Listen To The Music

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ファンクとは何だろう?

ファンクとは何だろう?

ジェームス・ブラウン(JB)のファンクは最高だ!
さすが「ファンクの帝王」だと言われるだけの事はある
というか、JBがファンクの創始者なんだけどね(笑)
しかし、JB自らが「ファンク」という言葉を使うのは、余り聞いた事がない
それはジョージ・クリントン率いる、Pファンク
(というバンドがあるんです)
が一般化させた言葉なのかもしれない

ファンキーというのはよく聞くけど、
ファンクって一体何なんだ?!
洋楽を聴き始めた頃は謎でしたね(笑)
ファンキー〜なら、当時よく
ディスコ・ナンバーのタイトルに使われていたんですが♪
Funkyって、クサイという意味なんだよ(笑)
スラングで、もちろん良い意味で使っているんだろうけど
Funkは異臭かな?(笑)
黒人の体臭がプンプンするクサイ音楽…
という事なんだろうか♪

ジェームス・ブラウン「アイ・ガット・ザ・フィーリン」
https://www.youtube.com/watch?v=zDY8DqNOumc

ファンクは、イケイケの音楽…いわゆるファンキーな音楽とは
何処か一味違うような気がする
とにかくビートが重たい…タメが効いている
ゴリゴリ、ゴツゴツといった感触だ
平たく言うと、シンコペートされた16ビートの音楽…
というのがファンクの定義かな?
粘りがある…とにかくリズムが面白い
面白すぎてよくわからない(笑)
それがいいんだ♪
というより、リズムしかないんだもんね(笑)
メロディなんてないと言ってもいい
ここではドラム、ベース、ギターといった通常のリズム・セクションに加え、
ホーン、JBの歌もリズム・セクションと化している!
JBはドラムもこなすし、
バンドをドラム・セットとして使ったともいえる
オマエラはドラム・セットなんだから、ギャラが安くても文句を言うな!
って思っていたのかもしれない(笑)
(ギャラの安さは有名なんです)

それぞれのリズムが複合的に重なる…
ポリリズムはアフリカ音楽への回帰ともいえるものだ
しかし複雑な構造だね〜
これはさすがに黒人でも、 イマイチ乗り切れないんじゃないだろうか(笑)
ここまで来ると、肉体を踊らすというより
肉体を覚醒させる効果があるような気がするね♪
肉体では理解不能なビートが、脳天を直撃しているのかもしれないな(笑)
この、ある意味作為的なビートが、
まるで強固な意思を持っているかのように作用してくる…
実にクサイ…ファンクだな
ゲロッパのおじさんは偉大ですね♪





Part 2です
(JBのシングルはB面がPart2になっているものが多いのでね)
レッド・ツェッペリンにも、ファンクを感じさせるナンバーが多く見受けられる
JBのパロディともいえる「クランジ」という曲があるように、
明らかにファンクを意識しているのは間違いない
ドラマーのボンゾは如何にも黒人音楽が好きそうだしね(笑)
ツェッペリンには得意の変拍子を交えた、独特なグルーヴがある…
殆ど変態だな♪

レッド・ツェッペリン「ウォントン・ソング」
https://www.youtube.com/watch?v=yUhCVjbKj5Y

YMOにもファンクを感じるね〜
特にアルバム「BGM」「テクノデリック」に、それは顕著だと思う
YMOというと、シンセでピコピコやっている印象を持たれるかもしれませんが(笑)
細野晴臣のベースと高橋幸宏のドラムは、
基本的に打ち込みじゃないですからね
意外にも、生身のグルーヴが肝なんです
YMOの音楽を聴いていると
ファンクとは、内省するビートなのかもしれないな?
なんて思いますね♪

ファンクを聴いて、感動に涙する人はいないだろう(笑)
感情を喚起するような音楽ではないんだね
ファンクは音の存在感が際立っている
音楽を音の集合体として、
音楽そのものとして聴く事を要求しているようだ♪
まるで潜在意識に訴えかけてくるような、
強力なビートのうねり…
それがファンクの抗えない魅力なんだろうね♪

YMO「音楽の計画」
https://www.youtube.com/watch?v=MV6DbxkzygI
「ブルースにこんがらがって」その3

「ブルースにこんがらがって」その3

ブルースにはお約束のコード進行がある
ブルース進行と呼ばれているものだ
オーソドックスなブルースの曲はブルース進行で作られている
違うのはキーだけだ
だからDのブルースだとか、Fのブルースとか言ったりする
キーさえわかれば、コード進行は決まっている訳だから
アドリブだって簡単にできる・・・楽譜がいらないんだからね
誰とでもジャム・セッションできるんだ・・・いいな
モダン・ジャズなんかもブルース進行が多いのは、そのせいかな?
もちろん、それぞれのキーやコードで使える音(和音になる音)というのは決まっているので
スケール(音階)の運指とかは練習しなければいけませんけどね(笑)

