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クールな恋

クールな恋

オーロラ三人娘
「クールな恋(Baby,Please Don't Runaway)」
アニメ「巨人の星」挿入歌
作詞 松島由佳
作曲 村井邦彦

オリジナル:ザ・ゴールデン・カップス
シングル「愛する君に」B面
1968年(昭和43年)



たま〜にハードな音が聞きたくなるんです…何故だろう
中学時代よく聞いていたディープ・パープルの呪いだろうか?(笑)
前回がデイヴ平尾だったので、その流れでゴールデン・カップスの予定だったんですが…
どうやら「巨人の星」にも呪われているみたいです…(笑)

オーロラ三人娘は実在しません…アニメの中のアイドル・グループなので、当然レコードは出していないんですが…
今回のジャケット画像はネットで検索していたら出てきたんです
誰かが勝手に作成したんだろうね〜物好きだなぁ♪
フル・バージョンはアルバム「巨人の星 ミュージック・ファイル」に収録されています

オーロラ三人娘「クールな恋」

イントロのファズ・ギター…のっけからサイケ全開でイカしてます♪これが聞きたかったんだよ
と思ったら…
♪アイラビュ、アイラビュ、ホレバモ〜
脱力します(笑)
極めつけはコーラスの♪しゃらららら(笑)
倒れそうになりましたね…クルクルパー(死語)になっちゃってるんじゃないの?
とにかく凄いインパクトでした!トラウマになりましたからね
これは夜中に聞いたらコワイかも…狂いそうなんだよ、ホント

歌っているのは誰だろう?
オーロラ三人娘のセンター、橘ルミの声優だった増山江威子さんでしょうか?
バカボンのママ、峰不二子の人ですね
まあ本職の歌手じゃないですから…でもさすが女優さん、味がありますね
残念ながらバンド・サウンドは練れてないですね〜スタジオ・ミュージシャンが初見で演奏したみたい
でもガレージ感があるねぇ…なかなかなものだよ
失笑してしまうけど(笑)

オリジナルはザ・ゴールデン・カップス
シングル「愛する君に」のB面曲でした
ゴールデン・カップスのバージョンは安心して聞けるね〜でも物足りなく感じてしまうんです
ゴールデン・カップスはB面だったし、「クールな恋」といえばオーロラ三人娘という事になってしまったみたいです…「巨人の星」恐るべし!

オーロラ三人娘「クールな恋」は「中井正広のブラックバラエティ(黒バラ)」のオープニングで流れてましたね〜あの番組、音楽が独特のセンスでした
中居クン、親父さんが北海道の人なんだってね〜あのインチキくさい北海道弁(〜だべ?)、好きです♪

それでは口直しも兼ねて(笑)当初予定していた「愛する君に」を行きましょう♪
この曲も「巨人の星」で使われていて、好きになった曲です
これはR&Bですね
星飛雄馬がこの曲でゴーゴーを踊っていましたよ

「愛する君に(My Love Only For You)」新加入のミッキー吉野(まだ10代)がいますね〜末期には柳ジョージやアイ高野も在籍していました

オーロラ三人娘の「クールな恋」は「巨人の星」の音楽を作曲した渡辺岳夫が編曲していたんですね
主題歌は「ゆけゆけ飛雄馬」でしたが、主題歌候補曲だった「友情の虹」という曲があるんです
これがまるっきりGSなんですよ
思えばアニメ「巨人の星」が放送されていた時期は、GSのブームと時期がカブるんですよね
放送終了とGSの終焉も同時期ですもんね

ゆけゆけ飛雄馬〜友情の虹←ジ・エコーズです(尾崎紀世彦がいる!)

イヤ〜「傷だらけの天使」に「巨人の星」…
何だか「テレビ探偵団」みたいなブログになってきたな〜
マルタツは林家こぶ平か?(笑)
わざわざブログの更新を遅らせてまで、ゴールデン・カップスをオーロラ三人娘にする意義はあったんだろうか(笑)
せめて最後はカップスに決めてもらう事にします♪

ドキュメンタリー映画「ワン・モア・タイム」トレイラー
一人

一人

ディーブ・平尾
「一人」
(シングル「僕達の夜明け」B面)
作詞 岸部修三
作曲 井上堯之
1972年(昭和47年)



何故か、このレコードでは「ディーブ・平尾」になっていますが、デイヴ平尾で間違いありません
ソロ・デビューという事で、改名したかったのだろうか?…ウ〜ン、それも微妙だな(笑)
ゴールデン・カップスのリーダーだった人です
このシングルは当時、存在に気が付きませんでした…失礼な話ですが…
リリースしてから3年後になりますかね…このシングルのB面曲が注目される事になるんです

「一人」

TVドラマ「傷だらけの天使」ですね
ショーケン(萩原健一)と水谷豊…もうすっかりカルト・ムービー扱いされている秀作です
その最終回で流れていたのが、この曲
衝撃的なシーンと伴って忘れられない曲です
あれ、いい曲だったよね?井上堯之バンドの劇伴じゃないんだよな?作曲は大野克夫か?誰が歌ってるんだ?ショーケン?…そんな感じで仲間内では話題になっていましたね

謎が解けたのは翌年、井上堯之のソロ・アルバムが発売されたんです
1曲目がこの曲で、タイトルは「I STAND ALONE(一人)」になっていましたが、まさしくあの曲でした
♪チュチュチュチュチュ…
音楽誌のインタビューで「ドラマで使ったのはデイヴ平尾のバージョンだよ…アリモノ(既に録音されていたもの)なんだけど…」と語ってくれました♪
ソロ・アルバムの1曲目が「一人」なんて出来すぎだよ?
これは井上堯之にとっても自信作なんだという事ですね

