Listen To The Music

真夜中のサイレント・ラジオ、MRT2(マルタツ)です冗談野郎のグダグダな話を絶賛ON AIR中〜Listen To The Music Facebookページhttp://www.facebook.com/nipperradioYouTubeのリンク切れは御容赦下さい💧記事を選択(記事名をクリック)するとこのブログの人気の記事(Popular Entries)が表示されます©2012ー2017 公害新聞社
真夜中のサイレント・ラジオ、MRT2(マルタツ)です
冗談野郎のグダグダな話を絶賛ON AIR中〜


Listen To The Music Facebookページ
http://www.facebook.com/nipperradio


YouTubeのリンク切れは御容赦下さい💧


記事を選択(記事名をクリック)すると
このブログの人気の記事(Popular Entries)が表示されます


©2012ー2017 公害新聞社
このブログは長い間更新がありません。
つなビィでは、5年以上ログインがないアカウントは削除される場合がございます。
削除を希望されない方はこちらよりログインをお試しください。
ドリーム・オン

ドリーム・オン

Aerosmith
Dream On
1973



飛べ!エアロスミス、闇夜のヘヴィ・ロック
エアロスミス「ドリーム・オン」・・・野獣生誕です


と、まあアルバムの邦題を並べてみただけですが(笑)
「ウォーク・ディス・ウェイ」は邦題が「お説教」ですからね〜
やっぱり邦題には愛着がありますね


クイーン、キッス、エアロスミスが「御三家」なんて
呼ばれていた時代もありました
クイーンとエアロは、世界に先駆けて日本でブレイクしているんです
チープ・トリック、ジャパンもそうでした・・・日本のミーハーはなかなか侮れない


エアロスミスは日本ではセカンド・アルバムでデビューしていて、
「ドリーム・オン」は当時未発売のファースト・アルバムからのシングル・カットでした
アメリカでは76年の再発でやっと大ヒット
今頃?とヤンキーたちを大いに見下してしまった・・・日本のガキ共でしたね


アメリカでは地元ボストンでは受けていたようですが、
やっぱりライブで地道に支持を集めてきたんでしょうね
レコードは「ストーンズの劣悪なコピー」と散々な言われ様だし・・・
それってスティーヴン・タイラーがミック・ジャガーと並ぶ
タラコくちびるの持ち主だからか?(笑)
イヤ、マジでタイラー少年、それでイジメられていたそうです・・・


アルバムとしては「ロックス」「ドロー・ザ・ライン」に熱中しましたね
家でレコードかけて歌ってましたし、何故か踊りたくなって
踊り出したのには自分でもビックリです(笑)
当時、プロデューサーのジャック・ダグラスがやたら持ち上げられていました
荒削りなライブ・バンドの魅力を、レコードにするのは難しいという事かな?
確かにこれ以降はライブ・アルバムしか評価されていないからな〜(笑)
でもイケイケのエアロスミスは最高だったね
時代はパンクになりつつあったけど、全然負けていないんじゃないの?
小難しい事をやらないのがいいんだな
やろうとしてもできない? そりゃ失礼だろう(笑)


「ドリーム・オン」は、そんなエアロスミスとしては毛色の違うナンバーですね
バンドの代表曲には収まらない、今ではロックの名曲と謳われています
当時日本でヒットしたシングル・バージョンが、短く編集されていたものだとは知らなかった・・・
ラジオでアルバムのフル・バージョンを聞いた時は鳥肌が立ちましたね!
その時の衝撃が今でも残っているんです
祈りのようなイントロが既に全てを物語っている・・・


http://www.youtube.com/watch?v=X39MaWV8aCQ


♪人生には代償がつきものだ
過ぎて行く年月、流す涙のために
俺と一緒に歌ってくれ せめて今日だけでも
明日は神に召されるかもしれない
夢を持とう すべて叶えるまで
夢を見るんだ!


物悲しい曲調です
夢みようという歌ですが、夢をあきらめないでね♪みたいな
応援ソングではないですね(笑)
どちらかというと、自殺撲滅キャンペーン・ソングかも・・・
クライマックスで、半ば投げやりに
高音シャウトする♪侫ream On!
待ってました!と叫びたくなりますね


スティーヴン・タイラー・・・タラコくちびるのヴォーカルとして
認知されていますが、ドラマー出身で、作詞作曲、
ピアノ、ギター、ハーモニカ・・・
さらにはバイオリン、フルート、サックス、トランペットまで
なかなかの才人です
今ではアメリカを代表するロック・バンドとなったエアロスミス・・・
ドラッグの問題やメンバー間の対立もありましたが、継続は力なりです
まさにドリーム・オンし続けた結果がこれですね


この歌詞の冒頭・・・
♪鏡を見ると、また顔にシワが刻まれている・・・
若者の書く歌詞じゃないね! 随分老け込んでいるよ
今ならお互いしっくりきますが(笑)
誓い

誓い

The Stylistics
You Make Me Feel Brand New
1973



これがスウィート・ソウルだ!
スタイリスティックス「誓い」です


スタイリスティックスというと「愛がすべて」も代表曲ですね
あれは「ハッスル」でお馴染み(我々世代限定ですが・・・笑)の
ヴァン・マッコイが手掛けているので、当世風のディスコ・サウンドになっているんですね
それまではフィリー・ソウルの立役者、トム・ベルが手掛けていたんです
スウィート・ソウルですよ・・・甘美な官能の世界


当時、ダイアナ・ロスとマーヴィン・ゲイの「ユー・アー・エブリシング」もヒットしていましたが、
これもスタイリスティックスがオリジナル(カバーだ)
大橋純子の「やさしい人」もそこそこヒットしていましたが、
これもスタイリスティックス「フロム・ザ・マウンテン」がオリジナル・・・
(パクリだ 笑)


