよね〜これはプロではない歌手の、しかも企画モノだっていうのがね…
テクニックじゃない、歌心なんだよな〜左とん平、格好よすぎか?
でも♪俺はイヤだ〜!ってシャウトしているんだもんな〜やっぱりそんなに格好よくない(笑)

NO!と言うのがブルースなんだね♪
恋の花

恋の花

吉井和哉
「恋の花」
作詞・作曲 吉井和哉
アルバム「39108」収録
平成18年(2006年)



吉井和哉、好きですね〜♪
聞いた事ないって?そうかもね〜これといったヒット曲もないし…
元ザ・イエローモンキーの人です
ソロになって10年になりますが、マルタツが全アルバムを網羅しているアーティストの一人です
イエモン時代はそんなに注目していなかったんですが…もちろん「LOVE LOVE SHOW」とかヒット曲は知っていましたけどね
イエモンは「SO YOUNG」が引っ掛かったんです…こんな曲も書くのか〜これはじっくり聞いてみたい…それでCDを買いました
なかなかね〜社会人になると新しいアーティストは聞かなくなるんですよね〜老化だな(笑)
まあ、でも作詞作曲、ヴォーカル、プロデュースの吉井和哉の名前はインプットしました

しばらくしたら吉井和哉がソロ・アルバムを出したという…イエモンは活動停止中で、まだ正式には解散していなかった時期ですね
2001年から2004年まで断続的にレコーディングしていて、基本的に一人多重録音した作品群です
まあ、単純に言うとクライんだ(笑)ダークな世界…
タイトルが「at the Black Hole」…ホントにそのまんまでしたね
でも曲がいいんだよ
イエモン時代も昭和の歌謡曲テイストが感じられましたが、どこかユーモラスでいて、しかも毒があるんです
何故かYOSHII LOVINSON(ヨシイ・ロビンソン)名義になっているし…確かにイエモン時代の愛称はロビンでしたが、訳わからない(笑)
このアルバムにハマりましたね…それからずっと新作アルバムも聞き続けているんです
アルバムの1曲目の「20GO」、これが決定的でした 
いきなりの変態ベース♪ 孤独な一人多重録音ならではです
緻密なアレンジが美しい・・・そして独特な世界観
♪ファックを送信します・・・お茶目だね(笑)
♪Nobody's OK〜そう、誰もがOKじゃない
闇と向き合う・・・アーティスト、吉井和哉の誕生だ

マルタツみたいな、ソロになってからのファンは少数派で、
やっぱりイエモン時代からのファンは、もっとロック・スターな吉井和哉を望んでいたのかな?
背も高いし、恵まれたルックスの持ち主ですからね〜もっと派手に、もっと妖しく、もっとエロくなければ往年のファンは許さない(笑)
サード・アルバムでやっと吉井和哉名義になりました…ロック・スターであることを引き受けたんだろうね

「恋の花」はサード・アルバムではアコースティック・ギター1本の弾き語りでしたが、
ライブ・バージョンではバンド・アレンジで俄然、盛り上げてくれます
それと、全然歌詞が違う!
この痛々しい歌詞のライブ・バージョンの方がオリジナルで、あの暗〜いファースト・アルバムの頃にはもう完成していたらしい…

恋の花

♪真っ暗でなんにもない…真っ暗でわからない…真っ暗でなんにもない…明日もわからない…
なるほどブラックホールの世界なんだなぁ
この曲がファンにしか知られていないというのはモッタイナイと思う
これは吉井和哉でなければ生み出せない曲…ドロドロの情念が昇華されていくような曲になっている…

吉井和哉…もう中堅どころですが、自分の過去のパターンをなぞるのではなく、いつも新しいスタイルを提示してくるのがイイ…アーティスト(表現者)なんだよなぁ
これが大人のロックなんだと思います
そうそう、眞鍋かをりと熱愛報道されましたね〜さすがロック・スター!(笑)
哀愁のシンフォニー

哀愁のシンフォニー

キャンディーズ
「哀愁のシンフォニー」
作詞 なかにし礼
作曲 三木たかし
昭和51年(1976年)