ブルース進行には3つのコードしか出てこない
トニック、サブ・ドミナント、ドミナントと呼ばれるが、難しく考えるこたぁない♪
キーがCなら、CとFとGのスリー・コードだ
音楽の時間で習ったドミソ、ファラド、ソシレの事なんだからね
まあ、音楽の時間にはブルースは取り上げなかったと思いますが(笑)
音楽の理論はクラシックだけのものじゃない・・・すべての音楽に共通しているという事でもあるね

コード進行は決まりきっていても、だからブルースは退屈な音楽だ・・・とは言えないよ
リズムの揺れがあるからね・・・ビート、スウィング感、乗りと言ってもいい
これも独特なものがある・・・リズムも黒人訛りだとしか言いようがないな(笑)
ブルースに内在していたリズムが、やがてリズム&ブルース(R&B)やロックンロールに変態したんだからね
リズム&ブルースもロックンロールも、コード進行はブルース進行のままで何も変わってはいない・・・
これが動かぬ証拠だな(笑)

ブルースの歌詞も弾き語りに適した、説得力のある構成になっている
一行目がCで、♪朝起きたら、俺はブルーだったぜ〜なんて歌詞だとすると
(実際、よくあるパターンです 笑)
二行目はFで、♪朝起きたら、俺はブルーだったんだぜ〜と続くんだ
一行目と二行目が同じ歌詞を繰り返すのが多かったりする
大事な事だから2回言いました・・・みたいなね(笑)
三行目はGになって、♪何故なら、あのコの姿が見当たらないんだ〜なんて説明が入る
四行目はCに戻って、♪だからそうさ、俺はずっとブルーなんだぜYeah〜なんて調子だ
下手すると、四行目も一行目と同じ歌詞だったりするんだ(笑)
一応、起承転結になっているんだね・・・音楽的にも、歌詞の面でも

♪Woke up this morning, I've got the blues ・・・な〜んて感じでいいんだもんね
作詞もラクだし、歌いやすい・・・おまけに歌詞も覚えやすいのがいいぞ(笑)
こういった歌詞に出てくるBluesという言葉は、もはや一時の感情の類いではないような気がする
いつも付きまとう、根源的な感情としか思えない・・・しみついたものなんじゃないだろうか?
直訳すると、俺はブルースを持った・・・となって、ブルースが目的格になってしまっているしね
こういったBluesを、黒人ではない我々は、本当に理解できたといえるんだろうか?
怪しいなぁ・・・

音楽は同化、同調して楽しむだけのものなのかい?
自分のレベルに引きずり下ろして、
良い・悪いではなく、好き・嫌いで判断する・・・
何でもBGMにしてしまう・・・それもいいけどさ(笑)
あくまでも他者として向き合う・・・そんな聴き方が忘れられているような気がしてならない
レコードの時代は、そんな聴き方をしていたような気がするんだけど・・・
気のせいかな(笑)
昔は、わかる・わからないといった価値判断があったと思う・・・
真面目に対峙していたんだな
趣味はレコード鑑賞・・・とかね♪
 「レコード鑑賞」という言葉がアタリマエだったんだもんなぁ!
アティチュード(態度、姿勢)が違うね

日本にもブルースがあるじゃないかって?
ウン、「〜ブルース」という歌謡曲は多いよね
黒人のブルース音楽の影響は受けていると思うよ・・・Blueな感じは出ているね
でもBlueは理解できても、Bluesはどうなんだろう(笑)
偏屈かな(笑)
ブルース・マニアは、「ブルース」って言わないんだよ
「ブルーズ」・・・って濁るんだ(笑)  原音に忠実にね♪
これは、いわゆる「ブルース」への痛烈な皮肉なんだろうね!
俺? 俺はブルース・マニアじゃないよ
ただ、ブルースにこんがらがっているだけさ(笑)






初出・・・? 今回は書き下ろしです(笑)
「ブルースにこんがらがって」というタイトルは、もちろん
ボブ・ディランの曲「Tangled Up In Blue」の邦題、「ブルーにこんがらがって」からの引用です♪
「ブルースにこんがらがって」その2

「ブルースにこんがらがって」その2

ブルースというと、その名前からブルーな…
暗鬱な音楽を想像する人が意外に多かったりする
暗い曲調といえば、短調(マイナー・キー)の特徴だと
小学校の音楽の時間に習いましたね♪
長調は明るい曲調で、男性的?
短調は女性的?
ウ〜ン…子供だましの解説だな(笑)

ブルースは殆どの曲が長調(メジャー・キー)になっている
ブルースが暗鬱な音楽だと決めつけている人には
ぜひ確認してほしいね♪
短調ではないのだ
だけど、それにしてはブルーなニュアンスが
感じられるのは何故か?
同じスリー・コードが基調のカントリーみたいに、
能天気な音楽じゃないのはどうしてなのか?
それがブルーノートというクセモノの仕業…
という事らしい

ブルーノートとは、
西洋音楽の音階であるドレミファソラシドではなく
黒人訛りのドレミファソラシドであるといえる
(かなり乱暴な言い切りなので、
よい子のみんなはそんな言い方をしない方がいいよ♪)
微妙に音階が違うんだね
一般的にはミとシの音が微妙にフラットすると言われている
人によっても違うみたいで、
楽譜では表せないクォーター・トーン(半音=ハーフ・トーンのさらに1/2の音階)だったりもする
それがブルーな音…
ブルーノートになっている訳なんだな