ソウルというと、どうも大人な洗練されたイメージを持ってしまう・・・
泥臭いソウルもあるんだけどね
まあ、当時 都会的なフィリー・ソウルの時代だったという事もありますが
・・・犯人は小林克也だ(笑)
当時、「ソウル・フリーク」という ソウルばかり流すラジオ番組があって
カッコよかったんですよ
あの声、あの英語ですから・・・もうたまりませんでした
当時はまだ「ベスト・ヒットUSA」で顔バレしていなかったしね(笑)
余計にカッコよかったんです


スタイリスティックス「誓い」は泣けるね〜!
悲しい曲じゃないからこそ、泣けるんです
これは一点の曇りもない究極のラブ・ソング!
でもI Love Youとは 一言も言っていないのが憎いんです


http://www.youtube.com/watch?v=WogXHXua9Ds


♪君が幸せでありますように
君といると生まれ変わったみたいだ
信じてくれて嬉しいよ
ありがとう


だもんな〜チーク・タイムでかかる訳だね!
披露宴にも最適だ・・・キャンドル・サービスで聞いた事があるよ
イントロのエレクトリック・シタールがまた染みるんです
余り使われない楽器だよね・・・エレクトリック・シタールと言えば
この曲です!適材適所!
(野口五郎「私鉄沿線」のイントロもそうですね)
山下達郎もこの曲、得意の一人アカペラでやってます
この曲、好きなんだろうな〜
タツロウはオリジナル曲でも、エレクトリック・シタールを
さりげなく使っていたりするんだ・・・嬉しくなりますね


ウーン、なかなかクリスマスに相応しい選曲なんじゃないの?
(自画自賛)
クリスマス・ソングに辟易したアナタにもオススメです
でもケーキより甘い曲だからな〜口直しにはならないか?
クドイかも♪
今夜はドント・ストップ

今夜はドント・ストップ

Michael Jackson
Don't Stop 'Til You Get Enough
1978



キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンです
どうだ、ミーハーだろう?(笑)
伝説のスーパー・スターになってしまったマイケル・ジャクソン・・・
ですが、その音楽については 余りマトモに語られていない気がする
考えてみると・・・ジャクソンズも含めて、マイケルのCDは全部持っている!
やっぱりミーハーか?(笑)
まあ、アルバム「スリラー」はあれだけ売れたんだ・・・持ってる人は多
いんじゃないの?
大丈夫、君は間違っていないよ(笑)


「今夜はドント・ストップ」はアルバム「オフ・ザ・ウォール」の
オープニング・ナンバーにして、第一弾シングル
とにかく若くて活きがいい ピチピチだ
モータウン・レコードから4人の兄とジャクソン5としてデビュー、
移籍後はジャクソンズとして自作曲をヒットさせ、
余裕のソロ・アルバム発表だ
モータウン時代にも「ベンのテーマ」など、ソロでのヒット曲があったが、
本格的なソロ活動はこのアルバムからだ
というより、新しいスター、マイケル・ジャクソンの誕生だね
二十歳になったばかりのマイケル・ジャクソン、華麗に小粋にエンターテイナーしています


http://www.youtube.com/watch?v=yURRmWtbTbo


マイケルの自作曲はファンキーでいいよ
ジェームス・ブラウンに通じるクサさがあるね
(Funky←元々はクサいという意味です 笑)
この曲もポリリズムでリズム・アレンジが素晴らしい
デモ音源を聞くと殆ど完成されているんだね・・・想像以上だ
プロデューサーのクインシー・ジョーンズは、イントロにストリングスを足して
派手な間奏を挿入しただけなんだね
クサいぞ、マイケル!
タイトルも「満足するまでやめないで」という、
ちょっとエッチな意味にも取れるもの・・・
こういった下ネタを匂わすのは、ブラック・ミュージックの伝統芸ですね
さすがマイケル、芸歴が長い


この他にもマイケルが書いた「ワーキング・デイ・アンド・ナイト」「ゲット・オン・ザ・フロアー」がクサくて最高だ
全部アルバムのA面に入っていて、よくディスコではA面ぶっ通しでかかっていましたよ
このアルバムのマイケルはとにかく楽しそう
サウンドはソウルやブラック・コンテンポラリーの範疇だから、
その手の音楽が好きな人は間違いなく、このアルバムが一番好きだって言うね
「スリラー」以降のロック唱法は、怒りが滲んでいる気がするよ・・・
切ったら血が出そうな声だ


アルバム「スリラー」は「オフ・ザ・ウォール」を下敷きにして作られている
それがまさしくスリラーな大ヒットとなってしまった訳だ
それ以降は、マイケル本人がスリラーになってしまう(笑)
晩年の風貌は白人の女性みたいだったもんな〜
まあ、人種も性別も越えた存在ではありましたけどね・・・


天上の星となったキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソン・・・
そうそう、「キング・オブ・ポップ」って、マイケル自身が
そう呼ばれたいと、自ら考え出した言葉なんですよ
自己プロデュースがハンパないね!やりすぎだ(笑)
マイケルの死後に発表された未発表作品集に「ベスト・オブ・ジョイ」という自作曲があるんです
これは自分の子供達との幸せな時間を歌っている、悲しくも心温まるナンバー
♪僕は永遠・・・
僕等は永遠・・・


永遠って・・・死を予感していたのだろうか
子供達への遺言みたいにも聞こえるね
長い間、待ち焦がれていた暖かい家庭を築く事ができた・・・
孤独な晩年ではなかったのだと思いたい・・・
それでは皆さんも、大事な人と幸せなひとときを♪
大事な人と過ごせない人も、一人の人も、仕事で休めない人も・・・
世界中にメリー・クリスマス!
冬の散歩道