作詞はタイガースのサリー、現在は俳優の岸部一徳ですが、この頃は井上堯之と同じ、PYG(ピッグ)のメンバーですね
ベースも渋いけど、作詞もなかなか渋いんです
コレは しみるね〜
♪風が運ぶ春は よけて行く…なんて、そうそう出てくるフレーズじゃないよ

PYG、いいよね〜
ヴォーカルがタイガースの沢田研二、テンプターズの萩原健一の二人…というだけで、もう凄い
大野克夫、井上堯之(この二人はスパイダース)、岸部修三…と夢のコラボともいえるスーパー・バンドでした
ニュー・ロックとして期待されましたが、ショーケンが俳優として活躍して、沢田研二も歌手としてソロ・デビュー(本人ではなく事務所の意向だったらしい)
そんなこんなでPYGとしては自然消滅してしまいますが、井上堯之バンドとして踏ん張ります
沢田研二のバンドとして、またショーケンのドラマの音楽担当として活躍してくれたのが嬉しかったですね
「傷だらけの天使」…ショーケンの存在感と井上バンドの音楽…あれはまさしくロックだったな〜♪

「傷だらけの天使」

その後、ショーケンも「おまえに惚れた」でソロ歌手としてデビューしました
演歌かよ?でもショーケン、渋いよな〜という仲間内の声でしたが、B面が弾けてましたね♪
「兄貴のブギ」…当時、ダウンタウン・ブギウギ・バンドの「スモーキン’ブギ」が流行っていたので、何だか安直に聞こえましたが(笑)その安直さが好きでした♪
シングルのB面…安直な曲が多くて、愛おしいんだよな〜

「兄貴のブギ」ゲスト:水谷豊

その後「一人」は柳ジョージ&レイニーウッドのファースト・アルバムにも収録されています
あのアルバム、売れたもんな〜ドラマ「祭りばやしが聞こえる」でも使われていたし…
結局、薬局、柳ジョージ・バージョンが一番有名なのかもしれないね

そうそう、レコードにはなっていないんだけど、ヨッチャン(野村義男)が「3年B組金八先生」でギターを弾きながら歌うシーンがあったんだよ
覚えてない?ヨッチャン、なかなかいい選曲するな〜と思って見てたんだけど(笑)

ついでに元ネタも行きますか♪
アル・クーパーです…タイトルでバレバレですよね(笑)
でも「一人」の方が名曲かもしれないな…

Al Kooper「I Stand Alone」

「傷だらけの天使」のラストは何とも言えない喪失感がありましたね
「天使」というのは「無垢な存在」という事でいいのかな
最終回のタイトルは「祭りのあとにさすらいの日々を」だったよ…

マルタツはこのご時世なのに、まだタバコを吸っているんだ…どうだ、不良だろう?(笑)
この嫌煙ムードの中での喫煙は、やさぐれてしまうものがあります(笑)
仕事でイライラするのを紛らわせてくれたりもするんだけどね…ささやかな抵抗みたいでロックだな(笑)
ヤニだらけの天使だ♪
嘘でもいいから

嘘でもいいから

奥村チヨ
「嘘でもいいから」
作詞 川内康範
作曲 筒美京平
1970年(昭和45年)



マルタツの「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」も邦楽編に突入して早1ヶ月…
いつかはこんな日が来るんじゃないか?と思っていたんですが…
やはり来てしまったか〜(笑)
今回は、ついに歌謡曲です
しかも、お色気歌謡…まあ、オゲレツ♪
ここまで来れば、もう何も怖いものはないね(笑)
それじゃ、行ってきます(笑)

奥村チヨは和製シルヴィ・ヴァルタンとして売り出されているんですね
最初のヒット曲が「ごめんネ…ジロー」
マルタツは幼稚園児のはずですが、何故だか記憶に残っている曲なんです
なるほど確かにフレンチ・ポップス風味ですね…オシャレかも?

「ごめんネ…ジロー」

奥村チヨの代表曲といえばこれでしょう「恋の奴隷」
マルタツは小学生でしたが、よく覚えています
バカボンのパパが漫画の中でよく歌っていましたからね♪
作詞は、なかにし礼です…さすが、過激な人だなぁ
なかにし礼、奥村チヨを「白痴美」だって言ってたよ…さすが、過激な人だなぁ(笑)

「恋の奴隷」熟女になっても可愛いなぁ

「恋」三部作…「恋の奴隷」「恋泥棒」「恋狂い」のヒット連発で人気歌手の仲間入りです
悩殺歌謡ですね〜クラクラします(笑)
その後も、この路線でブッちぎってますよ

「嘘でもいいから」
イイですね〜♪
エロといっても下品じゃないんです
筒美京平先生が、明るくさわやかに料理しているのがポイント高いですね
確かに、エロスを表現するならマイナー(短調)の曲がベストでしょう
でも奥村チヨのコケティッシュな魅力はメジャー(長調)の曲でなければ引き出せないんです…筒美先生、わかってますな〜♪
(アニメ「サザエさん」の音楽も筒美京平なんですが、この曲とサウンドが似通っていますよね)

作詞は川内康範(かわうち こうはん)先生…アンタも好きねぇ(笑)
♪頭をなでなでしてよ〜
たまらないです
川内先生は作詞の他に、TVドラマ「月光仮面」の原作・脚本も手掛けていた大御所
永井豪が月光仮面のパロディ漫画(けっこう仮面)を描いてもいいか?と川内先生に許可をお願いしたら、あっさり快諾してくれたらしい
話がわかるね〜それとも単にエロ好きなのか?(笑)
川内先生といえば「おふくろさん」騒動がありましたが、
あれは森進一が(永井豪みたいに)きちんとスジを通していれば、あんな事にはならなかったんじゃないかと思わせます

お色気路線は奥村チヨ本人は嫌だったんだろうね…そりゃそうだよな
「恋の奴隷」と並ぶ、もうひとつの代表曲「終着駅」みたいな曲が本当に歌いたかった曲みたいです
この曲を作曲した浜圭介と結婚して引退(その後、復帰していますが)ですからね〜