音楽の時間で習ったド・ミ・ソの和音…
英語表記だとC・E・Gだね
これがCコード(正しくはCメジャー・コード)と呼ばれている和音だ
ミの音を半音下げた和音にすると、
それがCマイナー・コードになる
このミの音(ドを基音とした3度の音)は性格音といわれている
長3度にするか、短3度にするかで
長調になったり、短調になったりするんだもんね!
たった半音の違いなんだ

つまりブルーノートのミがフラットしているという事は
限りなく短調に近い長調になるという事でもある
ブルースは長調なのか短調なのか、
よくわからない音楽ともいえるね(笑)
やっぱりブルースは一筋縄ではいかないんだよ♪





初出「Listen To The Music」 Facebookページ 2016年3月24日
「ブルースにこんがらがって」その1

「ブルースにこんがらがって」その1

「20世紀に入ると、クラシック音楽は急速に衰退した・・・
音楽を先導したのは、アフロ・アメリカンだった・・・」
音楽雑誌がそう著述しても、別に驚かないけどね(笑)
けどクラシックの専門家までも、そのように指摘していたりするのには
ちょっと驚きを隠せない
アフロ・アメリカンとは、アフリカ系アメリカ人・・・
つまりアメリカの黒人の事だ
ゴスペル、ブルース、ジャズ、ロックンロール・・・
なるほど全部、黒人音楽以外の何ものでもないね♪

20世紀になって、ラジオやレコードなどのメディアによって
ポピュラー音楽(商業音楽)が形成されるようになる
ポピュラー音楽とは黒人音楽の事なんだろうか?
奴隷として連れて来られた黒人が
結果的には、音楽で世界を征服した・・・ともいえるかもしれない♪
イヤ、それは楽観的すぎるな・・・
ポピュラー音楽は、白人が黒人の音楽を搾取し続けた・・・
というのが正しい歴史観かもしれないね

ブルースはギターの弾き語りが発祥だとされている
一人で歌い、演奏するというのは
アフリカの伝統音楽にはないスタイルだ
奴隷から解放されて、自由の身にはなれたが
主人のいなくなった黒人たちには、餓死する自由も与えられた訳だ
これは改めて自分の境遇を嘆き、歌わずにはいられないだろう
Bluesとは憂鬱の事だもんなぁ
だが、そこは音楽である
付きまとうネガティブな感情を笑いとばすユーモアもあるのだ
さすが、ブラザーだね!
リズムに乗れば、リズム&ブルースになるし、
テンポを上げればロックンロールになるんだしね!
(随分、乱暴な言い方ですが 笑)

ブルースは一筋縄ではいかない・・・
得体が知れないのがいいね♪





初出 「Listen To The Music」 Facebookページ 2016年3月21日
「音の散策」その3

「音の散策」その3

無音の状態を「シーンとした・・・」という言い方をする
無音なのに擬音を使う訳だ(笑)
しかし、本当に無音になるとシーンという音がするのだ

音は空気の振動・・・
耳から脳へ伝達されるのだが、
実は脳から耳へ伝達する細胞の方が多いらしい・・・
何のために? まったく不可解だ(笑)
耳自体が音を発する事もある・・・耳鳴りがそうだ
耳はただ音を感じるだけではない、なかなか自己主張の激しい奴だといえるだろう(笑)

シーンという音は、どうやら鼓膜の振動らしい
つまり人は、いつも何かしらの音を聞いているという事になる
人は音から離れる事はできないようだ♪





初出 「Listen To The Music」 Facebookページ 2015年10月24日
「音の散策」その2

「音の散策」その2

絶対音感などなくても、人は曲のキーを認識しているのではないだろうか?
つまり、その曲のキーがCなのかDなのかはわからなくても、
実はそのキーを把握しながら、音楽を聴いているんじゃないか?と思えるんです
移調したり転調すると、あっ、キーが変わった!と感じませんか?
キーがCの曲なら、曲の最後のコードもCじゃないと気持ち悪くなりませんか?
まあ、偏屈な曲じゃない限り、普通はCで終わるんですが(笑)
Cでなければ終わった感じがしないんですよね・・・
何故なのか?
つまり人はキーを意識して、曲を聴いている・・・
という事なのではないでしょうか?