冬の散歩道

Simon & Garfunkel
A Hazy Shade Of Winter
1966



冬になると何故か聴きたくなりますね・・・
サイモンとガーファンクル「冬の散歩道」です


サイモン・アンド・ガーファンクルじゃなくて、
サイモンとガーファンクルなんだよね・・・
&までしっかり日本語に訳しているのが、余計なお世話でいいです
もうすっかり定着しちゃって、違和感がないもんね
サイモンとガーファンクル・・・「と」にすると、途端に
近所のお兄さんみたいな感じになるね・・・親近感が出てくるんだ
日本に住んでいる外人さんみたいだね
コンビでお笑い芸人を目指しているのかもしれないな〜応援したくなるね(笑)
まあ、それはともかく、フォーク・デュオって学生さんって感じがするんだよな〜
カレッジ・フォークじゃなくてもね


「冬の散歩道」・・・この曲は何故か、サイモンとガーファンクル解散後の
73年にシングルとして発売されているんです
そして何故かヒットしていたんですね
当時はタイアップなんてないのにね・・・不思議だ
その時にシングル盤を入手したんです
世代的には、CBSといえばCBSソニーなんですが、当時は新しい会社だったんですね
60年代はCBSのレコードは日本コロムビアが発売していた(画像)ので、
70年代になって、旧譜をCBSソニーが再発売した・・・という事かな?


で、そのレコードのジャケット画像を探したんだけど・・・
ないんだな、コレが
そのジャケット、写真はアルバム「サウンド・オブ・サイレンス」と同じ物を流用していたんだ
そのアルバムには、この曲は入っていないんだけどね(笑)
「冬の散歩道」だから、雪のある、冬のジャケットにしたんだろうな
お気に入りのジャケットでしたね


この曲はギターのリフが耳に残るね!
B'zさんがパクってるくらいですからね〜
ハード・ロックのリフですよ、これは
バングルズのカバーもヒットしましたが、完全にロックでしたね
でもサイモンとガーファンクルは、エレキじゃなくてアコースティック・ギターなんです
12弦ギターなんですね・・・これは美しいよ


彼等の代表曲「サウンド・オブ・サイレンス」も元々、
アルバム・バージョンは、全編アコースティックで演奏されていた
それを当時のレコード会社が、売れ線のフォーク・ロックに
勝手にアレンジしたら大ヒットしちゃったんです
(2コーラス目からバンドの音が加えられている)
まあ、確かにタイトルにサイレンスって入ってる曲に、
エレキなんてとんでもない!というのはわかる
でも逆に、アコースティックなイントロとアウトロが
引き立っている印象があるけどね


まあ、そんなレコード会社のやり方を根に持っていたポール・サイモン・・・
アコースティックでもロック調にすればいいんだろっ?!
って開き直ったのが「冬の散歩道」なのかもしれないね
この曲は濃厚だよ〜密度感が凄いね!
3分にも満たない曲だけど、展開が目まぐるしいんだ
凝縮されているんだね
ビートルズでいえば「ヘルプ」みたいな・・・
悪く言えば、詰め込み過ぎ(笑)
自然に出来た感じがしない・・・考えて練り上げたみたいな・・・
ウーン、ポール・サイモンならやりかねない


https://www.youtube.com/watch?v=DiW2RHuhifI


この歌詞も美しいね
やっぱりポール・サイモンは詩人だよ
当時、レコードでは片桐ユズルさんが対訳していたんじゃないかな
片桐さんも詩人なんだ・・・ボブ・ディランの訳詞で有名な人だけど、
ポール・サイモンにも目を付けていたんだね
ところが!このシングル盤には対訳が付いていなかった
その分、解説がやたら長いんだよ・・・LPならわかるんだけどさ
あれは解説というより散文詩(笑)
一つの作品みたいだったよ
味のある文章だったけどね・・・さすが詩人は違う!


英語だから意味はよく分からないんだけど、なんだか美しく感じたのは
字ヅラと音の響きかな
友達と二人で辞書を引いて、ああでもない、こうでもないと
翻訳した記憶があります・・・若いって素晴らしい
結果、余計分からなくなるんだけど(笑)
そんな事したのは、この曲だけだね
そうなんです・・・邦題は「冬の散歩道」ですが、タイトルにも歌詞にも
「散歩道」に該当するような言葉はどこにも入っていないんです
でもこれ以上の邦題はちょっとありえないな・・・出来過ぎだ


この曲は自分と、もう一人の自分との対話になっている
自信を失った自分と、そんな自分を励ます自分
外は冬枯れの街
希望を捨てずにいれば、やがて春が訪れる・・・


独りで散歩するというのは、まさにそういった自分との対話に他ならない
そう考えると「冬の散歩道」という邦題は、言い得て妙なんだ!
「サウンド・オブ・サイレンス」でも、心の中の暗闇を
「友達」と呼んで語りかけるポール・サイモン・・・
やっぱり稀代の詩人ですね♪
愛の願い

愛の願い

Michel Polnareff
Love Me Please Love Me
1966



またまたミッシェル・ポルナレフです!
二度ある事は三度ある・・・ってか?!
まあアンコールだと思って下さい(笑)


当時の洋楽ファンなら、ポルナレフを知らない人はいない・・・
隠れポルナレフ・ファンはかなりの数、存在しているのだ
「愛の願い」? 似たようなタイトルばっかりだな〜
そんな曲知らね〜よ・・・って?
いや、耳にした事はあると思うよ
絶対に聞いたら、えっ?この曲、ポルナレフだったの?
ってなる事は目に見えているんだ
ポルナレフの曲は、ギョーカイの隠れファンたちが
CM、ドラマ、映画にバンバン使っているからね〜
刷り込み効果は絶大だ
フフフ・・・ポルナレフ・ファンは、密かに増殖しているのかもしれないな〜


この「愛の願い」は「シェリーに口づけ」に続いて、
日本では71年のヒット曲
フランスでは66年のデビュー曲「ノン・ノン人形」に続くヒット・・・
デビュー・アルバムのタイトル曲です
ファンの間では有名な話が、このアルバムに
ジミー・ペイジとジョン・ポール・ジョーンズが参加している!
という事ですね
(何故かみんな知っているんだ・・・ネットのない時代なのにね)
当時レッド・ツェッペリン結成前で、二人とも
スタジオ・ミュージシャンとして活躍していたんですね
そうそう、チャーも十代からスタジオ・ミュージシャンやっているんです
郷ひろみ「裸のビーナス」のギター・ソロを聞いてみて下さい
本人はただ楽譜を見て演奏しただけで、記憶にないそうですが(笑)