終着駅

奥村チヨのベスト・アルバム(CD)…もう20年前になりますか、みうらじゅんのプロデュースで出ていたのを入手しました♪
封入のブックレットには当時のグラビア(水着写真)とか、エロくて可愛い奥村チヨの画像が満載でしたね〜みうらじゅん、なかなかいい仕事しています
デビュー当時の奥村チヨ…ルックスはアイドルなんですが、歌い方が既にエロいんですね…エモーショナルなんです
お色気路線は、この歌い方を活かすためだったのかもしれないね
元祖エロかわ、奥村チヨ…女性の皆さん、ぜひカラオケで歌って下さい♪
できれば「嘘でもいいから」がいいな〜(笑)
木綿のハンカチーフ

木綿のハンカチーフ

太田裕美
「木綿のハンカチーフ」
作詞 松本隆
作曲 筒美京平
1975年(昭和50年)



春は卒業シーズンですが、入学、進学、就職、転勤…
出会いと別れのシーズンですね
ドラマチックだな〜桜なんかも出てきちゃってね
北海道人にはイマイチ桜はピンと来ないけどね(笑)
あれはゴールデン・ウィークのもんだからさ…
北海道のリアルは雪解けのグチャグチャな道…美しくないね(笑)
内地(←よく考えたら凄い言葉だね)の人、こちらは外地?なものですからゴメンナサイ…

「木綿のハンカチーフ」…個人的には、この曲は中学卒業を間近に控えていた時期のヒット曲なので、余計にせつなくなりますね
アメリカは映画「アメリカン・グラフィティ」でも描かれてるけど、夏休みが終わると新年度
という訳で…まったく季節が違うのが面白いね
洋楽のサマー・ソングを聞く時は、ここを押さえておくと また違って聞こえるかもしれないです♪

「木綿のハンカチーフ」は太田裕美の代表曲
次から次へと色々な歌手によってカバーされています
今も歌い継がれている名曲ですね
まあ遠距離恋愛の歌という事になりますかね
これは大ヒットしましたね〜せつない青春の物語ですなぁ
Eメールなんてない時代…アナログな手紙のやり取りがいじらしいよ
松本隆/筒美京平コンビ(このコンビでは太田裕美の曲が一番多い)のシリーズ、「しあわせ未満」とかも良かったな〜優しい歌詞なんだね

https://www.youtube.com/watch?v=4kavnmW3EqA

「木綿のハンカチーフ」これはアルバムの曲として作られているんですね
当時、新進作詞家だった松本隆…この曲は先に歌詞を書いて、筒美先生に渡しています
でも大先生に渡すにしては、かなり無茶してますよ
まず、4番まである!
いくらシングルを想定していなかったにしても、大先生に渡すにはちょっと長くないかい?
男の言葉と女の言葉が交互に出てくる…というのも、デュエットじゃないんだし、ちょっと無理がある構成なんじゃないの?
まあ、それでも新進気鋭ならではの気負いが感じられますね
意外に熱い男なんだな〜
(ボブ・ディラン「スペイン革のブーツ」に似ていると突っ込まれていますが、これには松本隆が「影響は受けたが、パクリではない!」と怒っています)
案の定、筒美先生は書き直してくれと電話を入れたが、松本隆は逃げ回って電話に出なかったらしい…意外に情けないぞ(笑)
結局、そのままの歌詞で作曲…長い歌詞なので軽快なテンポにして、男と女の言葉が入れ替わる箇所ではリズムを変えている…さすがプロフェッショナル!
筒美先生にとっても自信作となりました…メデタシメデタシ…

太田裕美のコンサートで披露したら反響を呼んでシングル発売決定♪
アルバム・バージョンの萩田光雄のアレンジに、筒美京平がシンセとフルートを加えて、チョイ派手にしている
のっけからバイオリンというのが格調高いね〜
鈴木茂のギターもツボを押さえたグッジョブです

この曲はテレビではちょっとイマイチでしたね
ワン・ハーフ(1番とサビだけ)というTVサイズだと、全然ストーリーにならないんだ
この曲は通して聞かないとわからないもんな〜
シングル→テレビで短縮して歌う
という事も考慮して作曲するのがプロなんだね…まあこの曲はアルバム曲でしたからね
でもこの長いストーリー(時間経過の描写)こそが、誰もに愛される曲になった要因なのは間違いないです

太田裕美は作詞作曲もしていて、シンガー・ソングライターとして活動したかったらしい
でもスクールメイツに在籍していたというミーハーでもあるんだ(笑)
ナベプロ(渡辺プロダクション)ですね…キャンディーズのメンバー候補でもあったらしいよ
結局ピアノの弾き語りスタイルで、歌謡曲とフォークの中間みたいな路線でデビューしたんだけど…
「木綿のハンカチーフ」はピアノよりギターが似合う曲だもんね
この曲からハンドマイクで歌う事になってしまいます…
本人は更なる歌謡曲化で、ちょっとしたアイデンティティ・クライシスだったのかもしれないね
まあ今では正やん(伊勢正三)やボーカル(大野真澄)と活動しているみたいだから…よかったじゃん
太田裕美…独特な声だよね〜甘い声だけど、甘ったるくないのがいい

♪恋人よ〜のA→Amaj7、東へと…のDmaj7
メジャーセブンスが泣かせてくれますね
失われた昭和の歌謡ポップスだよな〜
歌謡曲は何処へ消えてしまったんだろう
J-POP、演歌にアイドル…
細分化され、パターン化されてしまって、パロディに陥っていないか?
♪古い奴だとお思いでしょうが…古い奴ほど、新しいものを欲しがるもんでございます♪
↑今、「傷だらけの人生」を歌詞検索サイト「うたまっぷ」で確認したら、藤田まこと作詞になっていたぞ!
藤田まさとの間違いです(笑)
グッド・ナイト・ベイビー