(フェイドアウトする曲は元のキー、コードに戻らない事が多い・・・
いつまでも終わらない効果を狙っているためです。
曲が解決していないから、フェイドアウトで誤魔化している訳ではないですよ♪)

主音(キーがCならCの音=ド)を意識しているという事は、
レの音よりミの音の方が、遠くに響いているのかもしれない
メロディがファとかソとかラに行くと、主音から離れていっている・・・
と感じているのでは?
その後で、ドに戻ると安心する・・・
ドに帰ってくると、曲も終わったと感じられる・・・
移調や転調の認識は、主音が変わったんだな?と無意識に判断している・・・
としか思えないですね♪





初出「Listen To The Music」 Facebookページ 2015年9月12日
「音の散策」その1

「音の散策」その1

人は何故オクターブを認識できるのだろう
一般的なラの音(A3)は440ヘルツ
1秒間に440回、空気が振動する時に生じる音だ
その1オクターブ上のラの音(A4)は倍の880ヘルツになっている
(時報の音は♪A3・A3・A3・A4〜)
しかし、まったく違う周波数の、別の音である事に変わりはない
それを何故同じ音(ラ)だと、人は認識するのだろう

やはりこれは倍音のせいだろうか
自然界の音には倍音がある・・・
決してラだけの音が鳴っている訳ではない
ラが鳴ると、1オクターブ上のラが共鳴する・・・それが倍音(第1倍音)と呼ばれているものだが、これも不思議だ

それにしても、オクターブ上(下も)の音を同じ音だと感じる・・・
しかも無意識に認識している・・・
人間の音感というのは興味深い♪






初出 「Listen To The Music」Facebookページ 2015年8月20日
トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス

トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス

Chuck Berry
Too Much Monkey Business
1956



謹賀新年!
「マルタツラジオ」で検索♪ 真夜中の不定期ラジオ「Listen To The Music」
今年もよろしく!
昨年は「月刊ポルナレフ」以外、ほとんど更新できなかったが、まだまだやめないぞ(笑)
Facebookページもチョロチョロやっているのでヨロシクね♪

さて、正月は毎年、干支にちなんだ曲をお送りしている訳ですが
今年は申年・・・タイトルにMonkeyと入った曲は意外に多いんです
Monkeyって、余りいい意味では使われていない気がするなぁ
日本人はYellow Monkeyなんて言われている訳だしね
まあ、日本でも猿は「エテ公」呼ばわりだもんな・・・似たようなもんか?(笑)
そういえば「おサル」って言うね? 「お」が付くんだから、なかなかどうして
大したもんなんだよ(笑)

「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」・・・
チャック・ベリーのこの曲は「Monkey Business」という言葉が気を引くね
直訳すると「猿の仕事」?
インチキ、イカサマ、不正・・・といったニュアンスの慣用句らしい
ずる賢くて憎たらしい・・・いい加減でタチが悪い
これが猿のイメージだという事だろうか(笑)

♪世の中、インチキだらけだぜ!
ったく・・・やってられね〜よ♪
我慢してブルーになる訳でもない、ブツブツ愚痴をこぼすのでもない
イヤな事にはNo!と言う・・・ロックの態度の表明だ
よくあるラブソングじゃないんだね・・・どちらかといえば社会風刺だろう
憤懣をストレートにぶちまけていながら、どこかユーモラスでもある
なんともモンキーなロックンロールだね♪
辛辣なチャック・ベリーらしい、皮肉たっぷりのロックンロールになっているのがいい

チャック・ベリーの歌詞の題材は一味違うし、扱うテーマも幅広い
「マイ・ディング・ア・リング」なんて、おしっこ讃歌だぜ?
何でもアリのチャック・ベリーだが、さすがにドラッグや反戦については歌にしていない・・・
そんな曲を書いても売れないだろう?というのが理由らしい
「俺はなんだって歌にする。いつも同じような歌ばかりじゃ飽きるだろう?」
「俺は売るために曲を書く」
「喜んでもらって、書いて良かったとは思うが、別にお気に入りって訳じゃない」
ロックンロールの神様は、自分の功績については無関心だ
天地を創造した神様が、その後 人間がどうなろうと無関心なのに似ているかもしれない(笑)

チャック・ベリー「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」
↓コチラは映画「ヘイル!ヘイル!ロックンロール」でのキース・リチャーズとの共演です
日本語字幕付き
https://www.youtube.com/watch?v=hyipWCVPIeI

これは早口言葉みたいだね・・リズミカルにまくしたてる英語の歌詞がいい
ネイティブじゃなければ、なかなかコピーして歌うのも大変です
でもこれは英語が理解できなくても、聴いているだけで充分楽しめるね
エルヴィス・プレスリーを始め、多くのアーティストがカバーしているんだけど
みんなこの英語をまくしたてる快感を味わいたいんだと思うな♪
それじゃぁ君もビートルズと一緒に歌ってみるかい?

ビートルズ「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」
イギリスBBCラジオ出演時の音源
↓コチラは歌詞付きです
https://www.youtube.com/watch?v=ZgLWRKlGGWA

こういったのを聴くと、つくづくロックは英語の音楽なんだと思うね
日本語やフランス語からは、絶対ロックは生まれなかっただろう
英語の歌詞・・・もちろん韻を踏んでいるというのもあるけど
それだけでロックになっているのだ

ロックンロールにはメロディは重要じゃないのかもしれない
チャック・ベリーの一連の曲には、メロディと呼べるようなメロディがない
チャック・ベリーはメロディを歌っているのではなく、歌詞を歌っているような気がする
歌詞の抑揚がメロディになっている・・・それってラップと同じ構造なんだよね