日本でも、テイチクが66年にリアルタイムで
「ラブ・ミー・プリーズ・ラブ・ミー」として出していたんですね
これは後になって知りました
ミッシェルではなくミシェルになっている・・・
ミシェルの方が原語の発音に近いみたいです
大天使ミカエル(Michel)から来ている名前ですね
(英米だとマイケル=Michaelですな)
あれ?ビートルズの「ミッシェル」って女の名前じゃなかったっけ?
そうなんです
(フランス語も出てくるからフランスの女性なんでしょうね)
なんとミッシェルは男にも女にも使われる名前なんです
同じミッシェルでも男性の場合はMichelで、
女性はMichelleとスペルが違うんですね
シェー! おフランス語は難しいざんす!


「愛の願い」は、よくある3連のロッカ・バラード
(ビートルズ「オー・ダーリン」やプラターズ「オンリー・ユー」など・・・)なんですね
でもそう聞こえない・・・ロマンチックな曲なんだ
途中、泣きのメジャーセブンスが入るパートがたまらないんです
(泣きのメジャーセブンス・・・キーがC、Amの曲ならFmaj7の事です
J-POPのサビでよく使われていますね)
まだこの頃はカーリー・ヘアとサングラスの人じゃなくて、
素顔の優男風なポルナレフ・・・曲も純真な片想いを歌っているんです


http://www.youtube.com/watch?v=wptCl_Ey4sE&rl


♪僕はあなたに夢中なんだ
あなたは何故いつも、僕の哀れな恋を冷たくあざけ笑うの?


年上の女性なんでしょうね・・・せつなくなります
歌詞は♪Love Me Please Love Me〜だけ英語です
またしても出だしだけ英語のパターンですな
中学生でもわかる英語でいいですね
Pourquoi(なぜ?)は、ポルナレフの歌詞によく出てくるので
覚えてしまった数少ないフランス語です


イントロのピアノがまたよく歌っているんだ・・・
さすがタダモンじゃないな〜と思わせますね
リチャード・クレイダーマンみたい・・・なんて言う奴もいましたが、
確かに彷彿とさせるものがあります
まあ、そいつはRCサクセションの「スロー・バラード」の
イントロのピアノもクレイダーマンみたいだと言っていた奴なので
気にしないでくれ(笑)
クラシックだけではなく、ロックンロールやブルースの影響が感じられる演奏がイイですね


「愛の願い」は誰にもある、かなわない想い・・・
初恋を思い出させる・・・そんな名曲なんです
さあ、君も聞いてせつなくなろう(笑)
みんなで聞けば怖くない(笑)
ポルナレフ・ファン増殖計画・・・
これでまた一歩、野望に近付いた?!
火の玉ロック

火の玉ロック

Michel Polnareff
Great Balls Of Fire
1972



マルタツの「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」、今夜は先週に引き続き
フレンチ・ポップスの貴公子、ミッシェル・ポルナレフの特集です
Stay Tuned!


「火の玉ロック」・・・これは東京公演のライブ・アルバム、
「ポルナレフ・ア・トーキョー」からのシングル・カットです
アルバム、シングルとも日本独自企画ですが、当時人気沸騰中のポルナレフ・・・
ヒットしない訳がありません


ライブ・アルバムとしては、本国ではオランピア劇場での
公演を収めたものが既に発売されていたんですね
(日本でも後に発売)
それを出さなかったのは、日本でだけヒットして代表曲にもなった「シェリーに口づけ」を
演奏していないからじゃないか? こりゃ日本では売れんぞ!
という事でしょうね
(オランピア劇場の公演のポスターが例のポルナレフのヌード写真です)
ただ「ポルナレフ・ア・トーキョー」はCD化されてないんだよね
多くの人に聞いてほしいんですが・・・今後も無理だろうな
「火の玉ロック」もYouTubeにアップされてないし・・・
このブログは一応、シングルとしてヒットした曲ばかり取り上げているし、
マニアックな選曲はしていないつもりなんですが(笑)
曲を検証してもらえないのは残念ですね
実は「Listen To The Music」というタイトルには、「この曲を聞け!」
というニュアンスも込めているんです


「火の玉ロック」はアンコールとして演奏されたロックンロール・ナンバーで、
オリジナルはジェリー・リー・ルイス、1957年のヒット曲です
ポルナレフは他にもリトル・リチャードの「ジェニ・ジェニ」も演奏していますね
どちらもピアノ弾きのロックンロールだ
ポルナレフはパリ音楽院出身ですから、ピアノはパリパリ・・・
じゃなくてバリバリなんです
ロックンロールに出会って夢中になって、ああなってしまったんですね(笑)
両親と対立、ヨーロッパへ放浪・・・
ギターはその頃、独学で身に付けたんです
当時「火の玉ロック」にはファンも、オッ?ポルナレフ、
ロックンロールやるんだ?!と思ったんじゃないかな
レコード収録のオリジナル曲には、ここまで激しい曲はなかったもんね
というより、誰もポルナレフをロックンローラーとしては見ていなかったと思うよ
「火の玉ロック」(凄い邦題だな)はライブだし、アンコールだし、
ロックンロールだし、最高にノリノリです
このロックンロール・ピアノが凄いんだ!


