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宇宙のファンタジー

宇宙のファンタジー

Earth,Wind & Fire
Fantasy
1977


アース・ウィンド&ファイアー・・・今でもたまに聴きたくなるグループです
イヤ、現在も活動はしているんですけどね(笑)・・・やっぱり70年代のEW&Fがいいんです
神々しくて、風格があって、テンションが高くて・・・
二人のリード・ヴォーカル・・・モーリス・ホワイトが元気で、フィリップ・ベイリーのファルセットも張りがあった頃が、
やはりEW&Fの全盛期といえるだろう

音楽的にも完璧だった・・・非の打ちどころがないもんな
リズム、ハーモニー、メロディも申し分ない
パーカッションやホーン・セクション、ストリングスも入っていて、カラフルなサウンド・・・総天然色だね!
こういうのをレコードで聴くと、オーディオ的な愉しさがあるんだよね
ソウル系のレコードって、どうして音がいいんだろう?と思っていたな
ベースの音圧、各楽器の聴こえ方が違う・・・やっぱり感覚の違いなんだろうね

これは70年代ならではのクロスオーバーなんですよ
クロスオーバーという言葉も、その後フュージョンという言葉に取って替わられてしまいましたが・・・
(NHK-FMで「クロスオーバー・イレブン」という番組がありましたね♪)
ロック、ソウル、ジャズの融合?と考えてもらってOKです
今ではフュージョンというと、ジャズ発のクロスオーバーとして捉えられていると思いますが、
ロック発、ソウル発のクロスオーバーもあったんですよ
EW&Fはソウル発のクロスオーバー?と思いきや、
モーリス・ホワイトはジャズ・ドラマー出身(ラムゼイ・ルイス・トリオ)ですからね・・・一筋縄ではいかないんです(笑)
そういえばEW&Fには「ブラック・ロック革命」という邦題のアルバムがあったな〜
さすがにこれは原題のHead To The Skyに改題されてしまいましたが

歌詞もスピリチュアルなメッセージがこめられている
黒人同胞へ向けたメッセージというのはありがちだけど、EW&Fはもっとグローバルな視点に立っているんだよね
それを商業主義といってはいけません(笑)
EW&Fはレコードに歌詞を載せているしね・・・日本ではアタリマエですが、外国人アーティストでは珍しいよ
で、EW&Fには結構使われていない歌詞があるんだよね
レコードに掲載されている歌詞・・・そのすべてが歌われている訳ではないんです
これは長くなりすぎて削除したという事かな?
ウ〜ン・・・これは商業主義かもしれない(笑)
スピリチュアルといっても、EW&Fは特定の宗教に洗脳しようとしている訳ではないみたいなので、御安心を♪

それではここで本日の1曲目、
EW&Fのクロスオーバー・イレブンなナンバーを聴いてください(笑)
邦題は「暗黒への挑戦」・・・これは美しいね♪
https://www.youtube.com/watch?v=CWcATuuZAxs&feature=youtu.be



EW&Fはライブも凄い!と当時から言われていたんだよね・・・
ベースのヴァーダイン・ホワイトが宙吊りになって、回転しながらベースを弾く映像にはビックリしたな〜
ほとんど曲芸ですよね(笑)
残念ながらYouTubeでは見つかりませんでした
エンターテイナーというか、芸能集団でもあるんです
アース・ウィンド&ファイアー 一座みたいな(笑)
古代人の儀式や祭典を感じさせる、歌と踊りと演奏の一体化・・・
やっぱりこれは公式なフル・コンサートのライブ映像を残すべきだったね!
当時はビデオを販売するという時代ではなかったんです
ホームビデオが普及していないんだから、そもそもそんな発想もない
思い切って映画を製作するという手もあったんだけどね・・・モーリス・ホワイトも詰めが甘かったな(笑)

それではそろそろ本日の2曲目にいってみますか♪
「宇宙のファンタジー」です
原題はFantasyですが、「宇宙の」と加えたセンスはどうかな?
歌詞には確かにSpaceと出てくるんですが、これは「空間」と訳した方が適切なのかもしれないです
やっぱりEW&Fのアルバム・ジャケットでお馴染みの、長岡秀星のイラストに引きずられているんでしょうか(笑)
(アルバム・タイトルはAll'n All が「太陽神」、 I Amが「黙示録」ですもんね)
これはアメリカでは中ヒットに終わりましたが、日本ではEW&Fの人気を決定付けた大ヒットでしたね
やっぱり日本人好みの哀愁のマイナー・メロディが受けたんだと思われます・・・EW&Fにはマイナーの曲は殆どないんだけどね

どんなに現実に苛まれていても、自由はある
それは空想の世界だ・・・
力強く肯定的なメッセージが、音楽の熱さに直結しているね
最後のフレーズ・・・I'm Free,Yes I'm Free
Now I'm On My Way・・・がいいな♪

「宇宙のファンタジー」
https://www.youtube.com/watch?v=uPjL2_nEhBI

この曲、ディスコでも大人気だったんだけど、今聴くとかなり変態的なグルーブの曲だよ
このベースのうねり・・・普通のディスコ・サウンドのビートじゃないね
これで嬉々として踊っていたんだから、みんなマニアックだな〜(笑)

EW&Fのメガヒット曲「セプテンバー」、「ブギ・ワンダーランド」、「決戦は金曜日」・・・じゃなかった(笑)「レッツ・グルーブ」・・・
この辺りは真っ当なディスコ・ナンバーになっているけどね
やっぱりディスコ・サウンドに走っちゃイカン・・・と思う訳ですよ
まあ大所帯のグループですから、経済的な理由もあるのかもしれません
やっぱり商業主義なのかな(笑)
それよりも80年代になって、ドラム・マシンやシンセ・ベースの打ち込みビートが主流になったのが大きいのかもしれないです
やっぱりEW&Fは、躍動感あふれる人力のビートじゃなければね♪
血の通わないグルーブでは、声高らかに歌えなかったのだと思うよ
♪私は自由だ・・・そう、私は自由
今、私は思うままに生きている・・・♪



<Bonus Track>
「宇宙のファンタジー」にはアルバム・バージョンとシングル・バージョンがある
シングル・バージョンは短く編集されているので、アルバム・バージョンがオススメです
ベスト盤にはシングル・バージョンが収録されていたりするので要注意ですよ(笑)
YouTubeなどでは、4分台のものはアルバム・バージョン、3分台のものはシングル・バージョン・・・と覚えておきましょう(笑)
さらにもう一つバージョンがあって、ここに紹介するのが
「宇宙のファンタジー」の日本未発売12インチ・シングル・バージョンです
ディスコ御用達のロング・バージョン・・・リミックスを施した12インチ・シングルですが、
日本で初めて12インチ・シングルが発売されたのは、79年のEW&F「ブギ・ワンダーランド」でした
当時は「30センチ・ジャンボ・シングル」と言っていましたね
これは長いのでマニア限定かな(笑)

「Fantasy (12"Ver.)
https://www.youtube.com/watch?v=kz9foniqkkg
号外:月刊ポルナレフ〜僕は世界を夢見る