チャック・ベリーには作曲という概念がないと思われるフシがあるよ(笑)
ソングライティング(英語では作詞・作曲の両方を指す)についてのインタビューでも、作詞についてしか答えていないしね
歌詞を書いて、それをリズムに乗せただけだ♪とでも言わんばかりなんだ
なるほど、「いつも同じような歌ばかりじゃ飽きるだろう?」と言ってる割には、
同じコード進行や、同じリズムの曲が多くないか?と思っていたんだ(笑)
つまりチャック・ベリーのソングライティングとは、作詞の事なのだ
意外だな〜ロックってサウンド志向だと思っていたけどね
まあ確かに、ロックンロールにまで遡ると、どれもスリー・コードだし、パターン化された音楽だといえない事もないが・・・
チャック・ベリーはクールで計算高い男なのだ

チャック・ベリーは黒人にしてはルックスも垢抜けていたが、歌詞も黒人くささを感じさせないように改変していた
「ジョニー・B・グッド」の歌詞のLittle country boy(田舎の少年)は、元々Little colored boy(黒人の少年)だったらしいし、
「Brown Eyed Handsome Man (茶色い目の男)」は、「Brown Skinned Handsome Man(茶色い肌の男)」というタイトルだった
曲をヒットさせるために、歌詞を変えたのだ
「何故って?黒人より白人の方が多いだろ?」
これがチャック・ベリーだ!(笑)


ボブ・ディランの「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」は
チャック・ベリーの「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」にインスパイアされている
フォークの神様も、ロックンロールの神様に影響されていたんだね♪
これはプロモーション・フィルムと呼びたい(まだ、そんな時代ではないんですが)
歴史的な映像です

ボブ・ディラン「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」
https://www.youtube.com/watch?v=67u2fmYz7S4

チャック・ベリーは1926年生まれ・・・今年で、なんと90歳だ!
こりゃ、めでたいな!正月に相応しいね(笑)
Monkey Businessな音楽業界で、今も現役で活躍中だ
チャック・ベリーは、このブログで 以前に「メイベリーン」を取り上げているので、
興味のある方は覗いてみて下さい・・・ちょっとだけよ(笑)

Hail ! Hail ! Rock & Roll ! !
天国への道〜「月刊ポルナレフ」12月号 特集・ポルナレフのアメリカ進出

天国への道〜「月刊ポルナレフ」12月号 特集・ポルナレフのアメリカ進出

Michel Polnareff
On Ira Tous Au Paradis
1972


ミッシェル・ポルナレフはアルバム「ポルナレフ革命」の発表後、アメリカに渡る・・・
念願のアメリカでのデビューを果たすため、ロサンゼルスに移住、
一流ミュージシャンを集め、レコーディングに専念していた
全作曲ポルナレフ、全曲英語詞の新作、アルバム「ポルナレフUSA」の制作だ
もちろんポルナレフはそんなに英語は堪能ではないので、プロの作詞家に依頼しているんですが(笑)
30歳を機に全米へ進出! これは矢沢永吉と通じるものがあるね♪

元々、ポルナレフはイギリスでデビューしたかったらしい
デビューEP「ノンノン人形」はイギリスでレコーディングされてるしね
だからイギリスのスタジオ・ミュージシャンだったジミー・ペイジやジョン・ポール・ジョーンズが参加していた?!という話になるんです
当然、英語詞も作られたみたいですが、ポルナレフの英語バージョンはオクラ入りとなってしまった
フランスのレコード会社は、フランス語で歌う事を強く要求してきたんだね
ここはポルナレフが折れた訳ですが、ポルナレフはデビュー当時から世界を視野に入れていたのは間違いない

ポルナレフの歌詞に頻繁に登場する英語のフレーズ・・・
今まで「月刊ポルナレフ」で、J-POPみたいだと散々揶揄してきたんですが(笑)
プライドが高くて、英語を話せても話したがらないフランス人が多い中、
歌詞の一節とはいえ、英語を多用するのはかなり革新的な事だったみたいです
前例がないんですね
まあポピュラー音楽の都、メッカといえば、やっぱりアメリカですからね
「俺は世界に通用するアーティストなんだ!俺の才能はビートルズに匹敵するんだぜ?早い話、英語で歌えばいいんだろう?俺はフランスだけで終わらないぞ・・・いつか、アメリカで勝負してやる!」
自信家ポルナレフなら、そう思っていても ちっとも不思議じゃないのだ

かくして75年にアルバム「ポルナレフUSA」(原題「Fame a la mode」)が発売される事となる
しかし、安易な邦題だね〜! 「ロックとロマンの出逢い」のカケラもないな(笑)
わかりやすくていいけどね
(現行CDでは「星空のステージ」に改題)
それでは、そのアルバム・タイトル曲をサクッと聴いてみよう
終盤でポルナレフお得意のトランペットの口真似も聴けます♪