グッド・ナイト・ベイビー

ザ・キング・トーンズ
「グッド・ナイト・ベイビー」
作詞 ひろまなみ
作曲 むつひろし
1968年(昭和43年)



♪き・い・と い〜つうかわ きみのパパもホ わ・か・あ・て くれえる…

イイね〜パパもホ(笑)
当時小学生でしたが、大好きな曲でした
曲調もハッピーだし、コーラスも楽しそう♪タイトルも英語だし、ちょっとカッコイイ
でもやっぱりこの声が決め手なんですよね
大人じゃないみたいな上ずったヘンな高い声…裏声にもなるしね
そんな感じで子供心にも大変魅力的でした
さすがに小学生なので「おやすみ赤ちゃん」という歌だと思っていました(笑)…駆け落ちの歌なんですよね

「グッド・ナイト・ベイビー」はキングトーンズのデビュー曲にして代表曲
当時は子供でも知っていた大ヒット曲です
アメリカでも発売されて、ビルボード誌のR&Bチャートでトップ50にランクインするという快挙を残しています
やるな〜

YouTube

今なら…あぁ、これはプラターズの線を狙っていたんだな〜と分かりますが…当時の日本人は分かっていたんでしょうかね?
和製R&Bの元祖です
グループではなくて、ソロ・シンガーなら和田アキ子とかもいますけど…
「パパもホ」もそうですが、和田アキ子も「ハヒフヘホ」が特徴…
これがR&Bなんだね!(ホントかよ?)

黒人コーラス・グループをお手本にしたスタイルは、
80年代に一世を風靡したシャネルズの大先輩という事になりますね
そういえばシャネルズの「ランナウェイ」の歌詞も駆け落ちみたいなもんですよね
これがR&Bなんだね!(←さすがにこれはウソくさいか?笑)

作曲のむつひろしは後に「昭和枯れすすき」「八月の濡れた砂」を書いていますが、この当時はポリドール・レコードの社員でした
R&Bのレコードを制作したくて、米軍キャンプで10年近く演奏していたキングトーンズに声を掛けたんですね
内田正人のハイトーン・ボイスが売りで、十八番はやっぱりプラターズの「オンリー・ユー」♪
「グッド・ナイト・ベイビー」はサム&デイブの「僕のベイビーに何か?(When Something Is Wrong With My Baby)」が元ネタなのかな?ベイビーつながりだしね…
何か?って、わりと最近のフレーズだよね(笑)

「グッド・ナイト・ベイビー」の♪涙こぉらぁへて〜←ここ、コブシが入っています
この箇所をファルセットで歌うからR&Bチックだけど、
地声で歌っていたら演歌チックになっていたかもしれない…微妙な所だね

プラターズ「オンリー・ユー」

プラターズ「オンリー・ユー」…すっかりグッチ裕三(ビジー・フォー)に上書きされてしまった感がありますが(笑)
ついでに、この曲を十八番にしていたであろう歌手も行きますか♪

平浩二「バス・ストップ」

「オンリー・ユー」が見事に歌謡曲になっていますね〜アッパレです

山下達郎作曲のシュガーベイブ「ダウンタウン」もキングトーンズへの提供曲として作曲されました
「レッツ・ダンス・ベイビー」もそうですね
大滝詠一もキングトーンズをコーラスに起用したり、「ラストダンスはヘイジュード」をプロデュースしたりしています
(「ラストダンスは私に」と「ヘイ・ジュード」がほぼ同じコード進行で、メロディも似ている…パクリ?という事で、2曲を合体している)
憧れのコーラス・グループなんですね♪

甲斐よしひろも「グッド・ナイト・ベイビー」をカバーしています…(このブログの前回の)「卒業」もそうでした
甲斐よしひろ…なかなか気が合うんです(笑)

♪グッド・ナイト・ベイビー 涙こらえて 楽しい明日を夢見てグッド・ナイト…♪

…だよね〜夢を見よう
見たもん勝ちなんだから(笑)
人はつらい現実に生きている訳ではなくて…
ささやかな夢の中で生きているんだよ、きっと…



3月11日、あの悲しい出来事から早くも三年…
もうすっかり忘れてしまっているじゃないか!
せめてこの機会に改めて考えなければね…


そうそう、このブログにイカしたコメントを入れてくれるイカした奴、ブラザー・テツのブログにライブの告知があります
イカしてるね〜♪

2014年3月16日(日)東日本大震災第4回札幌チャリティロックフェスティバル告知
卒業

卒業

長谷川きよし
「卒業」
作詞 能吉利人
作曲 長谷川きよし
1971年(昭和46年)



もう3月、春ですね〜
とはいっても、北海道はまだまだ寒いんですが…
雪もそろそろ今シーズン終了…という訳にはなかなか行かないとは思いますが(笑)
ポカポカと春の日射しには嬉しくなりますね〜

さて卒業シーズンという事で、卒業ソングです
最近の卒業ソングはさっぱりわからんオヤジになってしまったが(笑)
長谷川きよし「卒業」
この曲はリアルタイムでは知らなかったんですが、中学時代ラジオで聞いて、
たまたま録音していたので、それから何度も聞いていたお気に入りです
タイトルが「卒業」とシンプルですが、多分この曲が「卒業」と題された最初の曲でしょうね
歌詞がインパクトあるんだね…歌詞カードとか見なくても、聞くだけで耳に入ってくる…
歌詞というのはこうでなければね
メロディにも魅せられたな〜♪
独特な曲なんだ…この曲に似た曲って、ちょっと思いつかない
長谷川きよし?そんな曲知らねえよって?
そうなんだよ、YouTubeでも削除されてしまっているしね
♪バカな話さ〜オクラになるなんて〜