号外:月刊ポルナレフ〜僕は世界を夢見る

Michel Polnareff
Je Reve D'un Monde (When I'm In Love)
1999



先日のパリ同時多発テロで、世界が悲しみにくれている時・・・
Facebookで「いいね!」しているミッシェル・ポルナレフのオフィシャル・ページからの投稿で
このポルナレフの最近の曲を聴く機会に恵まれました
反戦歌なんですね
最近といっても1999年の曲なんですが(笑)

ポルナレフの最新のオリジナル・アルバムは90年の「カーマ・スートラ」・・・
これはCDショップでたまたま見つけたんですが、ポルナレフの過去のアルバムは当時まだCD化されていないのもあって、
これは聴いてみよう♪となったんです
正直、英語で歌っているんならイヤだな〜というのもありましたが、
フランス語で安心しましたね(笑)

あれから現在までオリジナル・アルバムは出していないんだね〜
ライブ・アルバムとか5枚組100曲入りのベスト・アルバム、映画音楽集とかは出ているみたいだけど、日本盤は出ていないし・・・
この曲は久々の新曲で、フランスではマキシ・シングルとして発売されている
日本では未発売・・・「僕は世界を夢見る」または「僕は一つの世界を夢見る」という邦題も考えられていたらしい
2000年にはユニバーサル・ミュージックに権利が移行して、過去のアルバムのCD化が始まる訳で、タイミングが悪かったのかもしれないな(笑)

1999年というとノストラダムスの人類滅亡?の予言がありましたね
ノストラダムスはフランス人で、名前はポルナレフと同じミシェルなんですよ・・・これは関係ないか(笑)
イヤ、戦争によって人類滅亡という可能性もあったではないか?
このタイミングでの反戦歌は、ノストラダムスの予言と あながち無関係とは言いきれないな
これは来たる21世紀へ向けての新曲だったのかもしれない
もう戦争は20世紀で止めようじゃないか…というね
音楽的にも、この曲はポルナレフのこれまでの音楽の集大成みたいな趣きがある
円熟の境地を感じさせてくれます


♪戦争と不幸のない世界を夢見て・・・

「Je Reve D'un Monde (When I'm In Love)」
https://www.youtube.com/watch?v=X5t5eUiungk

イヤ〜いいねえ(笑)
こんな情感のこもった反戦歌は、なかなかないんじゃないだろうか
ジョン・レノンの「イマジン」にも負けていないね
サビは♪When I'm In Love〜と英語なんだね・・・懲りない奴だな!
発音も悪いぞ・・・これは聴き取りにくいよね?
この曲を書いた当時、ポルナレフは50代後半で、現在の自分の年齢とも近いんですよ
それにしてもエモーショナルなポルナレフ節、健在ですね!
感激して毎日聴いてます♪



P.S.
2007年にはフランスで30年振りにライブを行い、新曲「恋するオフェリー」も発表しているポルナレフ・・・
またシングルかよ?
創作意欲がまだ枯渇していないんなら、ちゃっちゃとアルバムを制作してほしいな(笑)
そして今、この歌をナマで歌ってほしい・・・
そう思わずにいられない、今日この頃です
僕はロックン・ローラー〜「月刊ポルナレフ」10月号 

僕はロックン・ローラー〜「月刊ポルナレフ」10月号 

Michel Polnareff
Tibili
1973



「僕はロックン・ローラー」
これはなんとも、底抜けに明るく楽しい曲♪
オールディーズみたいなナンバーですが、どこか洗練されていて小粋でもある
フレンチ風味でオシャレなのだ・・・カワイイ曲だね(笑)
「僕はロックン・ローラー」という邦題ですが、歌詞のどこにもロックン・ローラーという言葉は出てきません・・・日本のレコード会社の名人芸です
「俺はロックン・ローラー!」じゃなくて「僕は〜」というのも、この曲をカワイイものにしています

東京公演のライブ・アルバムからシングル・カットされた、ロックンロールの破壊的なカバー曲「火の玉ロック」・・・
日本のファンも、ポルナレフをいかした(いかれた?)ロックンローラーとして認めざるを得ないナンバーでしたからね
「僕はロックンローラー」と言われても、「おっしゃる通りです!」という状況だったんです(笑)

原題は「Tibili」
スキャットの♪ティビリビリワ・・・をそのままタイトルにしている
スキャットだから、当然意味はない
まあポルナレフの作詞ではないにしろ、何も考えていないな(笑)
ウキウキと陽気な曲だから、こんなんでいいんじゃないの?という所だろうか
♪トゥ〜ア トゥア ア ティビリビリ ワ・・・
フランス語が少ないから、これは楽勝で歌えるぞ♪
♪シュビドゥワ ワ ワ (チャチャチャチャ)←手拍子
女子に囲まれて浮かれてるポルナレフの映像・・・
これがロックンローラーの姿だ!(笑)
(ポルナレフと女子・・・金髪限定の集まりなのか?)
ポルナレフの一人多重録音コーラスは、やっぱりいいな!

「Tibili」
https://www.youtube.com/watch?v=pWxCvBXa_ok

当時、ポルナレフの「僕はロックンローラー」を聴いて思った事がある・・・
この曲はエルトン・ジョンの前年のヒット曲「クロコダイル・ロック」にインスパイアされたんじゃないか?と(パクリではない)
どちらもゴキゲンなオールディーズ調であり、サビの歌詞がスキャットになっているのも共通している
同じピアノ弾きのシンガー・ソングライターであり、奇抜な衣装というのもカブっている・・・ライバル視していたとしてもおかしくはない
当時アメリカで絶大な人気があったエルトン・ジョンに
「俺の方が上だろ?俺が英語で歌えば、俺だってアメリカで評価されるに決まってる」と
ポルナレフのアメリカ進出の野望にさらに火が点いた・・・
というのは考え過ぎかな(笑)

♪ 夢、夢、夢・・・
もしも君が僕の元から去っていっても
すぐに戻ってきてね
そしたら僕は朝まで君の手を取ってるよ

君は何をしたいのかな
僕はどうすればいいのかわからないよ
実はヤキモチを妬いているんだ・・・♪ 

ウ〜ン、ポルナレフ、この歌詞かわいすぎるぞ(笑)
ヤキモチ・・・ってエルトン・ジョンの事なのかい?
これは収録アルバム「ポルナレフ革命」の全曲にもいえる事なんだけど、なんか軽いぞ(笑)
重苦しさがない、悲しみが足りない
湯通しされたみたいにサッパリしていないか?
洗練されたメロディは素晴らしいが、どれも楽曲が小粒になっていないか?
いったい何を浮かれているんだ?ポルナレフ(笑)
夢、夢、夢・・・ってアメリカ進出の事なのかい?
確かに「ポルナレフ革命」のレコーディング時には、既にアメリカ進出は決定事項だったらしい
夢見る少年に戻ったポルナレフは、この曲みたいに幸福だったのかもしれないね



「僕はロックンローラー」のB面は、アルバム・タイトル曲の「ポルナレフ革命」(インストゥルメンタル)
東洋的?なメロディに魅かれますが、これはちょっとムーグ・シンセサイザーで遊びすぎだろう(笑)
この映像、ポルナレフの曲名に出てくる女性の名前が次から次へと出てくるんです
マニア向けですね♪

「Polnareve」
https://www.youtube.com/watch?v=Z9hIceQgKWM

そうはいってもアルバム「ポルナレフ革命」は好きなんだけどね(笑)
次回も「ポルナレフ革命」からの曲を取り上げる予定です
来月もポルナレフの世界で遊びましょう♪
いつのまにか毎月楽しんでいるアナタは、立派なポルナレフ・マニアです(笑)
レッツ・プリテンド