<追記> B面の「トランペット」と共に YouTubeに再アップされました
https://youtu.be/g2w8whJmqfM


後でオリジナルを聞いてみたら、ジェリー・リー・ルイスの弾き方を
完全にコピーしているんだね
とにかく興奮させられました!
ポルナレフにはロックンロールまで教えられちゃったよ〜
ピアノも凄いが、歌も凄い!歌詞がメチャクチャなんだ(笑)
まあフランス人ですからね〜英語は苦手なのかもしれません


あとライブ・ナンバーとしては「トランペット」
(「火の玉ロック」のB面)にも触れない訳にはいかない
これはガーシュウィン作の名曲「サマータイム」を
トランペットの口真似で吹く(歌う?)というもの
ウ〜ン、トランペットに似てるかどうかは微妙ですね・・・
似てないな(笑)
これは吹き出す人がいるかもしれません
変な人だなぁ・・・こういう事をするから憎めないんだ
これもYouTubeには、後半の「剣の舞」の部分しかないのが残念
当時、NHKでも放送されたんだけどね


その後マネージャーにカネを騙し取られてしまい、
税金が払えなくなってアメリカへ逃亡・・・
念願のアメリカでのデビューを果たしますが、
成功とは程遠いものでした
アルバムはアメリカのマーケットを意識したのか、
アレンジにもオリジナリティが感じられなかった上に、
フランス語ではなく、英語で歌うポルナレフは
余り魅力的とは言えませんでした・・・
(フランス語がポイントだったのか?!)


それでも今も、フランスでは国民的スターです
髪の毛は少し寂しくなりましたが、カーリー・ヘアも
サングラスもそのままです
そのままアメリカに住んで、フランスへは帰っていないみたいですが(笑)
ポルナレフはいい曲いっぱいありますよ
「シェリーに口づけ」だけじゃないんです(しつこいね)
フランス語だから確かに訳わかんないんですが、その分
妄想の世界に浸れます(笑)


いかがでしたか?
今夜は、ロックとロマンの出逢い、ミッシェル・ポルナレフの世界をお送りしました
それではまた、この場所でお会いしましょう♪
愛の休日

愛の休日

Michel Polnareff
Holidays
1972



ロックとロマンの出逢い、フレンチ・ポップスのスーパー・スター、
ミッシェル・ポルナレフです


「ロックとロマンの出逢い」というのが、当時のエピック・ソニーの宣伝文句でした・・・
ウーン、上手い事言うもんだな〜
フレンチ・ポップスというのも懐かしいね
当時はフランスのポップスも、日本の洋楽チャートを賑わしていたんだもんな〜
シャンソンに代わる言葉がフレンチ・ポップスという訳だね


最近はミッシェル・ポルナレフというと、「シェリーに口づけ」の人でしょ?
と言われてしまうんだが・・・ちょっと待ってくれ!(笑)
そりゃ「シェリーに口づけ」は良いさ
でも本国フランスでも日本でも、一番売れたのは「愛の休日」なんだぜ?!
「シェリーに口づけ」はフランスではB面曲で、
フランスではポルナレフの代表曲では全然ないのだよ!
・・・とは言っても、B面曲をA面にして大ヒットさせた日本の
エピック・ソニーさんは大したもんだよね!
本国ではアルバム未収録のEP曲もいっぱいあって、日本ではリリースされていない曲も多い
シングルもアルバムもフランスと日本では大分違うんだ
まあビートルズもイギリス、アメリカ、日本とバラバラだし、そんなもんなんでしょうね・・・


とにかく当時(70年代前半)のポルナレフの人気は凄かった
カーペンターズとポルナレフは、歌謡曲のランキング番組でも常連だったくらいですからね
当然、マルタツ少年もハマりました
「愛のコレクション」「愛の願い」「哀しみの終るとき」
「忘れじのグローリア」「渚の想い出」・・・どれもいいんだなぁ


そうなんです・・・実は最初に買った洋楽のレコードはミッシェル・ポルナレフだったんです
しかもシングルじゃない!LPだ!しかも2枚組!
(たぶんお年玉があったんだね)
ソニーさんが出していたギフト・パック・シリーズという奴で
(もちろん日本独自の企画)限定盤だったんですね
クリスマス、お歳暮にどうぞ〜って事かな?
ボーナス狙いなんだろうね
ボックス仕様になっていましたよ
他のアーティストのもあったみたいだけど、年明けにたまたま売れ残っていたのをゲットしたんです


当時はまだベスト・アルバムが発売されていませんでしたからね〜
これは当然ベストな選曲がされているし、大満足です!
C面は東京公演のライブ・アルバムからの選曲、
D面には日本未発表の曲を集めたという至れり尽くせり・・・
ジャケットには、フランスで問題になった臀部丸出しのポルナレフの写真が!
正直気持ち悪かったです(笑)
これじゃ〜お下劣でギフトに相応しくないんじゃないの?
その後さらにエスカレートして、オールヌードで局部を帽子で隠す
(というか局部に帽子を引っ掛けている)写真もありましたが、
またまた日本盤ではレコードのジャケットになっています
エピック・ソニーさんも好きねえ〜


トレードマークになっているカーリー・ヘアとサングラス・・・
素顔だと普通の青年なんだけど、あの格好になると
スーパー・スター然とするんだね
(エルヴィス・プレスリーも、金髪はワイルドじゃないな〜と思って、黒く染めていたらしい)
気難しそうな感じも、アーティストらしくて好きだったね
ポルナレフの声にも痺れたな〜
ファルセットもいいけど、低音もカッコイイんだ
俺もあんな声になれたらいいな〜と
変声期前のマルタツ少年は憧れたものでした
俺にとっては間違いなく最初のアイドルだったね!
(可愛い女の子じゃないんだけど・・・)
夢中になったもんな〜


アルバムは毎日、日課のように聞いていました
新作アルバムの「ポルナレフ革命」が出るまでずっと・・・
フランス語だから、歌詞カードを見てもなかなか一緒には歌えないんだ(笑)
でもデタラメに歌ってましたよ