https://www.youtube.com/watch?v=pUee7-8UNbs

なかなかポップで悪くないね♪
今、改めて聴き直してみると、そう思う
でも当時はレオ・セイヤーみたいで、なんだかな〜なんて思っていました(笑)
そう、このアルバムは賛否両論なんです・・・ファンの間でも評価が分かれていたりする
このアルバムからは、アメリカでは「僕は恋の救世主(Jesus For Tonight)」が、
日本では「青春の傷あと(Holding On To Smoke)」がシングル・カットされている
(フランスでは「星空のステージ(Fame a la mode)」だったかな?)
どちらもそこそこのチャート・アクションに終わり、ポルナレフが夢に描いた成功とは程遠い結果だったんだろうね
アルバムはかなりの自信作だったらしく、失意に打ちのめされたポルナレフは
以前にも増して、歪んだ性格になってしまったのかもしれない(失礼♪)
その後、今世紀になるまでライブも行っていないし・・・完全な引きこもり状態!
アルバムも以前ほどコンスタントに発表しなくなりましたしね
これは単にシングルが良くなかったんじゃないか?「星空のステージ」や、9月号で紹介した「愛の旅人」の方が、まだシングル・ヒットを狙えるのにな〜
なんて、当時は思っていましたね

このアルバムで目を引くのが、ギターのリー・リトナー
主役のポルナレフより断然目立っている!
「星空のステージ」のイントロのカッティング、「愛の旅人」の後奏のリード・ギターと大活躍・・・
リー・リトナー、この翌年にソロ・アルバムを発表して一躍メジャーな存在になるんです
きっとリー・リトナーのファンには聴き逃せないアルバムなんだろうね♪

やはりポルナレフに英語は似合わない
慣れない英語で、発音も気にしていたのか?歌がおとなしい・・・それまでのギラギラ、ベタベタな色気が足りないような気がする
そしてメロディがフランス語のメロディのままだ・・・デタラメな英語で作曲していたら、こんなメロディにはならないと思う
フランス語の曲を英訳して歌っているような違和感があるね
アレンジも流行のサウンドでキラキラしている(笑)
キラキラしててもいいけどさ・・・それはポルナレフのロマンティシズムとは相容れないと思う
英語で、しかもよくあるサウンドで歌われると「普通」なんだよね
いたってアタリマエなんだ・・・なんだろう、これは
百年の恋も醒める・・・って感じかな?
フランス映画を期待してたら、ハリウッド映画だった・・・と言えば、わかってもらえるかな(笑)

「ポルナレフUSA」の翌年、ポルナレフはアメリカ映画「リップスティック」の映画音楽を手がけ、サントラ盤をリリース・・・インストに逃げた?という意地悪なファンもいますが♪
これはヴァン・マッコイの「ハッスル」みたいな曲だな〜(笑) 8月号でやりましたけどね
というところで、契約が切れたのか?ポルナレフの全米進出はここまでで終了です
その後もアメリカに住み続けてはいますが、フランスのレコード会社と再契約してレコードを発表するようになります
またフランス語に戻りました・・・それはいいんですが、今度は日本盤が出なくなるという・・・(涙)
日本のファンは受難続きですね
そうそう、「ポルナレフUSA」はポルナレフの自信作という事で、フランスでは再評価されているらしい
「なんとかフランス語で歌い直してくれないものだろうか?」という声が多いらしいよ(笑)
確かにそれは言えてる!さすがフランス人だね♪




<Music Break>
「バラ色の心」
https://www.youtube.com/watch?v=zkfrNrVuNgE


<Part 2>
それではアメリカではミッシェル・ポルナレフは無名なのだろうか?
確かにフランスや日本のように、歌手として有名だという訳ではないようだ
知る人ぞ知る・・・マニアックな存在だね(笑)
作曲家としてはヒット曲がありますからね
ポルナレフの歌ではないんですが、ポルナレフの楽曲がアメリカでヒットした事があるんです
「バラ色の心」はアメリカで一番有名なポルナレフの曲かもしれない
フランスではシングルで発売されて、ポルナレフの代表曲の一つになっている
「アイドル」として見られていたポルナレフが、「音楽家」として評価されるようになった曲でもある
ビートルズでいえば「イエスタデイ」みたいな曲なんだね
ポルナレフお得意のヨーデル唱法で、個性をアピールするのも忘れてはいない
これをレーモン・ルフェーブルがインストとしてカバーしたバージョンが、アメリカでヒットしたらしい

インスト・バージョンの「バラ色の心」は、日本でもよく巷に流れているのを耳にする
ポルナレフのバージョンは巷で聴いた事はないけど(笑)
アメリカではレーモン・ルフェーブルといえば「バラ色の心」、ポール・モーリアといえば「恋はみずいろ」なんだね
「恋はみずいろ」は全米ナンバーワンなんだってね・・・意外でした
フランスと日本だけのヒットだとばかり思っていたら違うんだね(笑)
まあ日本ではレーモン・ルフェーブルといえば「シバの女王」、ポール・モーリアといえば「オリーブの首飾り」ですけどね(笑)
「バラ色の心」をシングルにしなかった日本のレコード会社は、良くも悪くもポルナレフを偏ったイメージ、路線で売っていたともいえる
「バラ色の心」以外の曲では、若きポルナレフの歌、曲、ピアノが光る「愛の願い」がアメリカの音楽マニアには親しまれているようです
♪Love me, please love me〜と英語だし、アメリカン・ポップスの影響も見られる、なじみやすいロッカ・バラード調の曲だしね♪