レッツ・プリテンド

Raspberries
Let's Pretend
1972



ラジオの洋楽ベストテン番組・・・ポップス少年だった自分は、いつも楽しみにしていたものです
ニッポン放送の「ポップス・ベストテン」は日曜の朝の放送で、ウダウダしながら聴くのが最高でした(笑)
司会は「オールナイト・ニッポン」もやっていた亀淵昭信、カメさん・・・雑誌で音楽評論もしていた人でね 
(後にニッポン放送の社長に・・・ライブドアの買収騒ぎの時、テレビによく出てた人です)
あと全国ネットだと、文化放送の「オールジャパン・ポップ20」とかね
CMの替わりにビートルズのカバー・インストが流れるんだけど、これも好きだった♪
でも「オールジャパン・ポップ20」は、ちょっと曲が古いんだ
新曲がなかなか登場しないので、イマイチだったな(笑)


中でも一番愛聴していたのは、地元STVラジオの「ハイ!ダイヤルリクエストです」(通称「ダイリク」)
週イチじゃなくて月〜金と毎日やってるしね
土曜日も週間ランキングを発表していたし
米キャッシュ・ボックス誌のチャートの紹介とか、音楽情報も盛りだくさんの30分だった
ただ、余り聴いていたっていう人は少ないんだ
裏番組が強力だったからかな?
夕方5時はHBCラジオの「ベストテン北海道」がメジャーだったもんな〜
邦楽VS洋楽じゃあね・・・負けるわ(笑)
でも逆に、聴いてる奴とはすぐ友達になれたりしたけどね♪


ポップス少年はシングル・ヒットを連発するミュージシャンが好きなんです
シングルの威力は大きいですよ
70年代前半は、解散したビートルズの4人もシングル・ヒットを連発していて、大いに楽しませてくれました
ポスト・ビートルズと呼ばれたバンドもいろいろ出てきましたが、
個人的にはやっぱりラズベリーズですね!
「ゴー・オール・ザ・ウェイ」、「明日を生きよう」(ブログ最初期に取り上げています)、「レッツ・プリテンド」、「トゥナイト」、「君に首ったけ」・・・と
強力なシングルの連続で、嬉しくなったもんです


ローリング・ストーンズ、ビートルズ、ビーチ・ボーイズのいいとこ取り?とまで言われた、ラズベリーズの代表的なナンバーがコレ!
「ゴー・オール・ザ・ウェイ」です
https://www.youtube.com/watch?v=jfgnc6Ey0q0


カッコいいイントロ♪ 血湧き、肉踊るね
ソロになったエリック・カルメンでは味わえない渾身のシャウトだ
このイントロが終わったら、すぐに転調するのもなかなか憎いぞ
Go All The Way・・・「すべての道を行け!」と訳した当時のポップス仲間もいましたが、
♪今夜はもうとことん行っちゃって〜(←彼女のセリフですからね)という、
思春期の淫らな願望が渦巻いている曲だと解釈する方が自然かと思われます


ラズベリーズ解散後、ソロ・アーティストとして大ブレイクしたエリック・カルメン・・・
メロディの美しさが評価された訳ですが、その片鱗はラズベリーズ時代にも垣間見られます
アルバムのバラード曲にそれは顕著ですが、シングルではコレでしょう
「レッツ・プリテンド」
秋・・・センチメンタルなこの季節にピッタリの珠玉のメロディです
これはラズベリーズよりベイ・シティ・ローラーズのカバーの方が有名かな?
でも本家ラズベリーズもキーの高さでは負けていないよ
ハイ・トーンでせつなく聴かせるのは、並のヴォーカリストじゃ無理です
確かこの曲、大ヒットという訳でもなかったんだよね
まあいいか、自分のベストテンでは1位だったんだから(笑)


「Let's Pretend」
https://www.youtube.com/watch?v=khT-83WwF-4


イントロなしで♪ I Can't Sleep Nights(僕は夜、眠れない)・・・と歌っているのが、
いきなりせつない
そしてサビ前の♪Oh No・・・
こんなにせつないOh No は聴いた事がない


♪Baby, Let's Pretend・・・(嘘でもいいから、そう思いこもう)
今夜、僕等は永遠に出会うんだと
もし二人が目を閉じて、今夜が真実だと信じれば・・・
Baby, Let's Pretend・・・(嘘でもいいから、そう思いこもう)
僕らはいつだって一緒にいることが出来るんだと
ただ一晩だけでも、君と一緒に過ごせればそれで・・・


こんなせつない想いは言葉にはできないだろう
だからこうして歌に、音楽になっているのだ!
ビートルズより甘くせつない・・・しかもハードでタイトなサウンド
これこそ胸が焦げそうなティーンエイジャーのための音楽
ラズベリーズは最強のポップ・バンドだと思うな♪
愛の伝説〜「月刊ポルナレフ」9月号

愛の伝説〜「月刊ポルナレフ」9月号

Michel Polnareff
I Love You Because
1973


「月刊ポルナレフ」9月号は、急遽予定を変更して「秋の大収穫祭♪ ポルナレフ 愛の3連発!」をお送りします
果たして締め切りには間に合うのか?大変微妙なところですが(笑)

「愛の伝説」はアルバム「ポルナレフ革命」からの先行シングル
シングル・ジャケットは見開きジャケットになっている・・・アイドルみたいだなぁ♪ 違うか(笑)
空手でパワーアップした肉体を誇示していて、何だか異様さもパワーアップしているような気がするな(笑)

「愛の伝説」はイントロのアコースティック・ギターの響きがいいね
オーガニックな曲だ
これはギターで作曲したんじゃないか?と思わせる
「ノンノン人形」はギターで作曲したらしいしね
徐々に音が重ねられていって、次第に盛り上がっていく・・・
それが愛の高まりを感じさせるのがいい
ポルナレフお得意のワンフレーズ英語で、思わずギターを弾きながら歌いたくなりますね
♪I Love You Because〜の後はフランス語なんですが(笑)

「I Love You Because」
https://www.youtube.com/watch?v=94t5AUVfS_w

この映像は別の曲の映像ですね♪ リップシンクできてないもんな
これはレコード音源という事で紹介してみました
「愛の伝説」・・・というか、ポルナレフが「70年代の伝説」みたいになってしまいましたけどね
当時の日本ではビートルズ、カーペンターズ、ミッシェル・ポルナレフは同格の人気だったんですよ
まあ、それを理解してもらいたくて、毎月「月刊ポルナレフ」をやっているんですが♪

この曲の収録アルバム「ポルナレフ革命」から、本国フランスではレコード会社をアトランティックに移籍している
これはアメリカ進出を考えた上での移籍なんだろうね・・・アメリカ録音の次作「ポルナレフUSA」もアトランティックから発売されているし
なおポルナレフのアメリカ進出については12月号で予定しています・・・一応、考えているんですよ(笑)
アルバム「ポルナレフ革命」については・・・10月号だったかな?忘れました(笑)