先週末、友人のライブに出かけました
久々でしたが、やっぱり生演奏はいいですね♪
弊ブログのコメント、リンクでもお馴染み、きょうたろう、kouji、秀円の皆さんによるアコースティック・ユニット「春一番」です
「春一番」といえばキャンディーズですよね
でもキャンディーズのコピーバンドではありません
3人いるからラン、スー、ミキというメンバー名に改名しないのかな?なんて一瞬思ってしまいましたが、人様のブログでそんなふざけたコメントをすると、記事まで削除されてしまいます(笑)


という訳で今回はキャンディーズです
でも「春一番」ではありません…ひねくれていますね♪

哀愁のシンフォニー

アイドル・ポップスというより歌謡曲ですな〜でもキャンディーズのシングルでは一番の美メロだと思いますよ
(「つばさ」も負けていませんが、あれは解散後にシングル・カットされたから、リアルタイマーとしてはシングルに数えない…ひねくれていますが♪)
転調してメジャーになる箇所がせつなくていいですね♪
そんなに切々と訴えるんじゃないよ…思わず好きになってしまいそうだから(笑)

キャンディーズ、ちゃんとハモっています♪
頭数は多いのにハモらない…挙げ句に口パクやダンスでごまかす…そんなグループと一緒にしちゃ可哀想だなぁ
「可愛くて食べてしまいたい女の子」というグループ名ですからね〜さすが渡辺プロダクション、正統派アイドルです
活動期間が4年半というのも正しい…少女が大人になるまで…ですからね…憎いなぁ♪

キャンディーズは解散で盛り上がりましたね〜
マルタツは北海道でしたが、友達はファイナル・カーニバルに行ってたし、解散宣言(「普通の女の子に戻りたい!」)以降のオールナイト・ニッポンが熱かったんです
吉田拓郎から流れたファン(拓郎がキャンディーズの楽曲を手掛けているので)もたくさんいましたね

同時期に解散したフォーリーブス(ジャニーズ事務所)とは対称的でした…フォーリーブスは人気が低迷、すっかり大人になってしまっての解散でしたからね〜マスコミにも余り取り上げられていませんでした
それに引きかえ、キャンディーズは解散でピークを迎えたんですね
ラスト・シングル「微笑がえし」で初のオリコン1位ですからね
キャンディーズは解散で「永遠」になったんです

「哀愁のシンフォニー」は、ステージではファンから多数の紙テープが投げこまれる曲…
この曲には試作とされる「霧のわかれ」があります…YouTubeにもあるんだね♪マニア必聴です

霧のわかれ

キャンディーズ、ファイナル・カーニバルでアース・ウィンド&ファイアーのカバーを2曲もやっている
「宇宙のファンタジー」はヒットしていたし、コーラスも聞かせるからわかるんですが、「銀河の覇者(ジュピター)」はかなりマニアックな選曲
どうもこれはバック・バンドのMMPの趣味なんじゃないかな〜(笑)
MMPはスペクトラムの前身バンドなんですよ
スペクトラム…アース・ウィンド&ファイアーのパクリと言われてますが、ブラス・ロックで好きでした
MMPの演奏力も高いですね〜難曲「ジュピター」もラクラクとこなしています
一方、英語詞を得意とするミキちゃんはかなり大変そう…

銀河の覇者

キャンディーズのマネージャーだった大里洋吉がアミューズ(サザンオールスターズや福山雅治を抱える事務所)を立ち上げたんですよね
スペクトラムもアミューズ所属だったし、KUWATA BANDの今野多久郎もスペクトラムのメンバーでした…いろいろつながっているんですね
キャンディーズ人脈ではないんですが、西城秀樹のバック・バンド、芳野藤丸率いる藤丸バンドがSHOGUNの前身だったり…いろいろと面白いんですよ♪

「春一番」と聞いたら、この曲も忘れてはいけませんよね
所ジョージは元々、シンガー・ソングライターとして世に出たんですからね〜
宇崎竜童の命名ですが、所ジョージはロックというより、割と正統派のフォーク・シンガーだと思いますよ
この曲もひねくれていていいですね♪