「愛の休日」・・・原題はHolidaysですが、
ポルナレフの邦題には「愛の・・・」が多いんですよ
Holidaysは休日でいいのかな?複数形なのが気になります
聖なる日・・・の印象もあるね(HolidayはHoly Dayが語源)
Holidaysだけ英語なんですよ
(ワンフレーズだけ英語なんて・・・J-POPみたいだね)
ポルナレフは曲の出だしだけ英語・・・というパターンが多い
レコードに対訳が付いていたんだけど、Holidaysだけそのままだったんです


https://youtu.be/hXG4Tcm2ZIU


♪Holidays…それは空から降りてくる飛行機
その翼の影の下を街が通り過ぎる
なんて地上は低いのだろう
あれほどの空、あれほどの雲を君はわからない
君の年齢では人生が君を疲れさせる
なんて死は遠いのだろう
それは空に住む飛行機
忘れないで、美しい君
飛行機は弱っている
なんて地上は低いのだろう
Holidays・・・


一部欠落してますが、大体こんな対訳でしたね・・・
訳わかりません(笑)
僕の年齢ではこの歌詞が僕を疲れさせる、
なんて難解な歌詞なのだろう・・・と思っていましたよ(笑)
これはポルナレフではなく、作詞家ジャン・ルー・ダバディの作詞です
確かによくわかりませんが、含蓄があって、イメージも広がる・・・
歌詞としてはなかなかのスグレモノですね
繊細なメロディと相まって、この曲自体が一遍の詩のように響きます


毎日が休日のリタイアした年老いた男・・・傍らには若い女
人生が疲れるものだと君は知らない・・・俺は弱っていくばかりだ
今夜は休ませてくれ・・・だから「愛の休日」?
そんな事はないよね?!(笑)


「愛の」なんて付けるからいけないんだな
休日・・・これは平和の事なのかもしれない
戦争のない、束の間の安息の日々・・・
平和というのは、ただ休戦しているだけに過ぎない・・・
そういう意味なんだろうか?
だとしたら、凄い辛辣な歌詞だな!
人類を俯瞰しているような・・・まるで神の視点だね
このメロディ、この歌声も、そんな印象を与えます
人間離れしてると思うよ(笑)
全編がファルセットで歌われているからなのか、幻想的でもある
静かな余韻を残す、なんとも美しい曲・・・
これが「ロックとロマンの出逢い」・・・ミッシェル・ポルナレフの世界です


それでは次回はミッシェル・ポルナレフ特集、第二夜という事で・・・
(まだやるのかよ?)
また懲りずにお付き合い下さい♪
のっぽのサリー

のっぽのサリー

Long Tall Sally
The Beatles 1964
Little Richard 1956



ロックンロールの名曲!「のっぽのサリー」です


今ではすっかり「ロング・トール・サリー」という事で、
かつての邦題は駆逐されている状態ですが・・・
「のっぽ」はいつから放送禁止用語になったんだ?
それなら「できるかな」のノッポさんの立場はどうなる?
(余り関係ないか 笑)


タイガースのサリーも、背が高いから付けられた愛称だ
ジュリーにサリー・・・どっちも女の名前だぜ?
まあ、人名だからまだいいか・・・ピーっていたもんな(笑)
ピーって凄い愛称だよね


ビートルズの「のっぽのサリー」は、音楽誌「ミュージック・ライフ」のラジオCMに使われていた
15秒くらいのスポットだったけど、ガツンとインパクトありましたね
曲は知っていたんだが、まだまだビートルズ全曲制覇もできていない頃だから
ビートルズだと思わなかったんだ・・・一生の不覚だね
この声、凄いよな!
黒人かと思ったよ


https://www.youtube.com/watch?v=EGWUUEQ0Bt0


本国イギリスではEPとして出てるんですね
デビュー前から演奏しているポールの十八番です
よくモノマネと言われますが、本家より貫禄あるんじゃない?
恐ろしい才能だ


ビートルズの「アイム・ダウン」は、明らかに「のっぽのサリー」に代わる曲を・・・
という事で作ったんでしょうね
ここまで手の内をさらしているのは珍しい・・・バレバレだ
どっちもライブでのラスト・ナンバーにしていたし・・・
日本公演でも「のっぽのサリー」でしたね
そうそう、前座でドリフターズがやっていたのもこの曲でした
(仲本工事が歌っています)





オリジナルのリトル・リチャードはとにかく豪快!
陽気にわめき立てるのが最高だ
ロックンロールの創始者の一人ですね
チャック・ベリーがギターでロックンロールなら、
リトル・リチャードはピアノでロックンロールだ


http://www.youtube.com/watch?v=jqxNSvFMkag


黒人の曲は(当時のアメリカでは)白人のラジオ局では掛けてもらえない・・・
リトル・リチャードの初のヒット曲「トゥッティ・フルッティ」も
白人のお坊ちゃま、パット・ブーンがお行儀良くカバーして大ヒット・・・
「今度はパットの野郎には歌えない曲にするぜ!」と作ったのが
「のっぽのサリー」らしい
ところがまたまたパット・ブーンがカバーしてヒットさせるんです
なかなか手強いね


ロックンロールという言葉も、段々白人のロックンロールだけに使われるようになって、
黒人のロックンロールはリズム&ブルースと呼ばれた・・・と
チャック・ベリーも憤慨してましたね
(リズム&ブルースは黒人音楽を指す言葉として、以前から使われていた)
あ、それから!リズム&ブルースはよくR&Bと表記されますが、
アール・アンド・ビーと呼ぶのはダメですよ
ロックンロールだってR&Rと表記されるけど、
アール・アンド・アールとは誰も読まないでしょう?
同じ事です


リトル・リチャードは黒人として差別されていただけではなく、
同性愛者として、また「悪魔の音楽」と呼ばれていたロックンロールを
演奏する者としても非難され、
まさにギリギリの所でロックしていたんだな
自分を肯定しようとする叫びがロックンロールになったんだろうね
音楽のパッションが桁外れだ
一時、引退して牧師をしていたというんだから・・・
振幅の大きさを物語るエピソードですな
そんなリトル・リチャードですが、引退後の復活コンサートでは
ビートルズが前座をつとめた・・・というのが、ちょっといい話です


同性愛者という事で、「チャック・ベリー自伝」では
リトル・リチャードの言葉が全部、御丁寧にもオネエ言葉で翻訳されていた!
あれには笑ってしまったな〜
そんな訳で、のっぽのサリー=背が高い女の子
=男みたいな女=つまり、オネエ・・・の事なんですね
同性愛者ならではのロックンロールだ
これには岸部一徳もビックリだろう
(俺、オネエだったのか?!)