ポルナレフの愛シリーズ・・・シングルの「愛の願い」「愛の休日」「愛の伝説」で3部作と呼ばれたりするんですが、アルバム曲にも「愛」があふれているんです(笑)
まあ、原題は「愛」とは関係ないものばかりですけどね
「愛の旅人達」・・・これはインストゥルメンタルです
インストといっても、8月号で取り上げた映画音楽とはまた趣きが違っていて、
アーティストのエゴが炸裂した傑作になっています
ポルナレフ初の本格的アルバム「ポルナレフの世界」のオープニング・ナンバーですね
ファンク・ビートで、クラシックやジャズ、ワールド・ミュージックをミクスチュアしたサウンド・・・
まるで90年代のクラブ・ミュージックを先取りしたかのような、ポルナレフの力量を見せつけてくれる逸品に仕上がっています

https://www.youtube.com/watch?v=kyhziT3X1cc


秋の大収穫祭♪ (スーパーのチラシみたいですが)
ポルナレフ、愛の3連発の最後の曲は「愛の旅人」です
さっきのは「愛の旅人達」・・・非常に紛らわしいんですが、これがポルナレフの世界なんです(ホントかよ)
これはアルバム「ポルナレフUSA」の収録曲で、英語で歌っています
これ、ラジオで「待望のポルナレフの新曲」として紹介されていたんだよ・・・カセットテープに録音して何度も聴いたなぁ
当初はシングルとして発売が予定されていたみたいなんだけど、結局リリースされなかったね
幻のシングル、幻の愛シリーズ第4 弾です
(アルバムからは「青春の傷あと」がシングル・カットされました)
原題は「So Long Beauty」
さよなら、美しい人・・・これは渡米するポルナレフが、祖国フランスへの想いを歌った曲に聴こえて仕方ない・・・

https://www.youtube.com/watch?v=wCQ1H7bqijs

ポルナレフには浮いた噂もないし、スキャンダルというのも聞いた事がない
そのせいでフランスではホモ疑惑が囁かれていた・・・
そんなポルナレフですが、5年前、当時66歳のポルナレフが一児の父親になったと報道された
お相手の女性、ダニエラは当時27歳・・・ポルナレフ、やるじゃん♪
ところが翌年、DNA鑑定で父親はポルナレフではなかった事が判明・・・
ダニエラは失踪したらしい・・・

日本では邦題の影響もあって、まるで愛の伝道師みたいな存在だったポルナレフも、実生活では愛を求め、さまよっていたのかもしれない
人は愛によってこの世に生を受け、愛を求めて生きていく・・・
人は誰もが「愛の旅人」だといえるかもしれないね
そうそう、昨年 ポルナレフはダニエラと和解したみたいですよ♪


<Bonus Track>
いつも「月刊ポルナレフ」にコメントしてくれるテツが電撃結婚!オメデトウ!
「愛の伝説」の日本公演の音源・・・ピアノの弾き語りバージョンを贈ります
これ、テツが観に行ったという40年前、75年の札幌公演の音源なんじゃないだろうか?
75年の札幌公演の音源はブートレグ(海賊盤)として出回っているらしいよ
「愛の伝説」はポルナレフにしては淡白なラブソングだけど、50過ぎのオヤジには、これくらいがいいんじゃない?(笑)
これから愛の伝説を作り上げてほしいな♪

https://www.youtube.com/watch?v=s48KJye1pG0
ビター・スウィート・シンフォニー〜ソネット

ビター・スウィート・シンフォニー〜ソネット

The Verve
Bitter Sweet Symphony
Sonnet
1997


ザ・ヴァーヴのアルバム「アーヴァン・ヒムス」・・・90年代UKロックの名盤です
これはジャケ買いしました♪ というのも当時、既に中年(イヤな言葉だな)だった自分は最新の音楽情報を殆どチェックしていなかったんです
レコード屋で現物(ジャケット)を見て、何故か惹かれてしまい、中身の音楽は聴いた事がないのにアルバムを購入してしまう・・・
ジャケ買いは一目惚れみたいなもんかな? ギャンブルですよね(笑)

タイトルが「アーヴァン・ヒムス」・・・都市の聖歌というのがまず、いいなぁ・・・と
ヒムスって、ゴスペルなんかを意味する言葉だしね
収録曲の曲名も「ビター・スウィート・シンフォニー」に「ソネット」・・・いいじゃないすか〜
これ、名盤なんじゃないの?と思ったね

バンド名もザ・ヴァーヴって・・・カッコイイじゃん
訳は「熱情」でいいのかな? ヴァーヴ・レコードってジャズのレーベルがあるんだ
バーブ佐竹もヴァーヴ佐竹なのかい? ウン、いい所に目をつけたね(笑)
でも残念ながら違うんだ・・・本名は佐武(さたけ)なんだけど、これだとサブって呼ばれてしまう事が多かったらしい
サブじゃなくてサタケだよ・・・って事で、タケ→竹→英語でバンブー
バンブー佐竹と名乗っていたのが、いつのまにかバーブ佐竹になってしまったらしい

ザ・ヴァーヴとはまったく関係ない話ですが、許してください♪
こういった小ネタが書きたくてブログをやっているようなもんですから(笑)
ブログの当初は小ネタ一発でやっていたんだけどね・・・いつのまにかダラダラと長くなってしまった・・・何故だろう?
自分の性格に何か問題があるのだろうか(笑)
まあ、そんな訳でFacebookページの方は小ネタ中心でやっています♪

ビター・スウィート・シンフォニー? あぁ、オールナイト・ニッポンのテーマ曲か〜って?
違います・・・それは「ビター・スウィート・サンバ」です
「ビター・スウィート・シンフォニー」はテレビ番組「テラスハウス」の曲ですよ
リアリティ・バラエティ番組という事ですが、何だそれ?(笑)
まあ、見た人じゃないとわからないと思いますが・・・

苦くて甘い交響曲・・・矛盾してる?
相反する二つの真実の交錯・・・それが人生なんだと歌っているんだね
Bittersweetと一語になると、「甘くせつない」とか「ほろ苦い」とか訳されている・・・チョコレートみたいだな♪
Sweet Lifeは「甘い生活」じゃなくて、リッチな生活、いい暮らしぶりの意味らしいから、Sweet=甘い ではないんだね
人生、良い事もあれば悪い事もあるさ・・・みたいな感じかな
リチャード・アシュクロフト(ヴォーカル、作詞作曲)が、通り過ぎる人々とぶつかりながらも我が道を行く・・・このPVがいいね

♪俺は変わることができる でも変われない
こうして自分の殻から抜け出せない
今まで祈りを捧げた事なんてなかったけど
今夜はこの苦しみをわかってくれる音が聴きたいんだ

https://www.youtube.com/watch?v=1lyu1KKwC74

苦しみ、もがき、葛藤しながら、解放を望む・・・
音楽というのは正直でいいね
音楽がホンネとタテマエのシンフォニーだったらイヤだな(笑)
この曲はシンフォニーというだけあって、全編に流れるストリングスが効いている
サンプリングですね・・・ローリング・ストーンズの「ラスト・タイム」を、マネージャーのアンドリュー・オールダムがオーケストラにアレンジしたバージョンからサンプリングしている
CD化の際は了承を受けていた筈なんですが、これはサンプリングの時間が長すぎるぞ・・・と
結局、この曲はミック・ジャガーとキース・リチャード(当時はリチャーズではなくリチャードでしたね)の作品という事にされてしまった
ローリング・ストーンズ「ラスト・タイム」のカバーみたいな扱いだ・・・少なくともリチャード・アシュクロフトが書いた歌詞はオリジナルなのにね
大ヒットしたのにリチャード・アシュクロフトに支払われる印税はゼロ・・・
人生はビター・スウィート・シンフォニーだ♪というのを、地でいってしまった訳だね