<Part 3>
最後にもう一曲、ポルナレフのフランスでの代表曲を紹介しておきたい
「天国への道」です
フランスでは国民的な歌手となっているポルナレフ・・・それはやっぱり、このような歌を歌っているからじゃないか?と思うんです
これは日本ではシングルどころか、レコードにもなっていません(笑)
フランスでは、最大のヒット曲「愛の休日」の次のシングルだったんだね
日本での人気絶頂期に発売されていた新曲だったんだけど、
日本では3年前(当時)のヒット曲「忘れじのグローリア」に差し替えられてしまっている
このシングルのジャケット(画像)は日本盤「愛の休日」のジャケットに使われているよね?
「今夜の列車」もそうだったけど、ジャケットだけ採用して、音源はレコード化しないというパターンだ(笑)
この曲には「アーティスト」としての存在感がある・・・思想家みたいなね
フランスのジョン・レノンといったところだ♪
この曲は歌詞がわからないと つまらないかな? 日本でレコード化されなかったのも、メロディが単調に思えての事だったのかもしれない
ジョン・レノンは「天国なんかないって想像してごらん」と歌っていますが、
ここでポルナレフは「地獄なんかないのさ・・・みんな天国へ行くんだよ」と歌っている
「イマジン」のアンサー・ソング?として聴くのも一興です

♪〜On ira tous au paradis・・・
みんな天国へ行くのさ もちろん僕も
祝福されようとも、呪われようとも
シスターたちも、泥棒たちも
みんな天国へ行くのさ
聖者たちも、人殺したちも
淑女たちも、売春婦たちも
みんな天国へ行くんだ

みんな天国へ行くのさ 僕だってね
神様を信じようと、信じまいと
いいことをしようが、悪いことをしようが
キリスト教徒も、異教徒たちも
ろくでなしや、 血も涙もない輩でさえ
みんな天国へ行くんだよ

みんな天国へ行くのさ 特に僕はね(笑)♪

「天国への道」
https://www.youtube.com/watch?v=DBXaKjMsTbI

この曲はアメリカ進出とは余り関係なかったかな(笑)
まあ年の瀬という事でね
ポルナレフがフランスの紅白歌合戦(そんなのないけど)で、大トリをつとめるなら
この曲が相応しいんじゃないかな〜と思うんです
地獄行き?そんな差別があるなんて、天国とは呼べないだろう?
誰もが平等なんだと歌う、この歌はいいなぁ
この曲を置き土産に、ポルナレフはデビューしてからずっと在籍していたレコード会社を離れる事になる…
ポルナレフにとって、アメリカは天国みたいに思えていたのかもしれないね♪



<編集後記>
「月刊ポルナレフ」もついに一年を迎えることができました・・・ありがとうございます♪
月イチで掘り下げていくと、なかなかマニアックになるもんですね(笑)
遊び心で始めた企画でしたが、まさか今年がこんなに仕事がハードな一年になるとは思っていなかったな〜
ポルナレフ以外の記事が極端に少なくなってしまった(笑)
それでも月刊なんだから、月イチでアップしなければいけない・・・この縛りがなかったら、ブログは全然更新できていなかったかもしれないです
イヤ〜ホントに更新の少ないブログになってしまったなぁ・・・
でもPV(ページビュー)は不思議と伸びていたりするんです・・・申し訳ない事に(笑)
Facebookでしつこくリンクしたりしたのが功を奏したのかもしれないな(笑)
何が幸いするかわからないもんです♪
一年間続けて「月刊ポルナレフ」は終了する予定だったんですが、最後にやっぱり
フランス語に戻ったポルナレフを語らないと終われなくなってきました(笑)
あともう1回だけやりたいと思います♪
今年もこのブログに訪れてくれてありがとう!
良いお年を♪
悲しみのロマンス〜「月刊ポルナレフ」11月号

悲しみのロマンス〜「月刊ポルナレフ」11月号

Michel Polnareff
La Vie ,La Vie M'a Quitte
1973




「愛の伝説」(9月号)、「僕はロックン・ローラー」(10月号)に続く、アルバム「ポルナレフ革命」からの第3弾シングルです
(シングル・カットは74年)
これは前代未聞の「来日要求盤」だ!(画像)
普通は「来日記念盤」ですよね?(笑)
「来日期待盤」だった「渚の想い出」(7月号)をさらに上回る暴挙に出たぞ♪
しかも「6月」と指定しているし(笑) 強気だな

LPレコードだと、日本盤特有の「帯」に いろいろと煽り文句が書かれていたもんです
ジャケットに直に書かないというのは、アートワークへの敬意ですよね
ところがシングルには帯なんてありません・・・無法地帯です(笑)
結果、ジャケットの至るところに煽り文句が・・・イヤ、キライじゃないんですよ♪
それにしても発売前なのに「大ヒット・シングル」なんてよく書けるよね!
いい根性してるよなぁ
実際は中ヒットかな?アルバムで唯一のマイナー(短調)の曲だというのもあって、
マイナー好きの日本人には受けるんじゃないか?と日本のレコード会社がシングル・カットしたんだろうね
大ヒットとまでは行かなかったのは、
フレンチ・ポップス王道の、わかりやすい美メロじゃないからだと思うよ