♪〜メリーおばさんに教えよう、ジョンおじさんの事
ミジメなもんだって言ってたけど、そうでもないってね
楽しんじゃってるよ、背の高いサリーとね・・・
今夜は楽しもうぜ♪


この曲はストレートに「楽しもうぜ!」って歌っているんだ
ロックンロールとは言え、ここまで単純明快なのは余りないよね?!
最高だ!


メリーとジョン(=ジョニー、ジャニー)は姉弟なんだな?
ジャニーズ事務所みたいじゃないか?!
(副社長はジャニーの姉メリー)
ジャニーさんは少年愛のゲイだね(本人は否定しているが・・・)
ビートルズの敏腕マネージャー、ブライアン・エプスタインもそうでした
ジャニーさんはエプスタインを意識していたのかもしれない
初代ジャニーズも、フォーリーブスも、ビートルズと同じ4人組だしね
ゲイノウ界はゲイが幅をきかせているのだ・・・
ソング・フォー・ユー

ソング・フォー・ユー

Leon Russell
A Song For You
1970



レオン・ラッセル・・・なかなか渋くて泥臭い風貌ですが、
音楽もやっぱり渋くて泥臭いんです
人は見かけによるんだな〜(笑)


レオン・ラッセルは、カーペンターズが歌っていた「スーパー・スター」「マスカレード」「ソング・フォー・ユー」の作者として知りました
(「マスカレード」はその後ジョージ・ベンソンがヒットさせていますね!ギターとスキャットでユニゾンするのが粋だよね〜)
「ソング・フォー・ユー」はカーペンターズのアルバム・タイトルにもなっていたりして・・・
カーペンターズというと、レオン・ラッセルとはアーティストのイメージが全く違うんですが
さすがカーペンターズ、人を見た目で判断してないんだね(笑)


それまでバック・ミュージシャン、プロデューサーとして活躍していたレオン・ラッセル・・・
この「ソング・フォー・ユー」は、彼のファースト・アルバムに収録されています
当時よくあった、ソングライターがシンガーとして
レコード・デビューするというパターンですな


先にカーペンターズの方を聞いていたので、
最初はレオン・ラッセルのダミ声には なかなか馴染めなかったな〜
なんだこれ?って思ったね
これ、ヘタウマの世界だよね?!
音程もアヤシイし・・・
ハッキリ言って、これは作者だから許される歌い方です(笑)
こんな歌い方で人様の曲をカバーしたら、なめてんのか?と
絶対に怒られます!
でも、馴染んでくるといいんだよな〜染みるわ〜


http://www.youtube.com/watch?v=ZvazuyF6eXw


演奏は本人のピアノとクラリネット
(クラリネットもこなす奴はなかなかいないぜ?!)
それだけで完璧なアレンジになっているし、
なかなか渋い演奏だね


この曲にあえて難癖をつけると・・・
エンディングのアレンジが今一つ泣けないんだ
泣くもんか!って強がっているのかもしれないね
可愛いトコあるじゃん


♪ 實ス万もの観客の前で歌ってきた・・・でも今は君と二人きり
君だけにこの歌を歌っている
うまく言葉になっていないかな?
でもこのメロディを聞いてくれればわかるはず
君を愛しているんだと・・・
僕の人生が終わる時、一緒にいた事を思い出してほしい
この歌を君に歌っていた事を・・・


なかなかいいじゃないすか〜
多くのアーティストがカバーしたがるのがわかりますね
さすがにレオン・ラッセルの歌い方までは、誰もコピーしていませんが(笑)
味わい深い逸品です♪
サタデイ・イン・ザ・パーク

サタデイ・イン・ザ・パーク

Chicago
Saturday In The Park
1972



シカゴは70年代前半、凄い人気だったな〜
ヒット曲もいっぱいで、どの曲もいいんだよ
そう、ブラス・ロックです!いいよな〜
ブラッド・スウェット&ティアーズとかもいたね
あれからブラス・ロックは何処へ消えてしまったんだろう?


60年代後半・・・ロックの時代になって、ジャズ出身の
ブラス、ホーン奏者たちが流入してきたんだろうね
ジャズの帝王マイルス・デイヴィスも、エレキやエレピを入れて
ロック・ビートを取り入れていた
おまけに自分のトランペットにエコーやワウワウまで効かせちゃっていた
そんな時代です


当時、アメリカはベトナム戦争反対運動や公民権運動が盛んな時代・・・
シカゴの曲には政治的なメッセージの歌詞が多い・・・硬派のイメージだ
でもメロディはポップなんだよね
そして演奏はパワフル!
音楽にそういったメッセージが必ずしも必要だとは思わないが、
何か 伝えたい事がある音楽が力強いのは否定できない所だ


シカゴといえばアルバム(ファーストからサードまで)がみんな2枚組なんだよね〜
その次に出たカーネギー・ホールのライブ・アルバムなんて、4枚組ですよ?!奥さん
なかなか敷居の高いバンドでしたね〜
まあ2枚組は出そうと思っても、普通はレコード会社がウンと言わないと思うんだけど・・・
デビュー・アルバムにして2枚組・・・やっぱり大したもんです


当時、ベスト・アルバムが出ていたら、間違いなく買っていただろうな〜
シングル盤は2枚持っていたけど、B面曲も良かったんすよ
シカゴは札幌で公演した事がある・・・そのせいか地元でも人気だったんです
まあ、俺は小学生で、それは知らなかったけどね(笑)
小学生の時、クラスで6人くらい、洋楽好きのグループがあったんだ
みんな兄貴とか姉貴がいる・・・上の兄弟がいる奴は、
彼等が聞いていた音楽の影響もあって、音楽的にマセているんだね
俺はいないから、情報量でまったく太刀打ちできなかった・・・
悔しかったね・・・だからマニアックにならざるを得なかったんだよ(笑)