アンドリュー・オールダムがオーケストラにアレンジしたバージョンは、ストーンズの原曲とはかけ離れている
これは殆ど作曲といえるレベルだね・・・でもアレンジャーには印税が発生しない
ジャガー・リチャードに印税が支払われるくらいなら、アンドリュー・オールダムに支払ってほしくなりますね

https://www.youtube.com/watch?v=cVuh1Ymve2I

ローリング・ストーンズのオリジナルとしては、初のシングルA面となった曲「ラスト・タイム」
確かにオアシスはビートルズに例えられて、ザ・ヴァーヴはストーンズに例えられる事があるみたいですが・・・
でもサンプリングしたっていう事は、このバージョンを知っていたという事だよね
よくこんなバージョンを知っていたな〜と、そしてこの曲をピックアップした その審美眼に感心します

https://www.youtube.com/watch?v=eM2b9CcH1KM

「アーヴァン・ヒムス」はザ・ヴァーヴの3枚目のアルバム
2枚のアルバムを発表した後、メンバー間の確執から解散したんですが、
彼等をリスペクトするオアシスのバックアップにより活動再開したんですね
実際、オアシスのリアム・ギャラガーは「ビター・スウィート・シンフォニー」を30回連続で聴いた・・・という話ですからね
伝説的な名曲です


アルバムの冒頭が「ビター・スウィート・シンフォニー」で、2曲目が「ソネット」・・・
これもシングル化されましたが、この曲にもやられましたね〜
なんとも優しいメロディの曲で、メロディの力を思い知らされます
ついついサウンドとか音色に耳がいってしまいがちですが、
音楽の三要素はリズム、メロディ、ハーモニーですからね
サウンドは枝葉って事なのかな?

ソネットとは十四行詩(定型詩)の事・・・シェイクスピアもソネット作家なんだってね
ここでは「古典的なラブソング」という意味合いで使っているのかもしれないな
♪This is love if you want it
Don't sound like no sonnet my love
君が望むなら これが愛
ソネットみたいには聴こえないだろう ねえ君

優しいメロディというのは、心の闇から生まれてくるような気がするよ♪

https://www.youtube.com/watch?v=r2vGa-yLiso
Coffee Break〜「ジャズ喫茶」という音楽空間

Coffee Break〜「ジャズ喫茶」という音楽空間

  
    
   
君はジャズ喫茶へ行った事があるかい?
ジャズ喫茶?名前は聞いた事があるけど、行った事はないな〜なんて人が多いんだろうな
BGMがジャズなんだろ?正直、ジャズはよくわからないし・・・なんてのもあるだろう
違うんだな・・・ジャズ喫茶で流れるジャズは、BGMではないのだ

札幌の老舗のジャズ喫茶「ジャマイカ」(画像)
ここは自分が学生だった頃(30年以上前ですが・・・)から、すでに老舗と呼ばれていた
(Since 1961と書いてあるね)
「ジャマイカ」という店名は、かつては純喫茶だったので、そう名付けられたらしい
ジャマイカといえばコーヒー豆の名産地だしね
「ジャマイカ」といってもレゲエのレコードをかける店ではありません(笑) ジャズ喫茶です
以前は東映の地下にあったんだ・・・移転はしても、現在も営業を継続しているのが嬉しいですね

ここは音がデカイんだ・・・ハンパないね!
ライブハウスより爆音なんだよ・・・それが売りなんだけどさ
友達や恋人と会話を楽しむ? 無理です(笑)
だから客も「お一人様」が多い・・・納得
店員だって注文が聞き取れないんだからね・・・注文はメニューを指差し!これが確実
まあ、注文は殆どがブレンド・コーヒーなんだけどね
コーヒーとタバコとジャズ・・・他に何もいらないとさえ思える、至福の3点セットだ
とにかくジャズ喫茶とは、大音量でジャズを体感する場所なんです
BGMじゃないと前述したのは、うるさすぎてBGMにならないから(笑)
読書?まあ、そういうツワモノもいますが、絶対集中できないって!
ここではひたすら音楽を聴くしかないんです・・・ただ音楽に身をゆだねる・・・
そうやって感じ取れる事があるんです・・・こういう聴き方があるんですよ
考え事?あきらめてください(笑) そのうち自我も消えてなくなりますから
忘我の境地ですね・・・ほら、座りながら、ノリノリでスウィングしている奴がいるぞ?!
あっちにも肩を揺らして、首を振っている奴がいるじゃないか?!
ゴキゲンだな♪

どうですか・・・ジャズ喫茶に行ってみたくなりませんか? ならないか(笑)
喫茶店を紹介するとなると、友人の「杉本喫茶室ブログ」とカブってしまうのでね・・・あえて差別化してみたんだけど・・・ダメか(笑)
じゃあ、ここで音楽を♪
あ、BGMにしてくれてかまわないですよ・・・ここはジャズ喫茶じゃありませんから
この記事の続きは、ジャズを聴きながら読んでもらえると、読後の充実感が二割増しになるかもしれないし(笑)
それではマイルス・デイヴィスの名盤、「カインド・オブ・ブルー」の収録曲、
「ブルー・イン・グリーン」を聴いてみよう♪
ピアノのビル・エヴァンスの作曲です・・・これは何回聴いたかわからない(笑)
でも未だに聴き飽きないし、いつ聴いてもいいんだな・・・

https://www.youtube.com/watch?v=pz_eGZ8U5kY

ジャズ喫茶では未知の音楽を楽しみたい
ウォークマンやiPodで自分のお気に入りの曲を聴く・・・それも悪くない♪
だが、それは既知の曲ばかりという事でもある
音楽との新たな出会いを求めるなら、ジャズ喫茶もなかなか捨てがたい魅力があるよ・・・でもジャズ限定になってしまうか?(笑)
ジャズ喫茶では、今かけているLPのジャケットを、目立つようにディスプレイしている店が多い
流れている音楽が気に入ると、みんなジャケットを見てメモするんだ
そのレコードを探したり、リクエストしたりするためにね

でも店主は自分のお気に入りのレコードばっかり かけているんだろうって?
それは違うね・・・店主はDJのように選曲しているんだよ
ジャズ喫茶では曲単位ではなく、LPの片面単位でレコードをかけている
例えば4枚のLPをセレクトして、それで起承転結みたいな流れを作っていたりするんだ
もちろん同じジャズマンの曲ばかりが続く事もないし、ピアノ・トリオの演奏ばかりが流れるという事もない
だからリクエストにはそんなに応えてくれなかったりするんだ
中にはジョン・コルトレーンが嫌いな店主もいるかもしれない(笑) どうも、あいつのサックスは生理的に受け付けないとかね(笑)
だからって、ジャズ喫茶にコルトレーンのレコードが1枚もないなんてのはありえない事です
店主の趣味に偏った選曲はしていない筈ですよ