削除されないように?こっそりアップしているのを見つけました♪ライブとなっていますが、カラオケでの演奏?ギターと歌以外はレコード音源と同じです


この曲は学校を卒業する云々というより、青春の終りを歌っているんだろうね…クゥーッ!泣けるぜ
「鉄砲」とか「殺し」とか物騒なキーワードが散りばめられてはいるけど、反戦歌ではないと思うよ
こんなセンチメンタルな反戦歌はありえないよね

甲斐よしひろも最初のソロ・アルバムでカバーしていて良かったんですが…こちらもYouTubeは削除されています♪いやだなァ〜(笑)
まあ聞く機会はないと思いますが(笑)こちらもオススメです

長谷川きよしはデビュー曲「別れのサンバ」が代表曲ですね
ギターもいいです
この曲を書いた当時、長谷川きよしはまだサンバやボサノヴァはそんなに聞いていなかったらしい…とてもそうは思えないね…知りつくした人が書いた曲みたいだ
リアルタイムでは加藤登紀子とのデュエット「灰色の瞳」のヒット(73年)がありましたね
それ以降は目立ったヒット曲はないんですが、時代に流されない歌を歌い続けている人なんですね

「卒業」を作詞した能吉利人(のう・きりひと…ノー・キリストを文字っている)は作曲家 桜井順が作詞の際に用いるペンネーム
野坂昭如が歌って、長谷川きよしもカバーしている「黒の舟唄」は能吉利人作詞、桜井順作曲という事になっていますが…実は桜井順の作詞作曲という事なんだね
まあ「黒の舟唄」は詞も曲も、どっちも凄いから文句は言えないんだけどさ〜
「卒業」も、詞も曲も立っていて素晴らしい♪後世に残したい曲ですね


自分のリアルタイムな卒業ソングって何だろう?
中学の時は…ないな(笑)
あ、でもビートルズの「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」…あれは青盤のラスト曲だったから、あの曲でセンチメンタルになっていたね〜
太田裕美「木綿のハンカチーフ」も当時を思い出させるんだけど…どっちも卒業ソングじゃないな(笑)
高校卒業の時は松山千春「卒業」
これはちょうど発表時期だったからね〜
大学の時は柏原芳恵「春なのに」(笑)
しょうがないじゃん、発表時期なんだから
あ、竹内まりや「Goodbye University」というのがあったね〜(時期は異なりますが…)

♪いやだなァ…いやだなァ…タバコを一本つけたけど…煙はたちまち風の中…バカな話さ…大人になるなんて…

まあ大人もそんなに悪くないっすよ…ね?
スモーキー

スモーキー

Char
「Smoky」
作詞・作曲 Char
from the album-Char
1976年(昭和51年)



ロック御三家の一人、チャーです←いつの話だよ?(笑)
チャー、原田真二、世良公則…
テレビの歌番組にも登場、アイドル的な人気のあった3人でしたが、3人とも歌謡曲路線でヒットを飛ばしていたのは77〜78年と意外に短期間なんですね

まさか3人が共演していたとは…みんな若いね〜

チャーは一足先に76年にデビューしていた
中学生のくせにスタジオ・ミュージシャンだったチャーだが、成人になるまでレコードを出すつもりはなかったようだ
「十代でレコード出したって…マスターベーションにしかならないじゃん?」…さすが言う事が違うね
晴れて単身渡米してレコーディングしたファースト・アルバムが「Char/竹中尚人」でした
(尚人(ヒサト)→ヒチャト→チャーと呼ばれていたらしい)

伝説のバンド「スモーキー・メディスン」は当時高校生バンドだったのだが、音楽誌にも取り上げられていたし、サディスティック・ミカ・バンドのトラをつとめた事もある実力派…
結局レコードは出していないんだけど、チャーに金子マリ、佐藤準、鳴瀬喜博、藤井章司という豪華メンバーだ(今から思うとね…当時は聞いた事ないしさ…)
そのチャーのデビューという事で、業界の期待も大きかったのを覚えています
チャー初期の代表曲と言えばこれでしょう♪

Smoky

お〜格好イイではないか!
これが噂のギター・プレイか〜
歌も(気絶するほどではないが)悩ましいぞ
歌詞も英語、なかなかやるね〜
この曲、凄くないか?洋楽みたいだ…こんなスリリングな曲が書けるなんて!

…冷たい言い方をすれば、当時ジェフ・ベックがやっていたフュージョン路線の踏襲なんですが…当時はそこまで冷たくなれなかったんだなぁ(笑)
ギタリストとしてより、コンポーザーとして注目してしまいましたね
少年期にピアノも習っていたらしいから、ギタリストの作曲の域を越えているのかもしれない…スタジオ・ミュージシャンは楽譜が読めないとダメだしね

「Smoky」はシングルではなくて、デビュー・シングルは日本語詞の「ネイビー・ブルー」というブルース調の曲
その後の歌謡曲路線のプロトタイプなのかもしれない
NSPの天野滋の作詞だ
何故フォークの天野滋がロックのチャーの作詞を?
同じキャニオン・レコードだったし、多分ディレクターが同じ人だったのかもしれないよ
同じくキャニオン所属だったクリスタル・キングの「蜃気楼」も天野滋が作詞を手掛けているから…これは決まりでしょう(笑)

「ネイビー・ブルー」は歌詞の女性を「あなた」と呼んでいるのが重要だ
世良公則なら絶対に「おまえ」だろう
年上の女性という設定なのかもしれないが、これは沢田研二、西城秀樹などの歌詞に見られる、歌謡曲テイストなものだ
その後の阿久悠作詞のチャー作品でも「あなた」が踏襲されているんだから…天野滋、なかなかやるね〜