春二番


キャンディーズの活動時期って、ちょうどマルタツが中学1年から高校3年なんですよ
これはとても嬉しい事ですね…ひねくれていたマルタツは熱心なファンではありませんでしたが、一緒に青春期を過ごしてくれたような…そんな気がするんです
ありがとう!キャンディーズ♪
拡大版:タックスマン〈後編〉

拡大版:タックスマン〈後編〉

前回の続きです


ビートルズ「タックスマン」
1、2、3、4…
この曲のカウントは不気味だ
ノイズも入っているし、咳払いまで聞こえる
このカウントでは、とてもじゃないが演奏には入れないだろう
よく聞くと本当のカウントが小さく入っている
つまり冒頭のカウントは後付けのニセモノだ…何故こんなものを付け加えたのだろう
そうか!この1、2、3はカウントではない…これはおカネを数えているんだね!
札束を数えているんだ…タックスマンだもんな、納得!

https://vimeo.com/193179901

ジョージ・ハリスンの曲ですが、ポール・マッカートニーが大活躍しています…ポールはいつも独善的、やる気マンマンな人だね〜
かろうじてリード・ヴォーカルはジョージが担当しています…いちおう作者ですからね
でもこの曲はヴォーカルよりもベースとリード・ギター(どちらもポール)が目立ってしまっています…ポールは悪気はないんですが、つい美味しいとこ取りしちゃうんですね

この曲は何度聞いてもベースに耳が行ってしまいます
オクターブ・ジャンプするこのフレーズは発明ですよね…GSでよく使われていました
サザンオールスターズのGSオマージュ「そんなヒロシに騙されて」にも、このフレーズが踏襲されていましたね
よく聞くと2拍目は16分音符で2つ打ちしている…こんな高度なワザは、さすがにGSバンドもマネできなかっただろう
このフレーズ、ポールが考えた…とすると、
このベースの入る前の原曲って、かな〜り地味な曲だったんじゃないかなぁ

サビ(♪If You〜)のベースは物凄い事をやっている!
これはCDをヘッドフォンで聞いて気付きました…ビックリしたな〜♪
なんて感激してたら、あれはテープのスピードを早めている…なんて言う奴がいるんだ
確かにこの時期のビートルズなら、ありうる話だが…俺は信じないぞ(笑)

カウベルとタンバリンの隠し味も好きだな〜
リンゴ・スターのドラムはキックもスネアもベースとかぶっているから、なかなか聞こえません(笑)

リード・ギターがまた、やかましくてイイねぇ♪
これもポールだ
ベースとリード・ギター…当然ライブでは一人で同時演奏は無理です
でもレコーディングだと何でもできてしまうんだね…バンドの必然性が薄れてしまうような?…これは解散へのプロローグ?
いちおうジョージはリード・ギタリストなんですからね〜
当時はハードなロックの時代を迎えつつありましたが、ジョージはそんな演奏をするようなタイプではないですもんね
ジョン(レノン)やポールみたいに、おバカにワイルドにもなりきれない…バンドのギタリストとしては難しくなってきたのかもしれないな…
「タックスマン」のポールのギターはインド音楽みたいで気に入っている…そんな好意的な発言をするところがまたジョージらしいんだ

「タックスマン」のリズム・セクションは、ジェイムス・ブラウンの「パパのニュー・バッグ」をヒントにしているらしい
確かにファンキーな乗りをしているね
しかし、この乗りはビートルズが他の曲で既に実験しているように思えるのだ
それは同じアルバムに収録されている「トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ」
アルバムでは最後の曲だが、レコーディングはこの曲からスタートしている
90年代を先取りしていたループ・サウンドの曲だが、この覚醒的なドラムのパターン…
このパターンをベースに置き換えたのが「タックスマン」のベースに思えてならない…
ほら、なんとなく似ていないかい?ナニ?似ていない?そんなこと言うなよ〜(笑)

ミスチルじゃない、本家Tomorrow Never Knowsのレアなモノ・ミックスです
終盤にピアノが確認できます
https://www.youtube.com/watch?v=g7dtC4_dKhg