ジャズといっても、カウント・ベイシーやベニー・グッドマン、グレン・ミラーやデューク・エリントンなどのスウィング・ジャズ、ビッグ・バンドのレコードは、
ジャズ喫茶ではかかる事はない
ビリー・ホリデーやエラ・フィッツジェラルドといった歌モノも、聴いた試しがないね
ジャズ喫茶でかかるのは50〜60年代のモダン・ジャズ(当然、インストゥルメンタルです)が中心だ
アドリブ重視のビ・バップから、レギュラー・コンボによるグループ表現を目指したハード・バップに移行した時期のジャズといえるだろうか
丁度この時期は、レコードがSP(スタンダード・プレイ)からLP(ロング・プレイ)に移行した時期でもある
SPはLPと同じ12インチだが、78回転だったので収録時間が5分程度だった・・・シングル盤みたいなもんだね
33回転のLPのフォーマットは、クラシックやジャズの長時間演奏には打ってつけだった・・・レコードがどんどん制作され、量産された時代でもあるんだ

とはいってもジャズのレコードは、当時の日本では入手が困難だったらしい
国内盤の制作も限られていたし、かといって輸入盤を扱っているようなマニアックなレコード屋は都市部にしか存在していなかった
さらにレコードそのものが高価で、手が出なかったというのもある
(40年前、自分の中学時代はLPが2000円台でした。今もCDアルバムは2000〜3000円台と余り価格は変動していません。その間の物価上昇を考えると、昔は現在よりアルバムが高価だったといえますね)
アナログ・レコードの再生も、オーディオにこだわり出すと、これもかなりの出費になる
日本の住宅事情では大音量での再生もままならないだろうし・・・
ジャズ喫茶は、そんなジャズ・ファンのニーズに応えた・・・という背景があるんですね

ジャズ喫茶は日本独自のものなんです(外国にはありません)
古くは歌声喫茶、ゴーゴー喫茶、さらにはノーパン喫茶(!)なんてのもありましたね〜
喫茶店は日本独自の進化を遂げた、ガラパゴス携帯みたいなものかな(笑)
歌声喫茶、ゴーゴー喫茶、ノーパン喫茶は、どれも廃れてしまいましたが、
ジャズ喫茶だけは今もしぶとく生き残っています
今ならまだ間に合うぞ!さあ、ジャズ喫茶へ急げ!(笑)

君も「ジャズ喫茶」という音楽空間を体験してみないか?
哀しみの終るとき〜「月刊ポルナレフ」8月号 特集・ポルナレフの映画音楽

哀しみの終るとき〜「月刊ポルナレフ」8月号 特集・ポルナレフの映画音楽

Michel Polnareff
Ca N'arrive Qu'aux Autres
1971



「哀しみの終るとき」は、同名のフランス映画「哀しみの終るとき」(71年)の主題歌
日本では映画の公開に合わせて、翌72年に発売されている(画像)
この映画ではミッシェル・ポルナレフが音楽を手がけていて、その後もポルナレフは多くの映画音楽を作曲している
6月号、7月号とポルナレフの自作曲ではなかったのでね・・・ここは「作曲家ポルナレフ」にスポットを当ててみようという企みです♪

とはいっても「哀しみの終るとき」は当初、音楽はミシェル・ルグランの起用が予定されていたらしい・・・ポルナレフは代役だったのかな(笑)
フランスではサウンドトラック・アルバムではなくて、サウンドトラックEPとして発売されている(曲が足りないから?)
映画には既発表の「愛の旅人達」「コンピュータの夢」や「おかしなジョー」のインスト・バージョンが使用されているし、急遽のオファーでホントに作曲する時間がなかったのかもしれないね

この映画は、生まれてまもなく愛児をなくしたナディーヌ・トランティシャン監督の自身の体験が基になっている・・・というか、殆どそのまんまの映画です
この映画の英語のタイトルは「It Only Happens To Others」(フランス語の原題の直訳)
「それは他の人々にだけ起こること」・・・言い換えると「それは私たちには起こるはずがないこと」となる
なかなか含蓄のあるタイトルなんだ・・・このタイトルは歌詞のクライマックスでも効果的に使われているよ

https://www.youtube.com/watch?v=94UUWg5u2PE

2分にも満たない曲なんだ・・・3番まであるのにね
イントロも間奏もないからかな?
ひょっとするとこれは、元々インストゥルメンタルとしてレコーディングされたのかもしれないね
良いメロディが書けた♪と提出したら、
「やっぱりポルちゃん、歌ってよ〜♪ ポルちゃんが歌えばヒット間違いなしじゃない? 映画の宣伝にもなるしさ〜」
なんてプロデューサーに言われて、歌をダビングしたんじゃないだろうか?

主演のカトリーヌ・ドヌーヴとマルチェロ・マストロヤンは、この映画の共演で結ばれた・・・まあ、それはどうでもいいか(笑)
どうでもいいといえば、この曲はテレビ「タモリ倶楽部」のドラマ「愛のさざなみ」で使われていましたね♪ さてはこっちの方が有名だったかな?
さらにどうでもいいんですが、野口五郎に「哀しみの終るとき」という同名異曲があるんです(笑)
これもなかなかの逸品ですよ♪



71年にはコメディ映画「大乱戦」(La Folie Des Grandeurs)の映画音楽も手がけている
タイトルの直訳は「誇大妄想」(笑)・・・この映画は観てませんね♪
イヴ・モンタンが一応主演です・・・原作が、あの「レ・ミゼラブル」のヴィクトル・ユーゴーなんですね
これは日本公開の74年に、日本でもサウンドトラック・アルバムが発売されています
もちろん日本のポルナレフ・ファンに売りつけようという魂胆です・・・ポルナレフは歌っていないのにね
ここではたくさん作曲していて、スペインが舞台なのでスパニッシュな音楽やジャズ、ポルナレフらしい哀しくも美しいメロディあり・・・と多彩です
「大乱戦のテーマ」・・・今聴くと、ジャッキー・チェンの映画の音楽みたいに聴こえるなぁ

https://www.youtube.com/watch?v=3oCv5jc0N2Y

74年には「三銃士」・・・これは知りません(笑)
76年には「リップスティック」・・・これはアメリカ映画です♪ ポルナレフも渡米した甲斐があったね
これは割とメジャーですよね? やっぱり映画がヒットすると、映画音楽も注目されるみたいだ
「リップスティック」・・・この日本盤シングルのジャケットは、映画とは無関係なポルナレフの写真でしたね(笑)
一応サントラ盤なんですが・・・これじゃポルナレフが映画に出演しているみたいだ
これも今聴くと、当時の流行のサウンドのコラージュみたいに聴こえるなぁ

https://www.youtube.com/watch?v=jXpeE4bJw4E

ポルナレフは映画音楽を書かせても一流なのはよくわかるんだけど、だからどうした?とも思ってしまうんだ
こういった音楽なら、別にポルナレフが作曲しなくても、誰でもよかったんじゃないか?
ポルナレフらしさがないんだな・・・まあ、映画音楽だから確かにメインは映画なんだよね
ファンの間で評価が高いのは、「大乱戦」でも「リップスティック」でもテーマ曲ではなく挿入曲・・・
いかにもポルナレフらしい、哀しくも美しいメロディの曲だったりする
そう考えると「哀しみの終るとき」こそ、最もポルナレフらしい映画音楽なのかもしれない
まあ、「哀しみの終るとき」はポルナレフの歌も入っているもんな♪ これにはかなわないか(笑)