「気絶するほど悩ましい」はチャーも作曲したが、コンペで敗れてしまったようだ
採用された梅垣達志の曲が、ビートルズ「While My Guitar〜」に似ているのは、チャーが間奏でギターを聴かせる事を想定していたからの思い付きだろうか?
続く阿久悠/チャーの「逆光線」「闘牛士」も歌謡曲として良くできているのに感心させられます
歌謡曲最終作の「Girl」は余りヒットしませんでしたが、これも佳曲でしたね
アルバムは自身のやりたい音楽、シングルは売れる歌謡曲というコンセプト…なかなか面白い戦略でした♪


「All Around Me」…80年代以降のチャーの曲では、この曲がいいですね
歌心に溢れているんです

作詞はSUZANNE。アコギ・バージョンでどうぞ

♪朝の光の中で目覚めた時、自然の呼びかけが聞こえた気がした…感じたままを口にしてみよう…君のまわりのすべてに愛を感じられるかい…思うままに自由でいられるかい…♪
どうにかなるさ

どうにかなるさ

かまやつひろし
「どうにかなるさ」
作詞 山上路夫
作曲 かまやつひろし
1970年(昭和45年)



かまやつひろし、スパイダース解散後初のソロ・シングルですね
でもソロ・デビュー曲というのは正しくない
というのはムッシュ(現在の正式な芸名はムッシュかまやつ)はスパイダース以前にも「かまやつヒロシ」名義でレコードを出しているんです
さすが39年生まれで(ジョン・レノンより年上です)、同い年の内田裕也氏と共に、日本ロック界の長老と言われるだけあって…長いキャリアの持ち主ですね

カントリー&ウェスタン→ロカビリーといった当時の最先端で、水原弘、井上ひろし、守屋浩と「三人ひろし」(4人いるけどね…)と呼ばれていたらしい…そんな昔の事、よく知りませんが(笑)
まあムッシュにとっては余り触れてほしくない過去なのかな?でもCD化されているんだよなぁ(笑)
60年の「殺し屋のテーマ」に始まり、「おおキャロル」とか「カラーに口紅」「月影のナポリ」「黒いオルフェ」「赤鼻のトナカイ」「GIブルース」
それから「結婚してチョ」「凹凸ブルース」「チョイチョイ節」「青春突撃一中隊」「マージャン必勝法」「どなたでござんす」「裏町上等兵」…
日本語カバー→オリジナル→歌謡曲という流れが伺えますね
この頃は洋楽の日本語カバーの全盛期だったのにね…ムッシュはオリジナルで、訳のわからない世界に突入しているね(笑)
オリジナルといっても、まだそんなにポップス系の職業作曲家もいない時代です…ムッシュが作曲するようになるのはある意味必然だったのかもしれませんね

スパイダースはムッシュ作曲の「フリフリ」で65年にデビュー♪
これはイカした和製ロックですね
ムッシュの曲は完全に洋楽志向で、しかも全く古く感じない
遅刻常習犯のムッシュ…撮影に間に合わなくて、レコード・ジャケットには写っていませんが(笑)

フリフリ

スパイダース…「ノー・ノー・ボーイ」好きですね〜
Aメロが♪She's Got A Ticket To Ride♪だという噂もありますが(笑)…いいものはいいんです
やはりブリティッシュ・ビートなんですよ
ムッシュはいつも最先端なんですね…「ヘイ・ボーイ」このサウンド、凄いです
「サマー・ガール」も泣けるメロディだし、もちろん「あの時君は若かった」は泣きじゃくりますね
泣くといえば「夕陽が泣いている」…これはムッシュ作曲じゃないんですね〜
いいんです、歌謡曲でも…ヒットしたんですから…いいんじゃないの?(冷たいか?笑)

スパイダースの名付け親はティーブ釜萢…かまやつひろしの父親だ
ジャズ・シンガーで日本のジャズの草分け的存在…ジャズの専門学校を設立して、多くのミュージシャンを輩出している
堺正章も喜劇俳優、堺駿二を父に持つし…二世タレント同士なんだね

かまやつひろし…しかし凄い作曲家だな
スパイダースには大野克夫、井上堯之といった、のちの名作曲家が在籍していたんだもんね
彼等を差し置いて、かまやつひろしが作曲を手掛けていたんだから…
アニメ「はじめ人間ギャートルズ」のエンディング曲「やつらの足音のバラード」の作曲も素晴らしい
作詞は漫画原作者の園山俊二、歌はかまやつひろしじゃなくて…ちのはじめという人なんだけど…
今ではすっかり、かまやつひろしの歌という事で定着していますね♪

やつらの足音のバラード(フル・バージョン)

かまやつひろしの最初のソロ・アルバム「ムッシュ〜かまやつひろしの世界」は全ての楽器を自分で演奏した…いわゆる一人多重録音のアルバム
本人も「ポール・マッカートニーよりも早い(時期に発表している)!」とアピールしちゃっている自信作ですね
これはなかなか入手できなくて、その昔、秀円サンがカセットに録音してくれました…サンキュー♪
多分どこかにあるはず…(笑)

さて、やっと「どうにかなるさ」ですが…
これはムッシュのルーツともいえるカントリー調のワルツですね
声が裏返ったりしていますが、失敗して裏返った訳ではないと思うな(笑)
これはカントリーならではのヴォーカル・テクニックです
歌詞が世相を反映していますよね
70年安保…ドロップアウトした若者たちが路頭に迷っていた時代…そんな空気感があります
歌詞はただ放浪を歌っているだけなんですがね…この曲はフォークのファンに受け入れられました
かまやつひろしもフォークの連中と付き合い出すようになります

(この曲はハンク・ウィリアムスの曲のパクリだとか、中島みゆき「勝手にしやがれ」はこの曲のアンサー・ソングだと言われていますが…今回は音源が見付からなかったのでスルーしました)