イヤ〜今回は深入りしすぎたかな〜?(笑)
しかしこのアルバム(リヴォルヴァー)、66年の来日、武道館公演の前にはもう完成しているのが驚きだ
ライブ活動の停止、レコーディングに専念、プロモーション用にフィルムを制作(ここでも時代をリードしている)…
ビートルズはヒゲをたくわえて、クスリに溺れてしまっていた…

あれ?武道館で「タックスマン」を演奏しているぞ?
イントロとエンディングを取っ払ったテイクを使用していますね
https://www.youtube.com/watch?v=UwIbM3X4HAM


「タックスマン」和訳
♪どういう事か、お教えしましょう
あなたの取り分は1で、私が19です
5%じゃ少ないって?
全部取る訳じゃないんだから感謝してほしいな
クルマを運転するなら…道路に課税します
腰かけるなら…イスに課税します
寒いのなら…暖房にも課税しますよ
散歩するなら…あなたの足に課税しましょう
(※street,seat,heat,feetで韻を踏んでいる)
何のために必要かって?
そんなこと聞かないでほしいな
ハハハ…ミスター・ウィルソン
もっと搾り取られたくなければね
ハハハ…ミスター・ヒース
何故なら私はタックスマン
そうです 私がタックスマンです

お亡くなりの御予定ですか?
マブタに乗せたコインも申告をお忘れなく
つまり、あなたは私のために働いているということですな♪


ジョージもネチネチといやらしく迫っていますね〜皮肉屋ジョンも顔負けだ
ミスター・ウィルソンって当時のイギリスの首相ですからね〜
今、日本で♪ミスター・アベ…なんて歌う気骨のある歌手はいるだろうか?

まあ、お国のためとあらば、税金は喜んでいくらでも払わさせていただきます!(ウソ♪)

御清聴ありがとうございトラウト♪
拡大版:タックスマン〜消費税率8%へ〈前編〉

拡大版:タックスマン〜消費税率8%へ〈前編〉

The Beatles
Taxman
from the album-Revolver
1966



いよいよ4月より消費税率が8%へ…残念ながらエイプリル・フールという訳じゃないみたいですね
さて新年度スタートという事で、マルタツの「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」は春の拡大版スペシャルをお送りします(テレビの特番かよ?)
消費税は平成元年に導入…という事は、今年は25周年アニバーサリーになりますね(別に祝いたくはないが…笑)
それから、おかげさまでこのブログも、このブログ・サービス(つなビィ)でベスト50にランキングされました!感謝!
という訳で、今回は増税じゃなくて、増量いたします…その分、グダグダになるかもしれませんが(笑)


5%から8%へ…税込105円が108円になるという事ですね
本体価格が100円だと計算が早くていいな〜
5%なら100×1.05=105、8%なら100×1.08=108という式ですね
100円なら8%で8円…これなら微々たるもんだと思ってしまうが、
100万なら8万か〜3万も増税になるんだなぁ…

今までは税込価格表示が一般的でしたが、しばらくは本体価格との二重表示が多くなりそうですね
来年秋には、さらに10%へ…という話ですから、二重表示のままかもしれないな〜
今まで税込298円だった価格は…
本体価格は298÷1.05 で283.8で、切り上げて284円
税込価格は284×1.08で306.7、切り捨てで306円となりますね
半端だな〜
税込398円は410円か〜
キリが悪いから、実質値下げや便乗値上げもありそうです


ビートルズ「タックスマン」
これは税金がテーマの曲ですね
アルバムの1曲目でいきなり おカネの事を歌ってしまうと言う、まあ脱アイドル宣言でもありますね
タックスマンは「税金取り」といった感じで、「税務署員」を意味する正しい英語ではないみたい
「警察官」ではなくて「おまわりさん」と呼ぶみたいな…くだけた感じかな
♪タックスマ〜ンって歌っているけど、テレビアニメ版の「バットマン」のテーマにちょっと似ていないかい?
♪バットマ〜ンって奴ね…お得意のパロディかもしれないです