ミッシェル・ポルナレフの歌は、現在でも事あるごとに世界中の映画で使用されている
「愛の願い」や「愛のコレクション」、インストとして世界的なヒットとなった「バラ色の心」など・・・
日本では「シェリーに口づけ」もそれに加えられるかな?
やはり映画の伴奏という要素の強い映画音楽よりも、ポルナレフの歌心の方がより響く・・・という事なんだろうか


「哀しみの終るとき」の、当時のレコードでのサビの部分の対訳は
♪鳥がいる 鳥がいない その違いをあなたは知っているだろうか
それは哀しみ・・・
というものだった(この対訳が好きだった♪)
ポルナレフの曲ではお馴染みの作詞家、ジャン・ルー・ダバディの作詞だ
対訳といえば「愛のコレクション」も、かなりの意訳だったけどね(それは2月号で書かせていただきました)
「哀しみの終るとき」もちょっとアヤシイんだ・・・

♪Un oiseau de plus
Un oiseau de moins
Tu sais, la difference c'est le chagrin

Oiseauは「渚の想い出」にも出てきたね・・・鳥だ
Plusは英語だとプラスで、Moinsはマイナスに当たるのかな?
Differenceは英語にもあるね・・・違いだ
だとすると、鳥が増えた 鳥が減った じゃないの? 
鳥がいる・いない・・・となると、ちょっと意訳だな(笑)


♪子どもが庭で遊んでいた・・・毎朝楽しそうに
 今朝は学校が休みだった・・・でももう庭に子どもがいることはない
 増えていく小鳥・・・少なくなる小鳥
 その違い・・・それは悲しみなのだろう

 それは他人にしか起こらない
 でも、それは私たちに起こった
 その違い・・・それが悲しみなのだろう


最後はポルナレフのピアノ弾き語りでお聴き下さい♪

https://www.youtube.com/watch?v=fX2BazmQMhM
明日への願い

明日への願い

Elvis Presley
If I Can Dream
1968



エルヴィス・プレスリーのニュー・アルバムが今秋、発売決定!(画像)
イヤ、もちろんプレスリーはお亡くなりになっているんですがね・・・今年は没後35年です
今回の企画は生誕80周年記念という事ですが、まあ、この手の企画は余り好きじゃないな(笑)
でもアルバムに先行して公開されている音源(「明日への願い」のニュー・バージョン)を聴いてみると、これがなかなか良い♪
最近はこればっかり聴いてます(笑)
「明日への願い」と聞いて、リンゴ・スターの曲(It Don't Come Easy)だと思った方、ゴメンナサイ! 今回はプレスリーです
思わずニュー・アルバムを紹介してしまいましたが、このブログはアフィリエイト(ブログやメールマガジン等で広告して、リンク先へのクリックに応じて報酬をもらうシステム)じゃないんだぞ(笑)


エルヴィス・プレスリーは72年の「バーニング・ラブ」がギリギリでリアルタイムだった
ロックンロール・ナンバーなんだけど、当時のロックは高音でシャウトするのが主流だったから、
低音で歌うプレスリーが逆に新鮮でカッコ良かったな♪
「バーニング・ラブ」はプレスリー生前最後のヒット曲になってしまった・・・ホント、ギリギリだったんだね
当時は70年の大ヒット「この胸のときめきを」もラジオでよく流れていたし、CMソングにもなっていたから、後期エルヴィス・プレスリーには個人的に愛着があるんです
もちろん初期のロックンロール・ナンバーも好きですよ・・・「冷たくしないで」とかね♪ 
80年代に入ってビデオの時代になってから、昔の映像が出回るようになったのは大きいですね


プレスリーといえば白の派手な衣裳で、モミアゲをたくわえたラスベガスの人・・・
これが当時の日本人の一般的なイメージだったと思うよ
73年の「エルヴィス・オン・ステージ」・・・これはハワイでのコンサートを、衛星中継で全世界に放送するという世界初の試みだった
もちろんアメリカが自国の最先端の技術を世界に誇示する目論見もあったんだろうけど
これが日本ではちょうどゴールデン・タイムだったんだよね♪
テレビでプレスリーが歌っている!となった訳です
プレスリーは来日公演は行っていない・・・一説には、この衛星中継は日本のゴールデン・タイムに合わせて行われたとも言われている・・・どうなんだろう


ロックンロールのスーパースター登場!
黒人のように歌える白人シンガーとして世界を席巻したエルヴィス・プレスリー・・・
プレスリーがいなかったら、ビートルズの出現もなかった
(これはジョン・レノン本人がそう語っています)
意外な所ではボブ・ディランもそうだし、ミッシェル・ポルナレフがクラシックのピアニストへの道から転向したのもそうなんです(笑)
プレスリーはおふざけでシャウトしていたのが、サン・レコードの創業者サム・フィリップスに気に入られて、レコード・デビューしている
メンフィスのサン・スタジオでは、誰でもレコードが作れるというサービスを行っていたらしい(いいね〜♪)
ダイレクト・カッティングだから1枚しか作れないんだけど、ちゃんとバンドが演奏してくれて、歌うだけ・・・カラオケみたいなもんだね
たまたま母親へのバースデー・プレゼントとしてレコーディングしている時に、サム・フィリップスに見出された・・・
このエピソードからも、いかにも田舎の兄ちゃんといった素朴で暖かい人柄が伺い知れるね
国家が衛星中継でアメリカを代表するシンガーとして選択したのも、そんな要因もあったのかもしれない
アメリカ陸軍に徴兵されて、ちゃんと2年間の兵役を務めたのもあるのかな?・・・その間にロックンロールは下火になってしまったけど(笑)
低俗な音楽、不良の音楽、若者を非行に走らせる悪魔の音楽などと非難され続けたのも大きいんだろうね
アメリカは口当たりの良いアメリカン・ポップスの時代になる
その後、アメリカの音楽だったロックンロールの復活はイギリスという、アメリカにとっては外国のバンドであるビートルズによってもたらされる事になる・・・これはなかなかの皮肉だと思うよ!


プレスリーは映画に活動の主軸をシフトさせる
本人は映画では歌わずに、俳優としてやっていきたかったらしいよ(笑)
もちろん、そんな要望は却下されて、プレスリーの歌が主体の、映画としてはB級作品ばかり・・・というのが実情だ
でも昔は、映画が唯一の世界的な映像だったんだよ・・・テレビじゃ海外まで伝わらないしね
ビートルズが(というかマネージメント側が)映画を製作したのもそういう事なんだろうと思うよ