この曲のライブでの弾き語りは凄かったですね
原曲はカントリーなのに、テンション・コードの連発で殆どジャズ!
吉田拓郎も「これは音楽理論からも絶対外れているコードの付け方!間違っているんじゃないか?と思うな(笑)たまに戻れなくなる時もあるんだから!」と大絶賛♪
テレビやラジオでよく披露してくれたんですが…YouTubeでは、このバージョンの2コーラス目に、その名残が感じられますね

パンクが出現する以前のこの時代・・・ロックはファンクやフュージョン化していた気がするんです
ロックは流行りものには弱いからなぁ(笑)
そんな時代へのムッシュの解答が、このコード分解にあるような気がしますね

これは5年くらい前?テレビで放送されていました

弾き語りです…渋いです…枯れてます…
でもカントリーでもブルースでもジャズでもない…
強烈にロックを感じます

吉田拓郎とはデュエットで「シンシア」がヒットしましたね〜南沙織を讃える歌です(拓郎の下心?)
続けて吉田拓郎作の「我が良き友よ」が、(皮肉な事に)かまやつひろし最大のヒット曲になりました
B面があの名曲「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」で、こちらはかまやつひろしの作詞作曲でした

ゴロワーズを吸ったことがあるかい

クゥーッ!カッコイイ〜!
演奏はタワー・オブ・パワー…といっても同世代しかわからないと思いますが…
当時人気のあったアメリカのバンドで、ホーン・セクションが売りでした
このバリトン・サックスがいいんだな♪
これはラップの先駆けですね

90年代、アシッド・ジャズとして再評価されました
どうやらクラバーが親父のレコードを物色していて、
「我が良き友よ」のB面だった この曲に驚いたのが事の発端みたいですね
♪何かに凝らなくてはだめだ〜♪なんて言うもんだから…真に受けてしまったなぁ…(笑)
どうしてくれるんだい?ムッシュ(笑)
どうにかなるさ…って?
虹と雪のバラード

虹と雪のバラード

トワ・エ・モワ
「虹と雪のバラード」
作詞 河邨文一郎
作曲 村井邦彦
1971年(昭和46年)



イヤ〜ソチ五輪、盛り上がっていますな〜
マルタツは殆どスポーツ観戦しないんですが、さすがに目に耳にしますからね〜
でも冬季オリンピックというと、どうしても1972年の札幌オリンピックを思い出してしまうんです
まあ札幌で生まれ育ったオヤジですから…そこは許してほしいな〜
テーマソングだったこの曲、大好きですね〜

「みんなのうた」バージョン

そう、NHK「みんなのうた」でも流れていましたね
レコードとはアレンジが(アレンジャーも)違うんです
歌もトワ・エ・モワだけじゃなくて、各社競作だったんですよ
ジャッキー吉川とブルー・コメッツも歌っているんだ…YouTubeにもあるけど、さすがにこれは違うだろう?と思うな(笑)


レコード・バージョン


札幌オリンピックの時は小学5年生ですね…真駒内に住んでいたんです
最近外人をよく見かけるな〜なんて思っていたら、あれは選手だったんですね
バッジの交換が流行っていて、外人選手(誰だかわからないが 笑)とバッジ交換したりしました
必ず「ヨーコソってなんだ?」と聞かれるんです
街中にYOKOSO SAPPOROのステッカーが氾濫していましたからね〜
もちろん、拙い英語で一生懸命解説しましたよ

マルタツの通った中学は通称「五輪中学」と呼ばれてました
オリンピックの運営本部だった建物を学校に再利用したんですね
校章も五輪マーク…これはハズカシイよ(笑)
校歌もオリンピック関連の歌詞だし…しかも混声四部合唱なんですよ…4人揃わないと歌えない…なかなかマニアックだろう?(笑)

作詞の河邨文一郎さんは札幌医大の医師で、詩人としても活躍した人…
やっぱりこれはね〜札幌在住の人じゃないと書けない歌詞なんだよなぁ
生まれ変わる札幌…って歌詞があるけど、確かにオリンピックで街が変わったんですよね
地下鉄(地下街も)の開通もオリンピックがらみでした
選手のために?真駒内にケンタッキー・フライドチキンが出来たのもそうですね
札幌市民ならこの曲は知っていてほしい…若い人には知らない奴がいるんだよ!許せないなぁ(笑)

作曲の村井邦彦…いい曲を書くね〜
「翼をください」の人だ
初めて買ったレコード…ガロの「美しすぎて」(B面が学生街の喫茶店)は今でも歌ったりする…あの頃のレコードって譜面が付いてたりするんだ…コードもね
荒井由実(ユーミン)のプロデュース、アルファ・レコードの設立といい仕事してます

トワ・エ・モワも「ある日突然」「空よ」「誰もいない海」…良かったね
この二人で結婚すればね〜解散しなかったんだろうにね〜
同じ男女デュオのチェリッシュが台頭してきたのもあったのかな

札幌オリンピックといえば日の丸飛行隊ですね
70m級ジャンプで日本人選手が金・銀・銅…あれは感動しました!
おかげでジャンプごっこが流行りましたから!
あと氷上の妖精ジャネット・リンですね
アメリカ人なのに日本人選手よりも人気がありましたね
転んでも笑顔…さすがです
銅メダルでしたが、金・銀の選手は誰も覚えていません(笑)
CMにも出てましたね

東京、札幌、長野、そしてまた東京と、日本で4回のオリンピックを体験できる世代なんだから、もっとしっかり見ないとダメかな?非国民?
そういえば北野ファンクラブだったと思うけど、ビートたけしはオリンピックのテレビ中継は欠かさずに見ているらしい
ネタ探しのためにね…さすがコマネチ!の人だね

最後は地元札幌の昭和歌謡トリビュート・バンド、シラタキの演奏をお聞きください♪

シラタキ・ライブ・バージョン
ホンダラ行進曲

ホンダラ行進曲

ハナ肇とクレージーキャッツ
「ホンダラ行進曲」
作詞 青島幸男
作曲 萩原哲晶
1963年(昭和38年)



♪ひとつ や〜まこしゃホ〜ンダラッダ〜ホ〜イホイっと!
邦楽編突入だ♪ブアーッと行くぞ!
…オイオイ随分と威勢がいいけど…マルタツは大丈夫なんだろうか?
なんだか不安になってきたな(笑)

今回のクレージーキャッツ…前回のビートルズ、大滝詠一のマルタツのコメントに、実は伏線があるんです
鋭いアナタには勘づかれてしまったかな?