これはなんとも言えない異国情緒のあるメロディだね
それでいて、インドとか中国とか、国が特定できるようなメロディでもない
これはポルナレフ王国のフォーク・ソング(民謡)なんだろうか?(笑)
アルバムのインスト曲「ポルナレフ革命」(10月号で取り上げています)にも通じるものがあるね
これはポルナレフの新境地だったのかもしれない
手垢の付いてないメロディとでも言ったらいいのか・・・今聴いても、独特で新しいと思う
また、このギター・パーカッションがいい味出してるね♪

「悲しみのロマンス」
https://www.youtube.com/watch?v=EGgc4s_tb6E


恋人との別れの曲ですが、
別れなければならない状況に陥った男が、再帰を誓っているのがいい

♪またいつか、マイ・ラブ
もう会えないね、僕も行くから
人生は、人生は僕を捨てた
僕には仕方のないことだった・・・

ポルナレフ恒例のワンフレーズ英語・・・今回は"My Love"です
まあ、このアルバムは全曲がポルナレフの作詞ではないんですけどね
さてはポルナレフに、必ず英語を入れるように強く要求されたのかな?(笑)
執拗に繰り返される♪人生は、人生は僕を捨てた・・・
これがタイトル(原題)にもなっているんです

♪人生は、人生は僕を捨てたが、
僕は必ず帰って来よう・・・

英語だとI'll be backとか、I shall return といったところでしょうか
夢破れ、志半ば・・・
この場は立ち去るが、また再度・・・とリベンジを誓う
何の根拠もないともいえるんですが(笑)これがいいんです
この最後のフレーズには、救われ、勇気づけられましたね
(フランス語はわからないので、対訳にですが)
人生の何たるかも知らない中坊のクセにね(笑)



アルバム「ポルナレフ革命」から、もう一曲・・・
シングル・カットはされていませんが、ファンの間では人気曲の「ガラスの涙」です
ピアノの弾き語りで歌われる、哀しくも美しい曲・・・
フランス盤(現行CDも)では、アルバムのエンディング曲となっていて、深く静かな余韻を残すナンバーです
この透明感に魅せられますね♪

♪その男はガラスの涙を流した
かつて彼女が地上に舞い降りた時、
天使のような幻想的な音楽が奏でられた・・・
その調べはいつでも同じだった
それは、ある日海に落ちた、
はかない魂の女性の物語になっていた・・・

もしどなたか興味のある方がいて
名前と住所を送ってくれたなら、
絶望に涙していた男の物語を話してあげよう・・・

「ガラスの涙」
https://www.youtube.com/watch?v=Se_AcoZtNVU



「月刊ポルナレフ」では、お気付きの方がいると思いますが、
「シェリーに口づけ」から、ポルナレフが渡米するまでの、日本での大ブレイク期・・・
71年から74年までの、日本で発売されたシングル曲を中心に取り上げてきました

「シェリーに口づけ」、「愛の願い」、「哀しみの終るとき」、「愛のコレクション」、
「渚の想い出」、「愛の休日」、「忘れじのグローリア」、「火の玉ロック」、
「愛の伝説」、「僕はロックンローラー」、「悲しみのロマンス」、「悲しきマリー」

「月刊ポルナレフ」も回を重ね、シリーズ化以前に取り上げた3曲を加えると、
遂に今回で全曲制覇、コンプリートです♪ やったね
あっ!一曲忘れてた(笑)

という訳で「悲しきマリー」です(笑)
これは68年の曲なんですよ・・・何も74年にシングルにする事はないんじゃないの?って、ずっと思っていたな
他にも新しい日本未発表曲があったしね
これは日本未発表曲を集めたアルバム「ポルナコレクション」からのカット曲
当時は、ポルナレフの住んでいたマンションのトイレから発見されたデモ・テープだなんて、大橋巨泉のラジオ番組で紹介されてたよ(笑)
もちろんフランスではEPとして正規に発表された曲ばかりで、秘蔵音源の類いではない
どこからそんな話になったんだろうね

♪I'm so sad 'cos I lost my friend・・・
これは英語を頑張っていると思う(笑) ポルナレフでは一番の長文かも?
友人を失くした男の歌だ
♪マリー、僕は悲しい・・・
つまり悲しいのはマリー(恋人の名前です)じゃなくて、僕という事になる・・・
「悲しきマリー」じゃないな(笑)
これはよくできた曲だね♪
トラディショナルなフォーク・ソングみたいだ・・・完成度が高いね
今の季節にはピッタリな、木枯しの世界が広がるし、
ポルナレフではこの曲が一番好きだっていう人が多いのも頷ける
ポルナレフは「悲しきマリー」みたいな正統派のフォーク・ソングを、もう書いてしまった訳だから、
同じアプローチを繰り返す事には辟易していたのかもしれない
「悲しみのロマンス」は、「悲しきマリー」の実験的なリメイクなのかもね♪

「悲しきマリー」
https://www.youtube.com/watch?v=DQq6VrFwkHI