「明日への願い」は68年、テレビでのカムバック・スペシャルのために用意された曲
この番組でエルヴィス・プレスリーは歌手としての復活を果たしている
If I Can Dreamというタイトルは、キング牧師のI Have A Dreamに呼応していて、人種差別、ベトナム戦争へのプロテストなんですが、
自分はずっと人生の応援歌だと思って聴いていました(笑)今もそうですね
心を揺さぶるソウルフルな熱唱がたまらない!
個人的に大好きなロッカ・バラードの曲でもあるしね(笑)
今回のニュー・アルバムではこの曲がタイトル曲、エンディング曲となっています♪

https://www.youtube.com/watch?v=wWtXobFa8wk


この映像は、今は亡きエルヴィス・プレスリーの映像(カムバック・スペシャルの歌と映像)と生演奏とのコラボレーションで、黒人を交えたコーラスが最高に盛り上げてくれますね!
ニュー・バージョンは音源だけなので(あたりまえか?)、今回は歌詞も付いているこちらの映像にしてみました
イヤ、ニュー・バージョンもこの音源を参考にしたんじゃないか?と思うくらい、コーラスがフィーチャーされているんですよ(YouTubeにもあります)
今回のニュー・アルバムは全曲がロイヤル・フィルハーモニー・オーケストラとの共演
プレスリーの歌のダイナミズムを存分に味わえる出来になっていると期待します♪
でも買わないかも? このブログはアフィリエイトじゃないしね(笑)
ポチッとしなくてもいいんです♪
蛍〜サザンオールスターズの夏

蛍〜サザンオールスターズの夏

サザンオールスターズ
「蛍」
作詞・作曲 桑田佳祐
平成25年(2013年)
シングル「ピースとハイライト」収録



♪一人で渚に立って 寄せる波に吐息だけ・・・
オールド・ファンには涙の、サザンオールスターズ「恋はお熱く」・・・
ファースト・アルバム収録の、夏の終りを歌った曲だ
サザンでは定番といっていいハチロク(8分の6拍子)のナンバーで、
のちの「ラチエン通りのシスター」や「栞のテーマ」などのプロトタイプともいえるかな?
サザンオールスターズはYouTubeに本人達のフル音源が殆どない・・・
そんな大人の事情もあって、今まで取り上げる機会を逸してしまったアーティストなんです(笑)
やはり、夏といえばサザン!という事で、今回は「真夜中のサイレント・ラジオ」というブログ当初のコンセプトに則って、そ〜っと静かにお送りします♪


デビュー当時のサザンはアマチュアの学生バンドそのままの
自由で、ある意味無責任ともいえる等身大の音楽性が支持されていたように思う
桑田佳祐がまだ作詞・作曲を始めたばかりだったというのも、楽曲を新鮮で驚きのあるものにしていたのかもしれない・・・何より桑田本人が楽しんで作曲しているのが伺える
余り何も考えていない(失礼)乗りの良い学生バンド・・・といったデビュー当時のイメージは今も変わってはいない
しかし現在のサザンオールスターズの音楽は、そんなパブリック・イメージとは裏腹に、しっかりと作り込んだものに変化している
桑田佳祐、ああ見えてマジメな奴なんだよ(笑)
まあ、事務所やレコード会社の期待も大きいんだろうし、自分達の活動が彼等の生活を支えている・・・なんて考え出したらプレッシャーだろうね
事実、音楽誌のインタビューでは、何度も解散を考えた・・・と告白している


サザンの歌詞は何て言ってるのか(歌っているのか)よくわからないと言われる・・・そうかな?
確かにセカンド・アルバムからは日本語と英語のチャンポンになっているからわかりにくいかもしれない
ラジオから流れてきたデビュー曲の「勝手にシンドバッド」は、日本語がノリノリの16ビートで、しかもしっかりと聴こえてくるのが痛快で、衝撃的だったんだけどね
(英語が入っていないというのもあるかもしれない)
元々はザ・ピーナッツの「恋のバカンス」みたいな曲だったらしく、メロディにはその面影があるね
それをディスコ・ビートにしたら、ラテンみたいな曲になってしまったという訳だ
当時、アメリカにファニア・オール・スターズってサルサのバンドがいたんだ
「勝手にシンドバッド」の曲調からして、サザンオールスターズっていうバンド名は、そこから頂いたんだとばっかり思ってましたね
ラテン命!のバンドだと思っていたな
違いました(笑)・・・サザンとはサザン・ロック(アメリカ南部の泥臭いロック)の事だったんですね


やはり洋楽に憧れているアーティストはデタラメな英語で作曲するもんなんだね〜そういう人は多いと思う
(桑田佳祐、矢沢永吉、吉井和哉のデタラメ英語のデモ音源を聴いた事があります)
昔は日本のロックなんて、あってないようなもんだったから、ロックを聴く=洋楽を聴く だったんだよ
作曲のイメージは洋楽で、自分が英語で歌っているイメージ・・・
英語の感覚は喉まで出かかっているんだけど、いかんせん正しい英語の歌詞が口をついて出てくる程、英語は堪能ではない(笑)
だからデタラメな英語になる・・・だからあんまり公開もされていないんだと思うよ♪
そのデタラメな歌詞の音感を活かしたい・・・そうすると
「I could never・・・」だった歌詞が「愛苦ねば・・・」になったりするのだ
(サザンオールスターズ「ジャパネゲエ」の歌詞です)
洋楽は歌詞の意味なんてわからないで聴いて、良いとか悪いとか言ったりする
だから歌詞なんてどうでもいい?なんて開き直っている部分もあるのかもしれないな(笑)
イヤ、桑田佳祐の歌詞はとても繊細だと思うよ・・・日本人ならではの情緒があるね

音楽で歌詞の貢献度はせいぜい20%くらいのもんだと思う
歌詞ばかりが取り沙汰されるのは、評価しやすいから・・・
音楽について正しく評価しようと思ったら、専門用語ばかりになってしまって訳わからなくなるからじゃないの?(笑)
でも時代を超えて残る曲っていうのは、やっぱり歌詞もいいんだよね・・・
歌詞の意味性は重要なんだ


「蛍」は今年(2015年)発表されたサザンオールスターズの10年振りのアルバム「葡萄」のラスト・ナンバーとして収録されている
2年前のシングル収録曲なのに・・・(笑) これは大物アーティストだから許されるんだろうね
10年振りとはいっても、桑田佳祐は精力的にソロ活動していたから、正直長いインターバルとは余り感じない
10年前の2005年は2枚組の「キラーストリート」・・・
そういえば、アナログ2枚組の「Kamakura」は1985年だった
xxx5年というのは何か意味があるのだろうか
桑田佳祐は1956年の早生まれだから、1985年は桑田佳祐20代最後の年だったという事になる・・・20代の総括が「Kamakura」だったのかもしれないな
今回の「葡萄」は50代最後のアルバムという事になる
来年で還暦なのか〜


「蛍」は映画の主題歌として書かれ、太平洋戦争で亡くなった(自ら命を絶った)友、英霊への歌
身近な人や大切な人を亡くした人の歌としても聴ける平和への祈りでもある
サザンの夏、日本の夏・・・
日本の夏は終戦の夏、お盆の夏でもある
サザンはここで日本の夏を歌っているのだ・・・さすが国民的バンドだね♪


https://www.youtube.com/watch?v=qlrqRNTvRFM


自分の父親が健在だった頃、実家に帰ったら両親がドラマの再放送を観ていて、
主題歌だったサザンオールスターズの「涙のキッス」を、二人して「いい曲だね〜♪」と言っていたんだ
もちろん最近の音楽なんか聴いていない世代ですよ?
まさに国民的バンド・・・老若男女に愛されているんだな〜と実感してしまいましたね
しかも30年以上もヒット曲を生み続けているというのは、ある意味ポール・マッカートニーを超えているんですよ
両親は終戦時は小学生だった・・・昭和一桁生まれです

戦後70年・・・夏は終りぬ・・・かな?
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