どうしてこんなにもてるんだろう〜ホンダラ行進曲(NHK紅白歌合戦より)

クレージーキャッツのレコードの凄さはオールナイト・ニッポンで教えられましたね
近田春夫、ダディ竹千代、所ジョージ…
皆さん熱く語ってくれましたから♪
イヤ、もちろん「シャボン玉ホリデー」は見てたし、「ゲバゲバ90分」の「あっと驚くタメゴロー」もリアルタイムでしたけどね…
往年の一連のヒット曲がここまでブッとんでいるとは!再発見ですよ
80年代に大滝詠一編集でベスト・アルバムが出たんですね(ぎりぎりアナログの時代です)
さっそく買って、夜中に聞いて…いつも吹き出してましたからね♪
青島幸男の歌詞、植木等の天衣無縫な歌唱、そして萩原哲晶の秀逸な作編曲…これは日本のロックンロールですよ
「スーダラ節」のヒットは61年…ビートルズと同時代なんですね
日本も高度経済成長の時代ですからね〜とにかくイケイケだったんでしょうね
やっぱり最初のレコード「スーダラ節」行きますか!

スーダラ節

これは今聞いても衝撃的だし、当時の日本人に与えたショックは相当なものだろうね
笑いながら歌ってるんだもんね…これはもう笑うしかないよ(笑)
住職だった植木等の父親が「わかっちゃいるけどやめられねえ…というのは親鸞上人の教えに通ずる!」と絶賛したって言うんだからね
「スーダラ節」に影響されて、漫画家の赤塚不二夫氏もギャグ漫画に転向したんです…シェー!


植木等=無責任男 というのはクレージーキャッツの一連の映画でのコンセプトなんだよね
その世界観がレコードにもフィードバックしているんです
映画の主題歌も多いしね…
続く「ドント節」「ハイそれまでヨ」「これが男の生きる道」
ここまでサラリーマンの生活、心情をストレートにあっけらかんと歌っているというのは、後にも先にもないだろう
そういう観点でいえばクレージー・ソングはフォーク・ソングでもあるんだね

「ハイそれまでヨ」はそれまでマトモな歌を勉強してきた植木等の、マトモな歌が堪能できる逸品…ムード歌謡から一転、ツイストになるのが期待を裏切らないよね♪
このアイディアは植木等本人によるものです
「スーダラ節」の時は、ホントにこんな歌を歌うの?と躊躇していたみたいですが、もはや完全に開き直っていますね(笑)

ハイそれまでヨ

クレージーキャッツのレコードはハナ肇とクレージーキャッツ名義ではなく、リード・ヴォーカルの植木等名義になっていたりする
まあこれは時代的なもんですね…歌手とバック・バンドという格差がね…
歌って演奏するというビートルズの出現以前の時代ですから
世界的には丁度ロックンロールの時代なんですが、クレージーキャッツはそれ以前のジャズを演奏してきたバンドですからね
ちなみにレコードではクレージーキャッツは演奏していません…クレージーキャッツ名義になっていないのはそれもあるのかな?

で、次のシングルが「ホンダラ行進曲」ですね
もうサラリーマンの世界からも逸脱…超越しちゃってます
これは崇高な精神ですね(笑)殆ど宗教ですよ

ホンダラ行進曲

この曲は植木等、ハナ肇、谷啓がワン・コーラスずつ歌っているのがいいですね♪

クレージーキャッツの一連の作詞を手掛けた青島幸男は当時放送作家でした
クレージーキャッツのテレビ番組を手掛けていたんですね
創成期のテレビはVTRがなくて、全部が生放送
魅力的だったんだろうな〜♪
そのうち「シャボン玉ホリデー」に出るようになっちゃって、タレントに転身したんです
国会議員にまでなっちゃって…やはり「スーダラ節」は世相を反映していたという事ですかね〜

作曲編曲の萩原哲晶はクレージーキャッツのメンバーだった人
クレージーキャッツのコントが段々エスカレートしてきて、これはどうも違うんじゃないか?と退団…
クレージーキャッツはメロディーが美しい…なんて事は全くないんだけど(笑)アレンジがとにかく面白くてね…飽きないんですよ
大滝詠一はチンドン・アレンジって言ってましたね
クレージーキャッツに行進曲が多いのは「戦争を体験した世代ですから、骨身にしみついているんですよ」(萩原哲晶 談)との事…

そうなんです…クレージーキャッツのメンバーはマルタツの親父の世代なんですよ
クレージーキャッツも犬塚弘だけになってしまったもんな〜合掌

メンバー紹介です。司会は高橋圭三。いいね!

クレージーキャッツはミュージシャンとしても優秀だったんですね〜
日本のコミック・バンドは大体、スパイク・ジョーンズ&シティ・スリッカーズがお手本なんです
フランキー堺も同名の(わかりやすいパクリですね)シティ・スリッカーズというバンドのリーダーだったんですね
植木等、谷啓、桜井センリといったクレージーキャッツのメンバーも在籍していました
フランキー堺が俳優業で忙しくなって、バンドが殆ど活動休止状態なのでクレージーキャッツに流入したという訳です


それにしてもミュージシャンの笑顔は素敵だなぁ♪
それにカッコイイし…
お笑いでここまで格好いい奴は…やっぱりいないもんな〜
コミック・バンドは無敵です♪
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