冒頭の歌詞が♪どういう事か、お教えしましょう♪あなたの取り分は1で、私の取り分は19です♪
つまり全部で20
5倍にして100にすると、なんと95%も税金で持っていかれるという計算になります
いわゆる累進課税って奴ですね
まあビートルズ、富裕層ですからね〜一般庶民は余り関係ないというか、共感できない部分もあるかもしれません
確かに♪オマエはタックスマン、税金をむしり取りやがって…という歌だったら、文句タラタラでイマイチだったかもしれません
そこを逆の立場で♪ワタシはタックスマン、税金をむしり取ってやるぞ〜と歌っているのが、皮肉たっぷりでいいんですね
作詞作曲のジョージ・ハリスン、よっぽど御立腹の御様子です…金持ちはケチだというのはホントだな(笑)
しかし1億稼いでも500万しか残らない…っていうんじゃ、文句の一つも言いたくなりますわね〜
そりゃ国外に逃げたくなって当然です

「タックスマン」の歌詞に♪5%では不足ですか?と出てきます
それは取り分の事ですが、8%に増税となった今、♪5%では不足なのかい、タックスマン!と言い返したいところですね♪


後編に続きます!
君をのせて

君をのせて

沢田研二
「君をのせて(My Boat For You)」
作詞 岩谷時子
作曲 宮川泰
1971年(昭和46年)



沢田研二のソロ・デビュー曲です
ジュリーはヒット曲がいっぱいありますが、
美メロという事では、この曲が一番ではないでしょうか?
マルタツも大好きで、カラオケでよく歌う曲です
♪アア〜アァが難しくて、歌い甲斐があるんですね…うまく歌えないと、シャウトしてごまかします(笑)

「君をのせて」TV映像(ショート・バージョン)
若いジュリーがカッコイイ♪
(後半はまったく関係ない音源が入っています 笑)


歌ってて、よく言われるのが「誰の曲?」「知らないんだけど…」というリアクション…冷たいなぁ(笑)
そういえば当時、沢田研二がテレビでこの曲を歌っているのを見た事がない…
そうなんです…この曲、全然ヒットしていないんですね
よく考えたら、NHK-FMでやってた沢田研二特集をエアチェックした時に聞いたきりだよなぁ
次のシングル「許されない愛」(♪忘れられないけど…)からはヒットを連発しているんですけどね…

まだこの頃はPYGも活動中なんですね
タイガース時代からソロ・アルバムを出しているジュリー…事務所としては、とにかくソロで売り出したかったみたいです
でも本人はバンドに、ロックにこだわっていた…
この「君をのせて」もソロ・デビューじゃなくて、ソロでシングルを出しただけ…くらいの感じだったのかもしれないね
何しろ沢田研二、この曲は嫌いだとハッキリ言ってましたからね…冷たいなぁ(笑)

確かにこの曲、ロックという感じじゃ〜ない
どちらかというと布施明が歌いそうな曲調だね
オーケストラも入っているし…かなり大仰なアレンジだ
青木望ですね…松山千春「大空と大地の中で」のアレンジもそうですが、やたらスケールが大きいんです
でもポップス系シンガーのデビュー曲としては申し分ありません
歌手としての力量も問われる曲になっていますからね
作曲の宮川泰(みやがわひろし)、お気に入りの自信作です
数少ないポップス系の職業作曲家として60年代から活躍した人ですよね
世代的には「宇宙戦艦ヤマト」かな
岩谷時子/宮川泰コンビというと、ザ・ピーナッツ「ふりむかないで」「恋のバカンス」ですね
岩谷時子は越路吹雪の作詞(シャンソンの訳詞)からですからね〜訳詞感覚とでもいうんでしょうか…和製ポップスに上手い事、詞を乗せますね
加山雄三「君といつまでも」、郷ひろみ「男の子女の子」もそうでした

「君をのせて」この歌詞は、サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」と野坂昭如「黒の舟唄」をミックスしているように思うんですが…違うかな(笑)
この歌詞に出てくる二人は回りから祝福されていない感じ…
少し、やさぐれている感じがいい♪
肩と肩をぶつけながら…ってあるから男同士の友情の歌なのかもしれないね♪

「君をのせて」ライブ映像(フル・バージョン)
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