そんな訳で、この曲「サタデイ・イン・ザ・パーク」は
初のシングル・アルバム(1枚組ね・・・変な日本語だけど)となる
「シカゴX」からのカットです
初期シカゴ最大のヒット曲になりますね
この曲はイントロのピアノが流れてくると、もうそれだけで嬉しくなるんだ♪


http://www.youtube.com/watch?v=_Mnw9uiYggU


土曜の午後の平和な公園・・・
これはニューヨーク、セントラル・パークの事だと、作曲のロバート・ラムが語っています


♪土曜日の公園
あれは7月4日(独立記念日)だったのかな
みんな楽しそうだ
思い思いに自由を祝福してる
毎日がこうだといいと思わないか?
望むならそうなるさ
こんな日をずっと待っていたんだ・・・


ベトナム戦争も終結が近い・・・という事なんですかね?
反戦歌なんですが、のんびりとした感じです
これ以降、どんどん丸くなっていくんですね
そしてその後、まさかシカゴがラブ・バラードを歌うAORバンドになるとは!
夢にも思わなかったな〜
こいつら日和(ひよ)ったな・・・と思われても当然です(笑)
でもシカゴだけでなく、大衆も日和ったんですよ
シカゴは時代と共に歩いてきた・・・とも言えるんですね
つまり、売れ線狙いって事か?
アレ?擁護になってないぞ(笑)


今も現役で頑張っているシカゴですが、やっぱりオジサンは
硬派のシカゴが好きなんです・・・カンベンして下さいォ
シカゴは断然、ブラス・ロック期がイイと思うよ?
NEW ENTRIES
ビクター犬、ニッパーは音楽を聴いている?!(10.30)
ブラックバード(01.05)
イマジン〜ジョンとヨーコ、2017年初春(01.05)
Index 〜 Listen To The Music Classic 年末年始スペシャル・エディション(12.29)
ジャズからロックンロールへ〜ルイ・ジョーダンのジャンプ・ブルース(11.30)
彼女はデリケート(10.31)
ラヴィング・ユー(09.24)
どんないいこと(08.19)
ビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティン(07.29)
ジス・オールド・ハート・オブ・マイン(06.15)
RECENT COMMENTS
TAGS
<INDEX〜記事一覧(投稿順)> <Nipper> ABBA Aerosmith AlKooper AlbertHammond ArtGarfunkel B.J.Thomas BillEvance BillHaley BillyJoel BillyPaul Bjorn&Benny Blood,Sweat&Tears BobDylan BookerT&TheMG's BozScaggs BrianWilson BurtBacharach CarlySimon CaroleKing Carpenters CarrieUnderwood Char Chase Chi-Lites Chicago ChuckBerry DavidBowie DeepPurple DionneWarwick DonaldFagen DschinghisKhan Eagles Earth,Wind&Fire EltonJohn ElvisPresley EricCarmen FrankSinatra GeorgeBenson GeorgeMartin GilbertBecaud GilbertO'Sulliva GladysKnight&The JamesBrown JamesTaylor JanisIan JanisJoplin JeffBeck JerryWallace JoeCocker JoeJackson John&Yoko JohnLennon KeithRichards Kiss LarryWilliams LedZeppelin LeonRussell LittleRichard LosIndiosTrabajas LouisArmstrong LouisJordan Madonna MarvinGaye MichaelJackson MichelPolnareff MikeOldfield MilesDavis Mina MinnieRiperton NeilSedaka O'Jays OtisRedding PaulMcCartney PaulStanley Prince Queen Raspberries RayCharles RayParkerJr. RichardClayderma RingoStarr RodStewart RonaldIsley SMAP Santana Silver Simon&Garfunkel Slade SteelyDan StevieWonder Stories T.Rex TammiTerrell TheBeachBoys TheBeatles TheDoobieBrothers TheIsleyBrothers TheJacksons TheJam TheOsmonds ThePlatters ThePolice TheRollingStones TheRonettes TheStylistics TheThreeDegrees TheTurtles TheVerve TheYardbirds TinyBradshaw TomWaits TonyAshton Wings 〈CMソング〉 〈MidnightJazz〉 〈ジャズ喫茶〉 〈テレビ主題歌〉 〈ロシア民謡〉 〈映画音楽〉 〈著作権・版権〉 「ブルースにこんがらがって」 「音の散策」 「月刊ポルナレフ」 かまやつひろし ちあきなおみ ちのはじめ イースト イエロー・マジック・オーケストラ オーロラ三人娘 ガロ キャデラックスリム キャロル キャンディーズ クレイジーケンバンド グッチ裕三 サザンオールスターズ サンボマスター ザ・キングトーンズ ザ・ゴールデン・カップス ザ・スパイダーズ ザ・タイマーズ ザ・ピーナッツ シーナ&ザ・ロケッツ シュガーベイブ ジョニー大倉 タモリ デイヴ平尾 トワ・エ・モワ ハナ肇とクレージーキャッツ ビートたけし フォーリーブス フラワー・トラヴェリン・バンド 安部恭弘 井上堯之バンド 奥村チヨ 欧陽菲菲 吉井和哉 吉田拓郎 吉田美奈子 桑田佳祐 荒井由実 佐々木幸男 佐野元春 左とん平 細野晴臣 坂本九 坂本龍一 秋元康 所ジョージ 小室等 小林亜星 小林克也 少女時代 松本隆 上條恒彦 植木等 仁井山征弘 川内康範 太田裕美 大滝詠一 沢田研二 長谷川きよし 筒美京平 萩原健一 尾崎豊 浜田省吾 富田勲 平浩二 北公次 野猿 矢沢永吉 漣健児 六文銭 和田アキ子
ARCHIVES
LINKS
RSS
RSS